↑ 父親の誕生祝の会食 何年ぶりかのふぐのコース。
父親の介護生活を送る私としては、同じ状況の方やその周りのことなども気になるところ。
あちこち聞こえてくるのはそれぞれの方々にある、それぞれの事情や状況など。
1. 60代半ば男性
妻死別、娘二人あり一人既婚、一人と同居
父親90歳代前半、母親80歳代後半、別居
同居の娘さんを早く結婚させ、その後ご自分の後半生の伴侶を見つけたいと思っていたらしい。(詳しくは知らないので違うかも)
そう考えどおりに進まないうちに、別居のご両親が衰えてきて、要介護と要支援になってしまった。
幸い家は近いので、自分と同居の娘さんがあれこれ世話をし、自分も病院など車の送り迎えで協力していたが、娘さんも仕事が有り大変そう。
自分も既に60歳を超えて仕事に疲れも見え、この際辞めて介護に従事しようと言う気になったらしい。
業界では立派な技術をお持ちで、今の会社を辞めてもぜひ来てくださいと言う会社も多いのに、近々お仕事を辞めてご両親の介護生活に入るそうです。
男性で仕事を辞めてまでご両親の介護をしようなんて、とても優しい方ですよね、でも。
きついことを言うようですが、この方介護の何たるかを詳しく知らないんだと思う。
私の場合父親の介護を姉と二人でしていても、ヘルパーさんやディサービスなどを利用しなければとても二人だけで用は足りません。
介護される人一人に、介護する人二人以上の人手は絶対必要なんです。
多分やり始めればすぐにわかることと思いますが、ご両親のうちお一人はしかるべき施設に入れないと共倒れになりかねません。
それと…ご自分の伴侶はこういう状況では多分見つからないでしょうね。
2. 50代後半女性
独身一人暮らし、知的キャリアウーマン
父親死別、母親70歳代老人施設入居済み
親は一人だし、施設入居済みならそんなに手間はかからないでしょと思ったらそうではないんです。
どういった施設かは知りませんが、そこからかかりつけの病院に行くのに、一人では行かせられないので介助の人間が行くか頼むかしなければいけません。
ヘルパーさんを頼むとそれなり(時間給で結構高額です)にお金がかかるわけで、彼女は自分が休みを貰って都合つけたりしていますが、月に何度ともなると毎回休むわけにも行かず。
今は仕事と休みの都合と、頼む時の費用が一番大変だと言ってました。
3. 50代後半女性
独身、母親が亡くなるまで実家で二人暮らし
長らくご両親と実家暮らしをしていた彼女。
先に多少の介護をして父親を見送り、又何年も母親と二人暮らしをしていた。
食事の支度など母親がやってくれて、他から見ると娘のままの気ままな暮らし。
だんだんと母親も衰えて来たので、彼女が食事やその他世話をするようになった。
食事療法などあり結構大変だったらしい。
最後の半年はとても、とても、大変だったらしいが、彼女は最後まで家で面倒を見ていた。
彼女の母親はとても幸せだったと思う。
4. 50代後半女性
人のことばかりでなく、私のことですよ。
90代父親一人
先日足の指が膿んで、病院に父親を連れて行きました。
当日は姉のだんな様に車を出してもらい、病院は嫌だという父親をだまくらかして午後一で病院へ。
総合受付は姉が、私は待合いすで「眠いの~」と横になろうとする父親をなだめつつ付き添う役。
2階の皮膚科へ父親を移動させるのも一騒動です。
事前診察が終わって、本診察まで30分は待つとの事で1階の喫茶店で食事をさせることに。
姉は呼ばれたときの為に2階皮膚科受付前で待機する役です。
私と父親は又1階に戻ってサンドイッチの食事。
予定より早く呼ばれて、食事途中であわてて2階に戻り姉と父親は診察を受ける。
待っている私は待合のいすでサンドとミルクティーを口に押し込む。
終わって会計を待っている間に父親に食事をさせ、姉だんなを呼び出し、薬を貰うにも何をするにも父親を見ている役がいるので二人がかり。
初めての病院だった事も有り、帰ったらドット疲れました。
まだうちの父親は杖を突いて家の中なら歩けるし、頭もしっかりしているし、感謝の言葉なども言ってくれる、手のかからない良い老人です。
それでも介護されている人間を病院に連れて行くって人手がかかるんです。
父親に、お昼は外食にしようねと騙したトミー。(嘘じゃないもん)