猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

映画 「ザッツ・エンタテインメント」

2011年02月17日 20時39分26秒 | 映画
上の写真はDVDです。

この映画を映画館で見るのは2度目です。
日本で封切りされたのは1975年頃だったか、封切り時に見ました。

以下3行、Goo映画の作品紹介記事より
トーキー黎明期の1929年に作られた「ホリウッド・レビュー」や「ブロードウェイ・メロディー」に始まって、1958年の「恋の手ほどき(1958)」に至るまで、その間に作られた75本のMGMミュージカル作品を中心に構成した作品。

最初に案内役として登場するのはフランク・シナトラ。
次々に紹介役として出てくるのはエリザベス・テイラー、ビング・クロスビー、ジーン・ケリー、ピーター・ローフォード、ライザ・ミネリ、ドナルド・オコンナー、デビー・レイノルズ、ミッキー・ルーニー、ジェームズ・スチュアート、フレッド・アステア…くらくらしますよ。
すでに現在はお亡くなりになっている方もいらっしゃるので、しゃべって歩いてMGMのスタジオ内を案内してくれるのは貴重な映像です。
また、何十年も前のセットが残っているのにも 感嘆 !
エリザベス・テイラーがミュージカル俳優をとても尊敬しているわ、と言ったのが印象的。彼女は歌をふきかえていたとか。。。
また、クラーク・ゲーブルが歌って踊っている珍しい場面も見られました

トーキー黎明期のブロードウェイ舞台をそのまま映したような白黒作品から、
数千人のエキストラを惜しげもなく使った白黒の超大作、
すでにカラーになっている1930年代のショート作品、
日本では多分封切りされなかったであろう今で言うなら青春TVドラマのような若者向けの軽いタッチの裏庭ミュージカル作品、
戦後すぐの華麗なオールカラー大作、
次から次から眼がくらむようなミュージカル作品の波・波・波がどど~んと押し寄せ、息もつかせぬとはこのこと。

その中で初回に見たときにまさに私が嵌ってしまったのは、ピーター・ローフォードでもジーン・ケリーでもなく、フレッド・アステア様。
彼のダンスは例えれば、マイケル・ジャクソンのように激しくて柔らかくて品がいい。
見れば必ずわかります。天才の上に努力の人。
とりこになった私は、その後高いアメリカ製の関連ビデオをお取り寄せして2本も買ってしまいました。
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの黄金コンビのビデオは何度見てもため息物ですよ。

さて、見に行った日は首都圏全体に前夜より大粒のボタン雪が降っていた日。
朝の電車は軒並み遅れて六本木ヒルズ内TOHOシネマズに10時に間に合うか ?
はたまたこんな日の午前10時に六本木に映画を見に来る客なんかいるのか ?
お客が少なくて上映がキャンセルにならないか ?
私の危惧に終わりました。(笑)
小さいハコながら、15分前の開場から結構な人たちが入り始め、10分前にはもう半分くらい埋まってました。やはり年齢層は高めでしたが、私の隣には若いカップルも陣取っているし。
なんとなく 皆さん映画やミュージカルがお好きね~ ってな感じで、ハコが小さいこともあり、他人のような気がしませんでした。(笑)

とにかく、私の少ない映画鑑賞の中でもこの作品は自分のベスト10に入ります。
皆様も機会があったら、いや映画好きな方、ミュージカル好きな方なら絶対絶対お勧めします。DVD借りてでも見て頂きたいです 



     実はしゃべってて急に歌いだすミュージカルってあんまり好きじゃないトミー。

コメント (4)
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最近見た 映画たち

2011年02月14日 14時08分33秒 | 映画

最近少しばかり映画をまとめて見ていたので、一言づつ感想などを。





「ウォール・ストリート」

短い映画時間の中では、進展が急だったり大げさだったりするところや、ラストがご都合主義で何この展開 ! とか思ったりしたけれど、ちょこっと真実も垣間見える気も…する…。
私は1987年製作の前作「ウォール街」を見ていないので、見ておけばよかったと思うシーンが多かったのは残念。



「ショーシャンクの空に」
過去の名作映画をアンケートし、上位50作品を全国で 「午前十時の映画祭」 と称して週1本づつ上映する企画が去年にあった。好評につき、今年は上映館を増やし、前年の50作を赤の50本、今年増えた分を青の50本として主にTOHO系の映画館で実施している。しかもオール1000円。大画面で見損なっていたあの映画、この映画、東京都心の2館(TOHOシネマズ六本木ヒルズ・日比谷みゆき座)を駆使して100本のうちなるべく今後も見に行こうと思っています。


     何度見ても凄い50本 第2回午前十時の映画祭


さて、1本目はこれ、「ショーシャンク~」実は途中まではなぜか見たことあったのに、ラストまで見たことがないという…。誰に聞いてもよかったよ、というし、このアンケートでも見事ナンバーワンに輝く名作なのに。
早速日比谷のみゆき座に行ってまいりました。早くついちゃった、と思い外で並ぶのどうしよ~かな~なんて思っていたら、9時過ぎたばかりなのにもう2名さま並んでいました。その後もどんどん列が伸びて9時40分にチケットを買った直後はこんなになってました。





人気作なのだと実感しました。
もちろん、作品は楽しく見ました。あまりに有名すぎて感想はなしです。(笑)







「グリーンホーネット」
実はとても期待していたのですが。期待しすぎたのか、TV番組を見ているようで軽く楽しく、気が抜けてしまいました。
 主役の二人、特にカトウ役の ジェイ・チョウ  はかっこよくて、ま~それだけでもいっか、なんて。







「ソーシャル・ネットワーク」
冒頭、男女二人のレストランでの会話の場面、あなたが隣の席で聞き耳を立てているような感覚で男の会話にイライラし始めたらもうどっぷり映画の世界にはまってます。
「こういう男いるよね~、自分勝手で自慢ばっか言って、人の言うこと聞かないでさぁ~。
彼女美人なのになんでこんな男の彼女やってんのかしら。
さっさと振っちゃえばいいのに…イライラ…」
ついに彼女が席を立ったとき、あなたは心の中で喝采を叫ぶ。
「あっ、やっぱり振られた!ざまあ見さらせ~ (あらはしたない)」
この映画の主人公はヒーローでも何でもない、こんな男子大学生だった。
いろいろと問題のあるオタクな彼 マーク・ザッカーバーグ だったが、映画の最後にはちょっと可愛そうに思えてきてしまう。

さて、まだまだ今月は映画月間にしようと思っているので、感想第2弾を書くつもりです。



          映画で気を紛らわすトミー。


コメント (9)
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思い出になるまであとどのくらい?

2011年02月13日 15時35分46秒 | 雑記
夫婦仲良く暮らしていた。
だんなさんが病を得た。
悪い所は取り除いてもらった。
又仲良く暮らせると思っていた。
悪い病気は移動していた。
頑張ったけれどだんなさんは逝ってしまった。
奥さんは毎日泣いていた。
涙って枯れないものなんだ。
半年経っても1年経っても悲しい。
いつになったら思い出として思い出す事が出来るんだろう。

「だんな」が亡くなって1年経ちました。
これを書いていても泣けてきますけれど、
悲しくても、まだあと40年くらい生きなくちゃいけないんだよね。
強く生きたいと思います。


コメント (6)
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松本 零士 「ザ・コクピット」「コクピット・レジェンド」

2011年02月05日 20時51分45秒 | マンガ家名 ま行
「ザ・コクピット」小学館文庫 1巻~11巻 写真は1・2・3・4・5・7巻のみ
 「コクピット・レジェンド」小学館 ビックコミックス 1巻のみ

先日実家へ行ったら「コックピット 松本 れいじ」なんていうメモがあった。こんなところでマンガ家とその作品題名を見るなんて・・・
父がTVを見ていたら、番組に出ていた松本氏のマンガに
「おんなじだな」
と言ったとか。姉がメモしておいたらしい。買ってあげてと言う。
喜んでEブック○フで買いました。自分では買わないと思われるジャンルの本を買えるのは嬉しい。

このブログを前からお読みの方はご存知だと思うが、父は太平洋戦争当時学徒の一期生で「雨の神宮外苑学徒兵壮行」の中におり、着任後は陸軍で 「隼」 乗りでした。
テストパイロットをして高く上りすぎ、失速してフィリピンだかどこだかの田んぼに突っ込んで前歯4本折ったとか。
終戦時はボルネオあたりでイギリス兵に武装解除されたとか。
ジャングルで大蛇を取って蒲焼にして食べたとか、猟師の息子がいて銃を撃つのがうまかったとか。
いろいろな話を聞いてます。

実際に日本軍の戦闘機乗りだった父が「おんなじだ」というんですから、松本氏の描く飛行機および機械類は素晴らしい出来なんだと思います。

「ザ・コクピット」は1話完結の 戦場青春ドラマ(帯より引用) です。しかし、ひとつの雑誌に連載されたものではありません。1巻だけでも
「アフリカの鉄十時」 プレイコミック 1969年8月10日号 掲載
「成層圏になくセミ」 COM 1969年10月号 掲載 → リアルタイムで読みました。てかまだうちにある。
「幽霊軍団」 「プレイコミック 1969年11月22日号 掲載
「パイロット・ハンター」週間少年サンデー 1973年10号 掲載
「鉄の墓標」        同上     1973年22号 掲載

などと掲載誌も掲載時期もバラバラです。しかし1巻の終わりから2巻にかけては少年サンデー主体、2巻の後半から ビックコミックオリジナル主体、4・5巻はサンデー掲載分もあるものの ビックコミック 掲載主体と、描き継がれています。
レジェンド の方が初出は遅く、1990年代後半からビックコミック系の雑誌に発表されています。実に30年以上にわたって同じ構想の作品を描かれているんですね。
作者が本当に好きで長く描きたかった作品だと思われます。

機械類が大好きなんだろうな~。
と思ったら、お父上は陸軍少佐でテストパイロットだったとか。ご本人も戦時中にB29などを目撃されていたそうですね。

サンデーやビックコミックに載っていたときもちらちら見てましたが、久しぶりにまとめて見るとやっぱり機械類の描き込みが凄くて圧巻ですね。
一つ一つの作品は関連性はあまりなくて、作品によってはマンガっぽい展開だな~と思われるものや、凄くシリアスで詩的な作品、実際にあったんじゃないかと思われるものなど様々です。まとめて読むと作品世界がよくわかりますよ。

個人的には氏の代表作と言われる「銀河鉄道999」より好きだわ。
猫マンガの「トラジマのミーめ」や「男おいどん」も好きだけど(笑)



        松本あきら名で描いていた少女マンガの時から読んでいるトミー。




コメント (5)
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