猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

東村アキコ NFT 「NEO美人画 2022」展

2022年11月24日 13時46分34秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
      
2022.11.22 ー 11.27迄、東京表参道駅すぐの Spiral Garden スパイラルガーデンにて、東村アキコ氏の NFT 「NEO美人画 2022」展 が開催されています。
なんと無料です。

スパイラルガーデンのページ → スパイラルガーデン

展覧会ご案内のページ → 東村アキコ NFT 「NEO美人画 2022」展

こちらのページによりますと、   ↓

「NEO美人画 2022」は、『東京タラレバ娘』、『海月姫』など数々のヒット漫画作品を生み出してきた漫画家・東村アキコ氏が、初めて現代アートとして発表する20点の作品群です。

又、こちらの作品群は NFT として、販売も行っています。

NFT の説明は以下 最近話題てすね。  ↓
非代替性トークンとは、ブロックチェーン上に記録される一意で代替不可能なデータ単位である。NFTは、画像・動画・音声、およびその他の種類のデジタルファイルなど、容易に複製可能なアイテムを一意なアイテムとして関連づけられる。代替可能性がないという点で、NFTはビットコインなどの暗号通貨とは異なる。

行きたい ! と思ったときは既に遅く、野暮用だらけで期間中に行けなそうで残念だったのですが、そんな人には NFT のページで入札せずとも絵を見ることが出来ます。

東村アキコ NFT 「NEO美人画 2022」はこちら → 東村アキコ NFT 「NEO美人画 2022」

現代の和装美人画がずらり。
東村氏の説明詩文もそのまま一つのマンガ作品になりそうで、趣が有りますよ。
ぜひページに飛んで楽しんでください。

以前は高級版画などで作品を発表していた方もいましたが、今後このように NFT  に他のマンガ作家さんもどんどん進出していくのでしょうか。
楽しみなような、マンガもネット上でなく現物本派の私はちょっと寂しいような。





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近況報告 2022年6月 主にマンガ

2022年06月18日 13時15分26秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
         ↑ ミミたん。何ブスっ垂れているんだか。。

ご無沙汰しております。
気づけば2022年も半年過ぎ、6月も半分過ぎてました・・・。
6月になってから更新していなかったので、最近の報告でも。

元々マンガは 紙派 なので、買うか友人に借りるかもしくはツ〇ヤ等で借りて読むというのが今まででした。
去年ついにウェブコミックの世界に足を踏み入れてしまい、待てば0円システムを利用してネット上のマンガを読み散らかしてました。
その中でも気に入ったものはツ〇ヤ等で借りて読み、もっと気に入ったものは買って蔵書にしました。
でも買ったのは今のところ1シリーズだけでしたね~。

           ↓ それがこれ。 「猫と竜」原作 アマラ 漫画 佐々木 泉 キャラクター原案 大熊 まい



今7巻出ていますが、私はまだ6巻までしか持ってません。
買ってから知ったのですが、
原作は「小説投稿サイト短編作品ながら異例の ランキング1位 」を取った作品という事で、納得の面白さです。
絵柄も可愛くてちょっと外国のイラストの雰囲気が有って、お話に合っている。
猫と竜のほんわかとした日常を描いた物語。
猫に育てられた竜と猫、そして人間たちの温かく、ちょっと切ない、超人気ファンタジー!

なんです。
私の中で久方ぶりのヒットです !

            ↓ ついこの間買ったのはこれ。

           

大御大、水野英子先生の総特集本です。
私が小学生の頃、日本に「少女週刊誌」というものが発刊され始めました。
その前から少年向けの週刊誌は有り (少年マガジン、少年サンデー、少年キング等) 弟用に親が買ってくれて他の姉妹兄弟も読んでました。
石森章太郎氏(当時)や赤塚不二夫氏等トキワ荘の皆さんのマンガが好きなのは、当時それらの雑誌で大活躍されていたからです。
それに少し遅れて少女向けの週刊誌が出てきました。
「マーガレット」、「少女フレンド」などです。
両方読んでましたが、水野先生はマーガレットに描いていたようです。
「こんにちわ先生 ハロードク」「すてきなコーラ」「赤毛のスカーレット」等夢中で読んでましたね。
絵の旨さ、舞台が外国でストーリーも映画のようにお洒落で、少女の憧れが詰まった作品でした。
ドレスのドレープなど、その後何人ものマンガ家さん達が
「一生懸命真似しました」
とおっしゃっています。もちろん、私も。(笑)

高校の頃は衝撃の問題作 「ファイアー !」週刊セブンティーン掲載 に夢中に。
マンガ史上初の本格ロックマンガとして、60年代末のヒッピーカルチャーを背景とし、若者の真実と悩み自由を追い求める姿を描いて人気でした。

            ↓ 当時のコミックは一部今も大切に取って有ります。

           

「すてきなコーラ」の中に収録されている「セシリア」がお気に入りです。
当時のマンガ少女には好きな方多いです。

この総特集、ぱらぱらと読んでいてまだしっかりとは読んでいないんですよ。
パラパラだけでも、はぁ~、当時を思い出しちゃうわ。
という事で進まないの。(笑)

他の話題を( ^ω^)・・・。

            ↓ とらやの羊羹頂きました。





虎柄なのが又なんとも。(笑)

            ↓ いきつけの喫茶店(主にランチ利用)のカップ。







ランチにミルクティー付けてくれるのですが、いつもカップが可愛いのよ。

            ↓ 近所の中華店の 冷やし中華 ランチ時のみ有り



900円台でしたがなかなかのコスパだと思います。

私は変わらず、プールに通い、マンガを見て、最近はネットフリックスを導入して映画やアニメを見て、元気にしています。







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超訳マンガ 百人一首物語 全首収録版

2021年10月03日 20時01分26秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
        ↑ 表紙です。コロコロコミック並みに分厚い本です。

            ↓ 表紙が綺麗ですね~。カバーイラストは飯田要さんです。



昔々・・・。
私がまだほんの子供の時分。
子供が多かった我が家では、お正月になると「百人一首」を皆でやって遊びました。
お正月にはリアルに羽根つきとか竹馬とかすごろくもやっていた時代です。
皆、得意の持ち札があって、子供ながらにそれだけは死守しようと頑張ってました。
1年に正月時期だけだし、意味も良く分らず、その時はお正月には百人一首をやるもんだとしか。
でも、ちょっと興味が出て自分で百人一首の意味が分かる文庫本を買って読んでました。
その本は最近までありましたが、流石に黄ばんでしまって引っ越しの時に捨てましたが。

今になってみると会話の中やテレビで百人一首の上の句が出てくるといくつかは下の句を言う位には覚えていて、これが世にいう(百人一首的表現)(笑)素養「練習や学習により身につけた力や知識」というものかと。
世の中の親が、子供にあれもこれも習い事をさせるのは、それが将来仕事にならなくてもきっと教養の一部になってくれるからと知っているからでしょう。

それでこの本ですが。
初めに百人一首が成立したあらましを語り、その後各首6ページ~8ページで内容と背景などをマンガで説明しています。
マンガを執筆しているのは17人のマンガ家さん達です。女性が多いような ?
題名に「百人一首物語」と有るように、ただ説明しているだけでなく各マンガ家さん達のアイデアが詰まっているような造りになってますね。

マンガとして気に入ったのは、

第10首 蝉丸「これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」

親が友人同士の子供たち(男女)。
片方の家族が赴任地へ赴くため、片方の家族が送りに来た逢坂の関で、男の子は女の子に花を渡して心残りながらも分かれた。
物悲しくも道の端には僧の弾く琵琶の音がベンべベンと響く。
10年後同じ 逢坂の関 にて赴任地から帰ってきた男性(女の子連れ)は、結婚してだんな様について逢坂の関を出ていく、かっての女の子(男の子連れ)に行き会う。
「そうか、今度はあなたが東国へ行くのですね。僕は京都に帰ります。どうぞお幸せに」
そこにも道端の僧が弾く琵琶の音が・・・。
さらに10年後。
琵琶の音響く逢坂の関で子供たちが行き会う。
「どこかでお会いしましたっけ ? この琵琶の音が何だか懐かしくて」
「まあ、私もですの。あら子供の頃に ? 」
「もしかしたらその時すれ違っていたかもしれませんね」
「良かったら少しお話しませんか ? 」

マンガの他に古典の常識のコラム、百人一首を楽しむための語注、作者名・歌の索引などもあり、特にイラスト入りの語注はとても参考になりました。
思っていたより重々しい(本自体も)本格的な造りで、本当にこれ一冊あれば 百人一首 が全て分かる ! 
古典好きな方には良いですよ !

ところで私、このブログで前にゴルフ百人一首なんてものを作ってまして。。。

   ゴルフ 百人一首

   ゴルフ 百人一首 Ⅱ

百人一首は恋の歌が多いので、自分だけではどうにもならない状況の歌が多く、思い通りにならないゴルフの歌にぴったりはまるんですよ。
皆様もうまくいかない仕事やご趣味を思いつつ、一句ひねってみては。

もう一つ、まんが百人一首てのも作ってた ( *´艸`)  ↓

   まんが百人一首

お粗末様でした。

超訳シリーズには、他にも「超訳マンガ×オチがすごい文豪ミステリー」もあるようですね。






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マンガ雑談

2021年05月10日 14時39分00秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
マンガ読みの私の最近は、新し目のマンガを ツタヤさん で借りて読んでいます。
どうもスマホでは読みづらくて、本派 です。
「大奥」よしながふみ氏 は完結まで読みました。
「雪花の虎」東村アキコ氏 も。
「鬼灯の冷徹」江口夏実氏 も。
「ランド」山下和美氏 も。
まだ続けて読んでいるのは、
「イノサンルージュ」
「無尽」
「乙嫁語り」
「夏目友人帳」
「信長協奏曲」
「猫絵十兵衛」
「七つ屋志のぶの宝石匣」
「メイドインアビス」
「おじさまと猫」
「ゴールデンカムイ」
「チェーザレ破壊の創造者」
「マロニエ王国の七人の騎士」
「卑弥呼」
「アルスラーン戦記」
「お嬢様のお気に入り」
「葬送のフリーレン」
等など、見事にジャンルバラバラです。( *´艸`)
ごく最近は流行りの 転生もの にも手を出してしまって、
「転生したらスライムだった件」及びその派生作品
「蜘蛛ですがなにか?」及びその派生作品
「リアデイルの大地にて」
「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令状に転生してしまった」
等々。
ツタヤさんに無くて、入ったら読みたいものは、
「猫奥」 山村東氏 モーニングコミックス ← 大奥の猫話し
「自称悪役令嬢な婚約者の観察日記」蓮見ナツメ氏 ← 絵が綺麗

余りに多いので、何巻迄読んだかメモを作って ツタヤさん の中をウロウロ探してます。(笑)

閑話休題 それはさておき

と言ってもアニメの話ですが。
良く乗るバス路線の途中に一昨年くらいか、大きなアニメの看板かポスターを掲げているカフェらしいのが見えて。
後で分かったのですが「鬼滅の刃」の炭治郎と禰豆子が抱き合っている図で、そこは ufotableユーフォテーブルさん のカフェでした。
最初は知らなくて、
「ふーん、今はこれ流行ってるのか~」
位だったのが去年からあれよという間に若い女性の列ができ凄いことに。
去年の中頃から今年に入ってからは流石に コロナ過 で行列迄は出来ていませんが、まだ人は良く入ってますね。
以前友人と 「しろくまカフェ」 に行った事有りますが、ここもずっとやっていたらそのうちに1回位バス降りて行ってみたいと思ってます。
あっ、原作は去年から今年にかけて全巻ツタヤさんで読みました。

    ぐるなびのページ → ufotableCafe

「不滅のあなたへ」大今良時氏原作 ってアニメ知ってますか ?
偶然NHKEテレの深夜枠で見て興味を持って、パソコンで無料のマンガ見てみました。
面白くて、でも無料は途中までだから続きどうしようかな~と。
こういうのって、途中抜けて最新話が読めたりするんですけど、最初哲学的なのに今のはちょっと興味ない。
ツタヤさんにあるか、今度探してみよう。

最近の私的マンガ事情でした。
ネッ友さん達、今読んで面白いと思っているマンガ・アニメ教えてくださいませ。







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週刊 「あしたのジョー」35号

2014年11月26日 14時00分11秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
  ↑ 週刊 「あしたのジョー」35号表紙

これ、見たことありますか ?
もう35号も出ているそうです。
私はこれを持病の薬をもらいに行く薬局でもらいました。
元々は1部200円、一括購入3ヶ月720円で売っているものだそうですが、そこでは何冊か置いてあってご自由に、となっています。
スポーツニッポン新聞社による週刊マンガタブロイド紙だそうです。
傑作昭和マンガシリーズの第一弾として毎週出ているようです。

「あしたのジョー」復刻連載!週刊マンガタブロイド紙創刊 | マイナビニュース

      ↓ 中を開けたところ。当時の連載5~6週分でしょうか。



      ↓ 裏表紙。4週ローテーションで具志堅用高や辰吉丈一郎などのリレーコラムが載っています。



全部集めて通して読みたいな~。
でも薬局は1ヶ月に一回しか行かないしな~。(買って読め!)
リアルでも中学か高校生の時、毎週楽しみに読んでましたけどね。
当時の男子は皆、又私のようなマンガ好き女子も毎週楽しみに読んでました。
社会現象も含めた、今で言えば「進撃の巨人」とか「ワンピース」みたいなもんかしら。
今はちょっと人気が出るとメディアや企業がすぐに乗って来てメディアミックス展開しますが、「あしたのジョー」は自然発生で人気が大きくなったのですよ。
寺山修司が力石のリアルお葬式までやったものね。
もっとも下ではアニメの宣伝だったと言われてますが。  ↓ 

有名な漫画「あしたのジョー」力石徹の実際の葬儀。実はアニメの宣伝だった!? - NAVER まとめ

なんにせよ、こういった昔のマンガがまだ人気が有り続け、又見られるのは嬉しいですね。






            このシリーズ次回は何が出て来るか楽しみなトミー。





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レンタルコミックにはまってます。

2014年01月23日 13時28分25秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓


      ↑ 最後に借りていた「87CLOCKERS」1~3巻と蛇蝎の5巻


最寄駅前の ツ○ヤさん に去年レンタルコミックコーナーが出来まして。
去年内はふ~んと、見ないようにしていたんですが(笑)
年末から5冊300円と言うお値段設定になり、曜日によっては10冊で500円と言う日も有りとなってからは黙殺できなくなって。(笑)

以前 猫カフェ で読んでいた「銀の匙」の続きを読みたいな、と思って5冊借りたら最後でした…。
借りてきてすぐに読みきり、返しに行ったその足で又本棚をあさり、借りては返しの繰り返し 地獄(天国か?) にはまっております。

今まで借りて読んだのは以下のごとく。

荒川弘 「銀の匙」 5巻~9巻
 
マキヒロチ 「いつかティファニーで朝食を」 1巻

秋里和国 「蛇蝎」 1巻~5巻(完了)

中村光 「聖☆おにいさん」 1巻~9巻

高橋留美子 人魚シリーズ「夜叉の瞳」 

二ノ宮知子 「87CLOCKERS」 1巻~3巻

まだまだ ツ○ヤ の本棚には読んでいない、特に少年誌・青年誌連載ものがあるのでしばらくは通いつめそうです。(笑)




        これを機会に「進撃の巨人」なんて読んでみようかと思うトミー。




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「3月のライオン1万人にメリークリスマスキャンペーン」来たよ。

2013年12月24日 20時57分32秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓


          ↑ ロッテの雪見だいふくとのコラボですね。


すっかり自分は忘れていたけれど、さる9月27日発売の「3月のライオン」9巻初版本に封入されているチラシの応募券を切り取ってはがきに貼って送ると、
「抽選で1万名様に羽海野チカ先生からクリスマスカードが届きます!」
というキャンペーンがあって、めったに初版本なんて買わない私がたまたま買ったので送っておいたんです。

2~3日前に郵便受けを見たら なんとも可愛いおハガキ が入ってました。
ウミノさんの愛猫 ブンちゃん がトナカイとなって雪見だいふくのそりを引っ張ってます。
ブンちゃんかわええ~ ! 
乗っているのは二階堂サンタ君。
右下には桐山君とあかり、ひなた、モモの三姉妹がそりを見上げています。





           ↑ 宛名面にはウミコサンタさんからのメッセージが。




メリークリスマス
☆ウミコサンタじゃよ☆
みんなの所に小さなハッピーが
ポワポワ降って来ますように☆
そして、もうすぐやって来るピカピカの新しい一年が
思い出に残る楽しい一年になりますように
              ウミコandブンちゃんより



なんか、1枚のハガキに幸せな気持ちにしてもらいました。
   

   おまけ  ↓ リーガロイヤルホテル東京のエレベーターの中のクリスマス飾り





             記事アップが遅れて、危うく季節外れになったトミー。



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「マンガ黄金時代 '60年代傑作集」

2013年09月11日 22時27分20秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓


         ↑ 文春文庫 ビジュアル版 1986年6月25日 第一刷 
           これは1995年2月5日の第6刷


文庫にぎっしり当時の傑作短編マンガが詰まっています。
以前の記事の本 

文春文庫ビジュアル版 「少女マンガ大全集」 

の前に買ったのですが、自分にはなかなか内容が重くて紹介できなかった本。
「少女マンガ~」の方がへぇ~こんなんあったの、と気軽に記事に出来ました。

なにしろ1960年代中頃は、自分がマンガに目覚めた頃。
中学生になると ガロ や COM の大人系・芸術系マンガに背伸びして興味を持ち、こちらに載っている作品も記憶にあるものが多いです。(初掲載時に見たわけではない物も多い)

当時の記憶がぶわっ~と出てきて、昔に返っちゃうと文章が出てきません。。。
と言うわけで(どういうわけ?)、又掲載作品の目次から。


手塚 治虫   ジョーを訪ねた男
滝田 ゆう   ラララの恋人
楠 勝平    おせん
山上 たつひこ ゼンマイ仕掛けのまくわうり
つげ 義春   ほんやら洞のべんさん
勝又 進    四コマ特集
藤子 不二雄  ひっとらあ伯父サン
村野 守美   宿の蛍り
赤瀬川 原平  お座敷
山松 ゆうきち 一六ばあさん
つげ 忠男   河童の居る川
谷岡 ヤスジ  ヤスジのメッタメタガキ道講座
林 静一    巨大な魚
佐々木 マキ  うみべのまち
永島 慎二   青春裁判
日野 日出志  赤い花
水木 しげる  テレビくん
真崎 守    情炎のぶつぎり
赤塚 不二夫  怪僧ケツプーチンなのだ
川本 コオ   すっぱい季節
宮谷 一彦   ライク ア ローリング ストーン
やまだ 紫   しつもんがあります
淀川 さんぽ  身体検査
あすな ひろし 武蔵野心中
高 信太郎   ホモ太郎
樹村 みのり  おとうと
つりた くにこ 六の宮姫子の悲劇
鈴木 翁二   マッチ一本の話
辰巳 ヨシヒロ さそり
青柳 裕介   いきぬき
石森 章太郎  春の宵
白土 三平   傀儡(くぐつ)がえし


私にとっては、懐かしい作品ばかりですね。
当時 ガロ や COM で初出を見たものも多い。

それにしても、作者の方達の鬼籍に入ってらっしゃる方の多いこと。  
私が知っているだけでも、手塚先生、滝田ゆう氏、勝又進氏、藤子不二夫のお一人藤本弘氏、村野守美氏、谷岡 ヤスジ氏、永島 慎二氏、赤塚不二夫氏、やまだ紫氏、あすなひろし氏、つりたくにこ氏(満37歳没)、青柳 裕介氏、石森章太郎氏の各氏が既にいらっしゃらないなんて。
それも皆さん50歳や60歳代で亡くなっている方が多いんですよね。
マンガ家って激務なのはエッセイマンガなどで知っていますが、当時の人はお酒もタバコもたしなむ人が多かったし。

つりたくにこさん、久しぶり~懐かしいわ~と思ったら、若くして難病のために亡くなられていたのですね。
あの、ぬぼーっとした 六の宮姫子 は名前も好きだったし、親にしかられるツボとか考え方が当時の女の子そのもので、自分もこんなだったなと思い出しました。
今生きてらしたら、どんなマンガを描かれたんだろうか。

今回読んでやっぱりいいなぁ~と思った勝又 進氏も亡くなられていたんですね。
あわてて 「勝又進作品集」 買いました。
でも買ったのは短編集で、私の好きな4コマ物じゃなかった。
4コマ集出ているかな。
いえ、短編も味があっていいんですが。

「マンガ黄金時代 '60年代傑作集」に掲載されている 4コマ特集 の内容は、当時の過激学生の生態とか、それに対する教授や親世代とのずれとか、今の世相とはちょっと違いますが、今の若者が読んでも解るんじゃないかな。
団塊世代の人が今見たら、泣いて懐かしがる気がする。

当時 ガロ の中でも勝又氏の 4コマ 好きだった。
一コマ目 誰かの胃の中で 「毎日毎日餃子ばかり食いやがって」と愚痴をこぼす回虫(?)
二コマ目 「我慢できん !」 と胃の壁をがぶり !
三コマ目か四コマ目 あたた、と道に座り込むいいところの奥様風のそそとした女性。
          大丈夫ですか ? と聞く作者の分身。 
          「ええ、昨日のステーキが当たったらしくて」

はっきりしないがこんな作品があって、絵まで思い出せるほど40年以上経った今でも覚えてる。

白土三平氏「傀儡(くぐつ)がえし」も覚えていた作品。
長編作品ではないけれど、当時の自分には脳裏に刻まれた作品だった。
白土氏は長編で有名だけれど、短編の忍者マンガでも良い作品をどんどん少年誌に発表されていて、へ~、ほ~、と歴史を勉強する感じで楽しく読んでました。

楠 勝平氏の 「おせん」 も、映画1本見た気にさせる、しみじみいい作品よね~。
結末は悲しいのですが。

やまだ 紫氏 「しつもんがあります」これもいいよ~。
「ゆらりうす色」「しんきらり」などの後半生の作品よりも、当然ながら若い反発する気持ちが反映していて、わかりやすくて好きかも。
 
次々断片を思い出して切りが無い。
今回はこの辺で。
又思い出したら引っ張り出して、つたない感想を書いてみるかも。





        当時通っていた喫茶店内の風景とボーイフレンドを思い出すトミー。




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文春文庫ビジュアル版 「少女マンガ大全集」

2013年07月07日 13時07分19秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓



           ↑ ㈱文芸春秋社 1988年9月10日第1刷 文庫版です。



短編に見る魅惑のミクロコスモスと銘打って、1959年から1976年までの少女マンガのうち、精選の珠玉短編を集めました、という全集です。
いや、集まっている方々は当時の代表的な作家さんを大体網羅しているけれど、短編ばっかりでしょ、と思って期待していなかったンです。
ところが、知られていないけれど良い作品がいっぱい読めましたよ。
作者と掲載作品は以下の通り。

掲載順

竹宮 惠子 「ミスターの小鳥」 別冊少女コミック(小学館) 昭和51年1月増刊号
巴 里夫 「5年ひばり組」ひばり組学級新聞の巻 りぼん(集英社) 昭和40年7月号~45年頃
青池 保子 「死の谷」週間少女フレンド(講談社) 昭和39年掲載月不明
石ノ森 章太郎 「おかしなおかしなおかしなあの子」新版かぐや姫の巻 週間マーガレット(集英社) 昭和39年9号~40年7号 その後、「おかしなあの子」「さるとびエッちゃん」として、昭和46年12月まで続いた
ささや ななえ 「私の愛したおうむ」 りぼん(集英社) 昭和49年発行月不明
西谷 祥子 「-夏の恋- どういうわけか愛してる」 掲載誌及び掲載年月不明
ところ はつえ 「にゃんころりん」週間マーガレット(集英社) 昭和46年28号~53年47号
ちば てつや 「風のように」 週間少女フレンド(講談社) 昭和44年25号
楳図 かずお 「狐がくれた木のはっぱ」「花」20集記念デラックス号(佐藤プロ) 発行年不明 
土田 よしこ 「つる姫じゃ~っ!」 林間学校ワーイ!の巻 週間マーガレット(集英社) 昭和48年17号~54年35号
もりた じゅん 「マイ・エンゼル」(デビュー作) りぼん春の増刊号(集英社) 昭和43年 
今村 洋子 「チャコちゃんの日記」つぎいこうといいたいようよ 少女(光文社)昭和34年5月~りぼん(集英社)昭和38年頃
樹村 みのり 「まもる君が死んだ」 りぼんコミック(集英社) 昭和45年5月号
倉多 江美 「秋の入日」 別冊少女コミック(小学館) 昭和51年9月号
赤塚 不二夫 「ひみつのアッコちゃん」 カン吉と青い目のおともだち りぼん(集英社) 昭和37年6月より
里中 満智子 「ミセス・ブラウンの青春」 別冊少女フレンド (講談社) 昭和49年7月号
あすな ひろし 「雪の童話」 小説ジュニア(集英社) 掲載年月不明
文月 今日子 「初恋はトマトの味」 別冊少女フレンド(講談社) 昭和48年9月号
大和 和紀 「ミセス・ロビンスンのおじょうさん」 別冊少女フレンド(講談社) 昭和46年3月号
みつはし ちかこ 「小さな恋のものがたり」 美しい十代(学研) 昭和37年~42年単行本 立風書房→学習研究社→学研パブリッシング 2011年12月に42巻が発売され、3年半ぶりの続刊となった
わたなべ まさこ 「ミルク色の天使」 週間マーガレット(集英社) 掲載年月不明
矢代 まさこ 「シークレット・ラブ」 デラックスマーガレット(集英社) 昭和45年11月冬の号
美内 すずえ 「クリスマスの奇跡」 別冊マーガレット(集英社) 昭和50年12月号
水野 英子 「ある雪の夜の物語」 ゆりかご(?) 昭和35年1月
牧 美也子 「花時雨」 掲載誌不明(双葉社) 昭和47年
鈴原 研一郎 「ロンドン・パリ・アイラブラリー」 デラックスマーガレット(集英社) 昭和54年冬の号
大島 弓子 「七月七日に」 別冊少女コミック(小学館) 昭和51年7月号
 
現在50代以上の女性には必ずや1つや二つは読んだことのある作品おありでしょう ?
40歳代の方も覚えているのあるかも。

はてさて、
作者デビュー作が有り、
長期連載のほのぼのマンガあり、
当時の少女が日常的に読んでいた、ラブコメディが有り、
今読んでも衝撃的ないじめや自殺を扱ったものが有り、
女装美青年の複雑な愛情の話が有り
今で言う ゆり物 (当時はエスと言った)の同性愛もあり、
今で言うレディスコミック張りの大人の愛憎劇が有り、
時代を反映した 哲学的? な内容が有り、
千差万別、当時は少女マンガの世界が一気に広がった時代だったのですね。

巻末の「作家の横顔」も面白い。
インタビューだったり、作者への聞き書きだったり本人の独白だったりしますが、これも又1988年当時の作者近況で、今となっては貴重な資料となっています。

最後の最後にね~、

“少女マンガ界の諸般の事情”などにより、萩尾 望都、山岸 凉子、一条ゆかり、陸奥A子、池田理代子、木原敏江、吉田まゆみの各誌は作品の再録を辞退されたことをお断りしておく。

とありまして、この方たちのを一番読みたかった人も居るんだけどね。(私)

「60年代傑作集 マンガ黄金時代」という同じ文芸春秋から出ている文庫を探していて見つけました。
今でも Eブッ○オフ ↓ などで入荷お知らせに登録しておくと、たまに引っかかりますよ。


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       結構読んでたつもりでも、少女まんがって奥が深い、と再確認のトミー。






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漫棚通信ブログ版様より 『トーマの心臓』世界進出の記事

2013年03月05日 20時49分53秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓

いつも愛読させて頂いております 漫棚通信ブログ版 様 の記事に上記題名のものが有りましたので、ご紹介させて頂きます。



『トーマの心臓』世界進出: 漫棚通信ブログ版


は~、萩尾 望都先生のご本はまったく外国語訳されていないと思っていたら、『ポーの一族』イタリア語版は前から存在するのですね。
知らなかった…。
コメント (2)
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