猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

永島慎二 「フーテン」

2008年07月28日 09時14分50秒 | まんがエリートのための雑誌 COM
 ↑ シリーズ「黄色い涙」 青春残酷物語 の中として 「フーテン」 が出てきたのが1967年の4月号からなので、それから7冊分の COM中 「フーテン」 の表紙絵など。永島氏の作品は COM 創刊時から手塚 「火の鳥」 石ノ森「ジュン」 と3本柱の一つだったので、前のページは「火の鳥」 のことが多い。


 永島慎二作 「フーテン」 についての説明は、まんだらけ出版から5度目に刊行された豪華本 (2008年6月10日発売) の説明が一番だと思ったので、以下にリンクさせていただいた。本当はこれ紹介するだけでいいかと思っちゃったくらい詳しいし、すべてを語っている。
 さすが、同時代を生きた 古川益三氏 (まんだらけ社長です) これはCOMに佳作入選したこともある氏にとっては思い出と呼ぶよりももっとすさまじい青春の記憶となる作品なのだと思う。どうしても復刻したかったのではないか。   ↓


まんだらけ出版 「フーテン」


 そして、私がリアルで読んでいた当時の 感想 と言えば…。はっきり言って青春前期の中学生にはまだよくわからなかった。若者の先の見えない苛立ちとか、世の中への不平不満とか、時に抑えきれない感情だとか、いろいろあるんだろうなとは薄っすらわかっても、自分はまだ親がかりでそこまで至っていないというのもわかっていた。東京新宿ではこんな人たちがいるんだな~、ちょっとカッコイイかも~と思っていた。(若気の至り)
 やはり、このマンガは私より3~5歳上の団塊の世代のものなのだ。ところがその後2~3年すると地方都市の私の地元でも格好だけは真似た 偽フーテン がわさわさ出てくることになるのだが、それは又違う機会に。

 1967年1月号からの3号分は短編3つだったが、4月号からは長編連載となっているので、フーテンとして始めから長く描くつもりだったようだ。1話目の最期に昭和42年3月2日付けとして、作者からの 「蛇足」 としてこの作品を書き始めたいきさつなどがつづられている。
 いわく、まんがの描けなくなった児童漫画家、長暇 貧治(ながひまひんじ) は知り合いのフーテン仲間 伍一 が財閥の実家に連れ戻されようとしてトラックにはねられて死んでからのその後七日間にわたり、出版社から借りてきたトラノコの3万円を使い果たし、スッテンテンになるまで新宿を離れられず、フーテンすることになる。それが上の写真の7冊に最初の章 春の章 として連載されている。もちろん全部実話じゃないだろうが、全部嘘でもなさそうである。

 しかもその後も2年ほどろくな仕事もせずにフーテンと呼ばれる若者達の間を夜のクラゲのごとくに泳ぎまわり、しかし結局フーテンにもなりきれず、この物語の狂言回しとなる。もちろん、長暇 は 永島 慎二 その人がモデルだろうが、彼は仲間と呼ぶフーテンたちとの交流を、ノスタルジア的感傷だけに終わらせたくないと考えこの作品を描いたようだ。

 今読むと私にとってもあの、時間ばかり有った 若者の時間 が思い出される。


   関連 以前の映画記事 → 永島 慎二 原作 映画 「黄色い涙」
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秋里 和国 「スイート オアシス」 1~5巻

2008年07月24日 13時37分28秒 | マンガ家名 あ行
 小学館 プチフラワーコミックス 2007年2月20日 初版~

 ラブコメからBLまで多彩な作品を長年描いているベテランの最近の作でプチコミックで連載されていた作品。コミックスは1~5巻で終了しています。
私この方の今の絵が好きなんです。一時顔が馬面になったり、改名 (秋里和国弐 読みは同じ あきさと わくに) したり色々あったようですが、最近は益々すっきりと洗練されてきていますね。目の表情とか微妙で上手いです。これの前作になるのかな、「プチエゴイスト」 もラブコメ爆発で面白かったけれど、これは又ちょっと大人の雰囲気でしっとりして、ちょっと怖いところもある。この人のシリアス路線マンガにはいつも 死 の影がちょろっと出てきたりする。

 お話は…。

 元パイロットの渋い中年紳士とその息子二人にそれぞれ愛され、翻弄される美しい娘。。。と、いうなれば少女マンガ王道の設定ですが、そこに大人のスパイスを振りかけ、マンガという都合の良さを要所につき混ぜ、セクシーシーンもちらちらと挟んで中々に読ませてくれるんです。
 主人公はファザコンでお人形のように可愛い21歳の女の子。パイロットの父と母と姉と暮らしていたが、父が死んでからは母の再婚相手に母、姉ともに不幸にされ、自分にもそれが降りかかってきて、物語の始めの頃はいつも死にたいと思っている。
 それが3人の個性の違う男性に愛され、あっちにふらふら、こっちにヒレハレとはっきりしないことおびただしい。読んでいて、だから誰がいいねん ! とちょっとイラッと来るところも 少女マンガ(レディコミだけど) の常等手段か。

 それが4巻くらいから謎解きが始まって納得するところも多いのだけれど、謎がわからなかった頃の方が面白かったというのは読者の勝手か。
 また、最後の終わり方があまりに途中過ぎて余韻を残したかったのか、ほんとに打ち切りになっちゃったのか私にはよくわかりません。作者あとがきでは納得した終わり方のようなのですが、もう少し親切でも良いかも。

   閑話休題

 3連休はしばらく来れないかもと、軽井沢で夫婦で元気にゴルフしていたのに今日から会社という22日夜中から自分が体調を崩し、2日間家で唸って寝てました。
 ストレスによる腸の機能低下と婦人科系の持病のダブルで、今までにないお腹の痛さでまいりました。今は少し良くなり会社にも出社しています。人間50を過ぎると男も女もいろいろ来ます。

       皆様もこの夏をどうぞ元気に乗り切ってくださいませ。
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トヨタ・リーガル・ジャイアンツ

2008年07月18日 17時39分44秒 | 雑記
 上の表題は何かと申しますと、我がだんなの好物であります。昔ありましたでしょ、「巨人・大鵬・卵焼き」 てのが。他にもだんな好物はありますが、ゴロがいいので私はこの3つをだんなをからかう時によく使ってます。

 私のだんなは 1950年、昭和25年生まれ で年の計算が大変しやすい団塊一つ下世代でございます。しかも末っ子でお兄ちゃんお姉ちゃんの影響を受けまくって育ったので、ま、ほとんど精神・思考回路は団塊の世代と同じと思って差し支えありません。

 日本の車の世界では、トヨタとニッサンが2大メーカーでありますが、好みというとトヨタさんの方が中高年好みという印象があります。(たんなるおばちゃんの印象です。) 
 ハイヤー業界にいるうちのだんなに言わせると、技術の日産 と昔は言われたものの、今現在は トヨタ自動車 の方が技術でも上だろうということです。それがオイルショックの頃より トヨタ自動車 に営業成績においても差を広げられた証左でもありましょう。
 いやいや、今は自動車業界の話でなくて、60歳前後の男の好きなもの、が題でしたね。


 次の リーガル ですが、もちろん アメリカの靴のブランド リーガル コーポレーション さんの靴のことです。これについてはちょっと説明が必要ですね。うちのだんなは大変手足の小さい人でして、靴を買うのに苦労しています。特に最近は若い人たちの体格が一段と大きくなって、靴下も24センチからしか売ってません。以前は23.5からあったそうです。
 で、だんなは男性の23.5センチのサイズなんですね。普通の靴屋ではまず売っていません。しかしリーガルでは作っていて、しかも店頭になくてもすぐ取り寄せてくれます。若いころからずっとトラディショナルな格好しかしない (しゅっとしたイタリアンソフトスーツなんか絶対似合わない体型、ともいう) だんなにとっては唯一無二の 靴メーカー さんです。
 ゴルフ靴など、女性用の23.5を履いてみたりしたのですが、やはり男性用と女性用では甲の高さなどが違って、長さだけの問題ではないようです。

 実は私、長らくリーガルの女性靴は値段高いし、トラディショナル過ぎてつまんないとか思っていたのですが、夏のサンダルをバーゲンで買って以来大ファンになりました。履き良さが半端じゃなく良いのです。外反母趾気味の私の足でも大丈夫。今は何足か持っています。デザインも流行りを適度に取り入れて、決しておばちゃん靴ばかりではありませんよ。靴で悩んでいる方にはお勧めします。


 最後ジャイアンツですが言わずもがな、60歳前後の男性と話していて話が詰まったら とりあえず昨日のプロ野球巨人戦の話題 を振りましょう。もしくは 長嶋茂雄さん の話題でもいいです。あー、いいんです。あなたがとても若くて長嶋氏の現役を知らなくても、あのおじさんのどこがいいのかわかんな~い、と思っていても、相手の方はとうとうと語りだし、あなたは頷くだけで話が進み、最後は相手の方の笑顔を見て話し終えることができるでしょう。

 現在、この日本で一番のお金持ち世代と言ったら定年まで勤め上げた退職金を手にし、戦前生まれで子孫に美田を残そうと頑張った親の遺産を受け継ぎ、しかも子供が独立したこの 団塊の世代 をおいてはいません。しかもその下の世代にはもうこのような好条件は望むべきもありません。大体個人主義の多い団塊世代は子供に美田を残そうという考えが少ないと思いますもん。

 んで、最後のまとまった儲けの対象として世間から狙われているのですね。あれっ ? 書いてるうちに話がだんだんずれてきたような…。何を言おうとしてたんだっけ、私。
 そうよ、団塊の世代の好みの問題ですが、この人たちからお金を出させようと思ったら、趣味嗜好を調査しなさいって話よ。結局お金の話になってしまいました。

 しかしいまさら私が言わなくても、いかにもこの世代狙いの旅行とか、CDなどの広告を最近よく新聞で見かけます。それも多岐多様に渡っていて、やっぱりこの世代相手は一筋縄じゃいかない感じですよ~。私でも 「フン こんなものに釣られるかい」 なんて思いますもん。

 いつも言いますが、団塊より5歳ほど下の私は、お兄様、お姉様たちのお金の使い方、身の振り方をじっくりと見て真面目に自分の人生の参考にしたいと思っています。皆様いよいよ第2の人生ですね、頑張ってくださいませ。
 
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徳永英明  「VOCALIST」

2008年07月16日 11時33分47秒 | 雑記
   

          ユニバーサル シグマ 発売日 2005年09月14日 3,000円(税込)


 徳永 英明さんによる女性ボーカリストの往年の懐メロシリーズの第1弾。「時代」「秋桜」「シルエット・ロマンス」「会いたい」「駅」「ダンスはうまく踊れない」「異邦人」「卒業写真」など、自分の青春まっただ中の曲が多くて涙ものです。
 生ピアノや生ギターなどによるアコースティックなサウンドも魅力ですね。3枚出ている「VOCALIST」シリーズのうち、私はこれ1枚しか持っていませんが、この中でも今一番のお気に入りは 「駅」。マンガ読書中にリピートかけて延々と聞いています。

 始め、もとは誰の歌か知らずに聞いて、これいいな~と思って見たら私の好きな 竹内まりやさん の歌でした。私のカラオケ十八番が3曲ある竹内さんなのにうっかりしてたわ、こんな良い曲があったのね。
 明るい歌ではないんです。失恋して2年たった頃、偶然元彼を駅で見かけて胸が詰まった、という内容なんですが、 詳しい歌詞はこちら ↓ 

 竹内 まりや 「駅」

 しっとりとしたメロディーラインに乗せて、ただ悲しいだけじゃなく当時を思い返し懐かしみ、戻れないことに思い至る、という大人の情景を詩(うた)っています。これもカラオケの十八番になるように特訓しなくちゃ~。

 しかし、この情景を頭の中でビジュアル化すると、二人とも男になってしまうのはなぜ  
こんな感じ → 山田 ユギさん の絵柄で、寂しげな後ろ姿のレインコートの男。それを見送るこれまたスーツ姿のサラリーマン風の美人な男一人。

 はぁ~、相当脳内を  に侵されております。これから私はどこまで行くのか ? 教えて こたりん師匠 
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槙村 さとる 「ドゥ ダ ダンシン!ヴェネチア国際編」 1~3巻

2008年07月14日 12時50分40秒 | マンガ家名 ま行
 ㈱創美社発行 集英社発売 オフィスユーコミックス 1巻 2007年8月22日 初版 これは2版 2巻 2007年10月24日 初版 3巻 2008年3月24日 初版 月刊オフィスユー誌にて連載中。


 以前記事にした、 「DO DA Dancin’!ドゥ ダ ダンシン!」 の続編になるのですが、本編 (というのか) は掲載誌が廃刊のため他誌に移ったためか、何もかも途中のまま、ぶつりとお休みに入ってしまったので、これは新章というよりもそのまま続きが始まっているという感じです。この3冊だけ読んだのでは多少の説明はあっても登場人物の相関図がよく分からないと思うので、ぜひ最初の集英社刊の 「DO DA Dancin’!」 1巻~9巻から読んで欲しいと思います。

 以前の記事では特に後ろのコメントの方で、毒がないだの買って揃えておく気はしないだの失礼なこと言ってましたが (ファンの方ごめんなさい) この ヴェネチア国際編 は面白いですよ~。  まず勢いがあるのです。作者は描き出したくなるのを待って、満を持して描き始めたのでしょう。前の時の最期の頃よりペンの勢いが違う気がする。それは筆が荒れていると言うよりも、よりシンプルで力強い感覚になっているようです。

 お話も前段でいろいろ有ったダンスへの葛藤から主人公が動き出し、クラッシックバレエに道を定めてその為には多少の打算も止むをえない、という私好みの  もあり、けれどそれが周りを巻き込んで良い方向へ向かうかな~という期待もあって続きが早く読みたい    読みたい    
 ヴェネチア国際編というのは、「ヴェネチア国際バレエコンクール」 という国際的なコンクールへ、魚屋の娘 鯛子 が遅れてきた新人として背水の陣で望む、というストーリーで、3巻ではまだその前段階の 全日本 までしか行っていません。しかし、すでに強力なライバルたちがいて、審査員にも敵味方 (と言うのか?) 入り乱れ飽きさせません。

 鯛子 のバレエのパートナー役 (私生活ではない) として、今回は生粋のエリート、すでに世界で活躍していると言う設定の男性プリンシパル 榊 龍一君 というのが出てくるのですが、この編ではやっぱりこの人が肝でしょうね。前段で私生活でもいいところまで行っていた 天才ダンサー三上君 がうじうじやっている間に彼がどこまで 鯛子 に迫れるか ! 結局当て馬に成り下がるのか ! いやいや気位の高い彼のこと、それでは済むまい ああ、続きが早く読みたいよ~。 
 4巻は8月の発売だとか。この3冊は実はBOで1冊150円マイナス、ポイント他で70円引きという安価で手に入れたのですが、こりゃ4巻は出たらすぐに買わずばなるまいなぁ。そして本棚にまたコミックが増えていく・・・・・。

 コミックスの後ろに 「槙村 さとる に夢中」 というムック本の広告があり、「DO DA Dancin’!バレエエッセンス」 という内容らしい。なになにKバレエカンパニーのプリンシパル 吉田 都さんと槙村先生の夢の対談特大ボリュームで掲載!他にもバレエの今がわかるだの、ドゥダのドラマダイジェストだの、カラーイラスト多数だの (槙村先生の絵柄は大好きなんです~) ドゥダで解説するバレエ辞典だの、私のムック本好きがうずく。
 それに私、まーるいお顔の吉田さん好きなんですよ。 ちょっと欲しいかも~、1,200円は痛いかな。でもこういう本は待っていてもあまりBOなどには出ないから、買っておくかどうか悩ましいな~。

 作者は大人になってからバレエを習いだし、早30年になったそうです。(びっくり!) 山岸 凉子氏 おりょう様も大人になってバレエレッスンを再開されたそうだし、やっぱり好きだからこそバレエマンガを描きたくなるのでしょうね。
 作者は他にデパートが舞台の「Real Clothes 」 というマンガも連載していて、等身大の働く女性が主人公として好評らしいのですが、私は夢のあるこっちの鯛子ちゃんをまず応援して、「Real ~」 の方はその後で読もうと思ってます。連載中で読みかけのものがいっぱい増えると楽しみよりストレスが溜まるのですよ。みなさんそう思いません ?
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病院事情 そのⅢ

2008年07月08日 12時53分50秒 | グルメ 私の食べた美味しいもの
                        


 この、黒服さんがサービスしてくれる、床から天井までガラス張りの高級レストランは・・・はい、病院内のレストランでございます。名前は HILL TOP (ヒルトップ)


                        

                       
                 

 先週末に順天堂医院 (病院じゃなくて医院なんですね~) に行ったとき念願の病院内レストランにて昼食を食べることが出来ました。一号館正面エレベーターを上がってすぐ右側、ガラス張りの綺麗なレストラン、だんながいる間にぜひとも一度は入ってみたいと思っておりました。(すっごい不謹慎) 

 なんたって、御茶ノ水の老舗ホテル ウィキ 山の上ホテル の直営でございますのよ、奥様。

ホテルのHPはこちら → 山の上ホテル トップページの Japanese をクリックしてください。

 病院で出された昼食を食べ終えている だんな を尻目に私が頼んだのは今日のランチ 1,575円也。


                   

                   ↑ 付いている飲み物を先に出してもらう。コースターに有名な 山の上ホテル のロゴが。


                   

                   ↑ まずサラダ。


                   

                   ↑ トマト味の野菜たっぷりミネストローネスープ。


                   


                   ↑ メイン。右上のお魚のバターソテーのところは日替わりか週替わりらしいが、えびフライとポークソテーは替わらない模様。凄いボリュームでした。



 かわいそうなので、だんな の好きなあんこが乗ったクリームあんみつを頼んで↓


                  


 二人で食べると、もうお腹いっぱい。この値段 (1,575円 あんみつ別) はホテルでは朝食の値段だね、と二人で言い合い大満足でした。
 この他に日替わりはお肉とか、和風のものもあったかな。2つ隣のご夫人二人連れが食べていた冷製中華麺が非常に美味しそうでした。他のテーブルの人も食べていて、麺類が評判良いらしい。和洋中何でも頼めてしかも味はホテル仕込み、お値段ほどほど、これはいつも混んでるはずです。

 病院に来た人以外でも利用できますので、御茶ノ水近辺にお越しの節は、駅前のありきたりのチェーン店に入るより、ちょっと足を伸ばしてこちらでリッチな気分に浸ってみてください。但し、お昼前後は大変込み合います。並んでますので時間は少しずらしましょう。平日よりかえって土日のほうが多少空いているようです。
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思い込みの激しい青少年たち 大島 弓子

2008年07月07日 18時01分42秒 | マンガ家名 あ行
 写真は1975年から1981年にかけての 大島 弓子氏 初期の作品群たち。 夜さん にお借りしています。40歳台の元マンガ少女達には涙なくして見られないコミックス達かも(大げさ)この時期のでここにないのは 「野イバラ荘園」 くらいかしら。「シンジラレネーション」なんてのも無かったっけ ?


「誕生 !」 1975年1月25日 初版 高校の友達に子供が出来ちゃって。当時としては問題作。

「ミモザ館でつかまえて」1975年1月25日 初版 木原 敏江氏のフィリップ登場

「ジョカへ………」 1975年8月1日 初版 これは8版 こんなお話だったんだ。

「ポーラの涙 ペールの涙」 1975年9月20日初版 記念すべきデビュー作 「ポーラの涙」を収録。

「F(フロイト)式蘭丸」 1976年9月25日初版 

「ロジオン ロマーヌイチ ラスコーリニコフ」 1976年9月25日初版 これは4版
原作 「罪と罰」 おおや ちきちゃまゲスト出演しておりました。

「いちご物語」① 1977年3月30日初版 ② 1977年4月5日初版 

「バナナブレッドのプディング」 1978年7月10日 初版 名作と名高かったので、今回楽しみにしてましたが、期待が大きすぎたのか、はたまた私が年を取りすぎてしまったのか…。どっぷり浸かるにはキツイものがあった。

「四月怪談」 1981年5月1日初版 この写真の中で一番気に入った作品、表題作がありました。はっきりとしたハッピーエンドと言うのが気に入ったのかも。


 全て私には初見のコミックスで、1975年頃と言えば、自分は20歳を何年か超え、少女マンガからは離れていた頃なのです。大島 弓子氏をもう一度読み出すのは、多くの人がそうであるかも知れないけれど、1978年LaLa5月号掲載 「綿の国星」 からでした。しかもコミックスになってから。
 
 それはさて置き、またまた貴重なコミックスを 夜さん からお借りして、実はひとつひとつ拙い感想を書き、自分の持っている大島氏のコミックスも交えて 大島 弓子祭り をやってみようと目論んでいたのですが、現実は頓挫してしまいました。

 身辺が忙しくなって来たのもそうですが、とにかく読むのだけでも疲れてしまった…。以前やはり夜さんにお借りして28冊一気読みした 西谷 祥子氏 のコミックスのときとは同じようで、又違う疲れ。
 西谷氏のは自分の末っ子の日記をこっそり読んでいるような気の重さ、大島氏のは友人の子供の自費出版の詩集を読んでおかなくちゃ、という気疲れ、とでも言うのか…。決して面白くなかったと言うわけではないけれど、一気に興味深く読んでしまったのだけれど。

 10代の頃、じっくりと自分に引き換えて読んだらじ~んと来るものがあるかも。でももう私は十分過ぎるほどのおばちゃん。この年で初めて読んで、10代と同じ気持ちにはもうなれないのね。せめてリアルタイムで読んでおけば今再読しても当時の感情を思い出せると言うものだけど。

 大体、初期の頃の大島氏の作品には 思い込みの激しい主人公達 がいっぱい出てきておばちゃんにはウザイ。
 「バナナブレッド~」 の三浦 衣良 (いら)はうしろめたさを感じている男色家が理想で、そういう人とお友達になりたいと願っている。
 「いちご物語」 の いちご なぞは、ラップランドから花嫁となるために日本の林太郎の所へ連絡もなしで押しかける。
 原作つきの 「ロジオンロマーヌイチ~」 もラスコーリニコフの選民意識は思い込み (思い上がり) そのもの。
 「綿の国星」の 須和野チビ猫 は大人になったなら人間になれると信じている。

 ああそうでした、思い込み それが若者の特権よ、それがなけりゃ若いときなんてやってられないわ。確かにそうです。おばちゃん、自分の若いとき思い出して赤面してます。

 1978年頃から80年代になると作品も (大島氏も読者も ?) 成熟してきて、今読んでも違和感なく読めます。私はその頃の サバちゃん の出てくるエッセイ風のが好きなんですが、一番印象に残っているのは1979年の 「たそがれは逢魔の時間」かも。これ好きな人、他にいないかしら。いつもの大島氏とちょっと違った視点で、ドキッとした覚えがあります。
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犬と猫の写真

2008年07月02日 15時43分38秒 | 猫・犬・動物
 写真が溜まって来たので少しだけ発表。

 上の写真は、以前の記事 → 喫茶店の看板犬 マルちゃん で紹介した喫茶店まねき犬の マルちゃん 。 喫茶店はもう一昨年になくなってしまったので、2年ぶりの再会でした。会社からの帰り道に偶然出逢えたの。

 はっきりと分かるほどに顔が白くなっているのは、うちのミックス犬 ガサ男のペル と同じだが、心なしか歩き方も以前よりはゆっくりしている。でも、私のことは憶えていてくれた。嬉しいよう~~。昔のように ぎゅっ と抱きしめさせてくれました。



                 


 さて、お次は日本一有名な 白いわんちゃん ソフトバンクの携帯の宣伝出演中の カイ君 。比べるものが写っていないので分かりませんが、これは地下鉄日比谷線、六本木駅の構内広告板に有ったもの。(もう違うものになってます)
 縦2メートル、横3メートルくらいある大きな看板にこのお顔。もう一つ、隣には少し引いた半身が写っているものがババーンと、並んで有ったのです。
 
 私は毎日帰り際 (六本木から銀座方面行きのホームに有った) この二つの看板の間に立ってうっとりじっくり眺めてました。無くなって寂しいよ~~



                  


 最後は動物病院で出会った猫の赤ちゃん。今までここに載せた子猫の写真は全部違う子達なのですが、動物病院へ行くと毎週違う子が居るので、思わず写真に撮ってしまうのよね。夏子が生まれる時期なんでしょうか。この子も生後2~3週間と言ったところ。

 親はもともとノラで、2日前に死んでしまったそうです。2匹の赤ちゃんは連れてらした 品の良い奥様 の次女さんの部屋で生まれていたそうで、これは 託された のだと悟ったその家の方々が飼ってくれることになったとか。この日も、生まれたての子猫なんてひとたまりも無いようなざんざ降りの大雨。ほんとに良かったね、幸せになってね。

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