猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

最近読んでいるもの

2007年12月31日 12時15分45秒 | マンガ家名 か行
 最初の写真は 夜さん にお借りしている 神坂 智子氏(こうさか ともこ) 「蒼のマハラジャ」 1~10巻 ㈱角川書店 あすかコミックス版 初出 「ASUKA」1990年3月号から 写真は8巻~10巻

 始めのうちは少女マンガらしいインドの王子様と少女の冒険ロマンスと、偶然ばかりの楽しいドタバタに楽しませてもらっていたが、途中からぐっとシリアスになってすっかりインド独立のお勉強をさせていただきました。



                  

                 ↑ こうの 史子氏 の2冊 ㈱双葉社

 満天さん にお借りしている こうの 史子氏 の「夕凪の街 桜の国」 「長い道」。 もちろん、「夕凪~」 はじわ~と涙で読むのがつらくて、でもやっぱり読まないといけない気がして読んだ。読んだ人はみんな同じ気持ちだろう。小学校の教科書に載せてもいいじゃないかと思う。
 個人的には結婚してるので、「長い道」 の夫婦ものまんがの 情 が面白かった。


                 



↑ 森 薫氏 「エマ」「シャーリー」㈱エンターブレイン

 たれぞ~さん にお借りしているアニメにもなった 「エマ」 評判になってるものはやっぱり面白いね。森氏の萌え全開だけど、自分が面白がって描かなくちゃ良い物出来ないよ。
 ネットで書評を見ていてどんどん 絵がうまくなってる なんて書いてた人いたけど、森さんの絵は最初からうまいと思う。顔の描写があっさりしているから簡単に見えるのかも知れないけど。巻数が増えていくと、いよいよ凄みが増してきてるとは思うけど。

 この中でも夫婦話ということで、番外編のメルダース家のご夫婦のお話 「歌の翼に乗せて」 いいわーん。あーらうちだって結婚14年だけどまだラブラブだもんね~。(恥)


                  


                  ↑ こなみ かなた氏 「ふくふくふにゃ~ん」㈱講談社

 満天さん にお借りしている ふくふく猫ちゃん のまんが。ちびちび他のマンガの合間に和ませて頂いてまーす。こなみ氏の猫マンガといえば、「チーズスィートホーム」 も可愛いですが、そちらの方は通っているカイロプラクテイックの待合室で読書中。

 後はたれぞ~さんよりお借りしている「金魚屋古書店」の3巻~5巻とかもう、いろいろ読んでますが、皆借りているものばかりで申し訳なく、あり難い気持ちでいっぱいです。
 自分で最近買ったものといえば 山田 ユギ氏の初期作品集 「キビしいのである。」 と「ユリイカ」の臨時増刊号 BLスタディーズ いえね、インタビュー7人の中に 西田 東氏 と 草間 さかえ氏 のお名前があったので。
 巻頭の三浦しおん氏らの討議、「2007年のBL界をめぐって」 の中の腐女子の 腐 は腐ってるんじゃなくて、発酵しているのだという結論に笑って納得。
 相変わらず 腐 まみれです。これでいいのか自分 ?

 皆様には良いお年をお迎えされますよう、又来年もお見捨てなく、長く細くお付き合いいただけますよう、お願い申し上げます。
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手塚 治虫 「罪と罰」 COM 1968年 1月号 付録

2007年12月25日 11時28分31秒 | まんがエリートのための雑誌 COM
   C0Mの1968年1月 新年特別号 (発行は1967年12月) 別冊付録
 1953年の作品 (私が生まれた年だわ~) だが、初出がどこに掲載されたかは分かりませんでした。
 今、買うとしたら 講談社の手塚治虫全集 か 角川文庫の1995年発行の 罪と罰 か。しかし、手塚氏は再発行や文庫化に当たって毎回書き直しをしたことで有名なので、私の持っているものとは絵柄や内容に違いがあるかも知れません。

 デスノートを「21世紀版『罪と罰』」と言った方がいたが。(斎藤宣彦氏)
 じゃあドフトエフスキー原作の 「罪と罰」 を読んでみようと思わないで、手塚 治虫氏が名作に挑んだこれを引っ張り出した。
 引っ張り出したもの (写真) はCOMの付録についていたもの。黄ばんでいて凄いが、ちゃんと読めます。

 サワリだけでも・・・

 帝政ロシアのペテルブルグに住む貧乏学生のラスコルニコフは、ごうつくばりで有名だった金貸しのおばあさんを殺してしまう。しかしたまたま現場に居た他の者が犯人と間違えられてつかまってしまう。
 ラスコルニコフは始め落ち着かなかったが、開き直って金を隠し知らん振りを決め込む。

 ラスコルニコフは論文で、人は天才と普通の人に分けられる、天才は何をしてもいいのだ、天才は古い世界から新しい世界を創り出せる、という考えを発表していた。判事のポルフィーリイはそんなラスコルニコフに疑いを持ち、何度か話をしにやってくる。

 妹のドーニャやその婚約者で鼻持ちなら無い金持ちのルージン、役人の娘で心ならずも売春婦をしているソーニャ、人民開放戦線のスビドリガイロフなどが登場して、革命前夜のロシアを舞台に人間の良心を問う名作…なんです。

 因果応報的な内容が 「デスノート」 を21世紀の 「罪と罰」 と言わしめているのでしょう。手塚先生は当時お得意のモブシーン (群集シーン) や軽いギャグなどちりばめていますが、あまりいじくらずに原作に忠実に漫画化しているように見えます。当時は他の文学名作も漫画化しているようですね。

 手塚先生の絵柄は戦後初の長編マンガとなった昭和22年発表の 「新宝島」 程ではないが、昭和23年発表の 「ロストワールド」 昭和24年の 「メトロポリス」 昭和26年の 「来るべき世界」 の手塚初期SF三部作などと同じ丸っこいものです。  ↓


                   



                            

 最初の写真の付録がついていたのは1968年1月号ですが、その当時COMに連載していた 「火の鳥」 ではもう手塚先生の絵は完成されていて、晩年の絵柄とほとんど同じです。15年の間に自分の絵を完成されているのですね。  ↓ 短いのか、長いのか、私にはわからない。


                   


 色々なマンガを見境無く読んでいると、嫌でも手塚先生、萩尾氏、山岸氏などの大家と呼ばれる方々の凄さが当たり前だけど、分かってきます。私などはただ、ただ、楽しく読むばかり・・・。
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佐々木 倫子 画集 「動物のお医者さん」

2007年12月20日 11時07分39秒 | マンガ家名 さ行
 

           画集です。コミックスじゃ有りません。

       白泉社 平成3年 (1991年) 5月25日 初版

 最近、割合近いところにまんが専門の古本屋さんを見つけまして。まん○らけ程、初版だ希少本だとうるさくなく、ブック○フより古めの物が揃っていると言う、私にはぴったりのところで喜んでいるんです。しばらく通い詰めたいのに仕事が忙しくて~ 先日これをゲットしました。定価の半分くらいだったかな。

 本編の方は、ご存知動物まんがの傑作にして佐々木 倫子氏の代表作。1987年~1993年、白泉社「花とゆめ」連載、全119話。ドラマ化もされたそうですが、私は気がつかなかったなぁ~。公輝(通称ハムテル)と友人の二階堂の獣医学部ライフ。

 思えば少女まんがとしては不思議なまんがでした。そもそも舞台が北の大地、北海道の大学の獣医学部。教授も変なら集う学生も変わり者だらけ。女の子はいるにはいるが、菱沼さんなんて一見お洒落で普通に見えて獣医学部に来るんだからそれなりに変だし。
 大体恋愛話がぜんっぜん出てこないんですよ。その代わりいろんな動物がこれでもか~~と出てきて動物好きの人なら感涙ものでした。実は私がそうでして・・・一番のお気に入りは ももんが ちゃんでした。はい。
 あっもちろん、チョビは私の永遠のハスキー犬ですよ。いまだにハスキー見ると 「チョビ」 と心の中でつぶやく自分。
 まんが本体は私持っていないので、(昔友人に借りて読んだ) あまり詳しくしゃべれないのです。

 ところで、この画集、ほんっとに画集なんです。
 いまどきなら、おまけまんがとか、描きおろしイラストとか著者インタビューとか、全プレなんとかかんとか付録をつけると思うのですが、(BLコミックス読みすぎ?) 1988年1号の連載第1回目の扉絵から91年のコミックスカバーまでの表紙やポスターやポストカードや、カセットレーベル (懐かしい!) やらレターカード、カレンダー、口絵にカバー袖、扉絵、クッキーボックスのイラストまで・・・あらゆるカラー・白黒のイラストを延々載せてます。最後にそれらがいつ、何に使われたかの一覧表。
 シンプルすぎてあっけにとられましたけど、当時のイラスト集はこんなものだったんでしょうか。

 佐々木 倫子さんは、あと 「おたんこナース」 を読んだだけで、最近の 「月館の殺人」 は読んでないのです。原作付の傑作推理サスペンスと言うことだし、絵柄もずいぶん変わっているようで、ちょっと読んで見たいかも。
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お手軽ファンタジーが嫌いなわけ。

2007年12月19日 11時35分35秒 | マンガ周辺記事 作家別は下をどうぞ ↓
 私がフィクションよりノンフィクションの方がどちらかと言えば好きだと言うことは、以前からこのブログで何度か言ってるが…。もちろん、真実が見える作り話や素敵なファンタジーはいっぱいある。原作は読んでないけどハリポタやナルニア国物語の映画は大好きで、続編も全部見てますし。
 デモね~、巷に溢れるゲームの中のファンタジーは好きじゃないのよ。プレイもしてないのに何言うか、と言われそうだけど。
 
 特に何がどうだから嫌いとはっきり思っていたわけじゃない。ところが時々おじゃまして、含蓄とぴりりとした毒 (?) のあるお話に深くうなづく、お気に入りブログの 白取特急検車場 (闘病バージョン) 様の2007年12月11日の記事を見て、そうなんだよね~と納得いたしました。

 漫画家になりたい人へ (番外4) 

 この方、前も紹介いたしましたが、 → COMの中の女性作家 ③ やまだ 紫 「ひだり手の・・・」 元 「ガロ」 副編集長で やまだ 紫先生 のパートナーでいらっしゃいます。

 相変わらず、前後の記事も言いたい事をばっさり言っていておんもしろ~い !マンガに興味のある人は、漫画家になる予定なくても、「漫画家になりたい人へ」 シリーズを是非まとめて読んでみてくださいな。
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亜美のしょぼん

2007年12月18日 17時27分08秒 | 猫・犬・動物
              お久しぶりです。亜美です。

 夜、これから皮下輸液をするところです。もう分かっているようで、逃げるのはあきらめていますが、しょぼんとして座っています。手を合わせて座っているのが可愛くて思わず撮りました。

 1日おきに点滴のような皮下輸液というのをやっています。皮をつまんで針を入れ、薬の入った水分補給をしています。人間の点滴と違ってあまり痛くないようですが、後半になると水がたまって冷たくて気持ち悪くなるようで鳴きだします。
 私は点滴の管の角度を変えないように押さえ、だんなが亜美をがっちり抑えて二人がかりです。時間は7~8分というところでしょうか。しかし3人にとっては長い長~い時間なのですよ、これが。

 亜美ちゃん、これやってれば後3年くらいは長生きできるそうだからね、頑張ってやろうね。
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萩尾 望都 「ゴールデンライラック」 で朝ドラを

2007年12月14日 10時59分48秒 | マンガ家名 は行
 小学館 PFビックコミックス 昭和57年(1982)7月20日 初版 写真は昭和59年3月30日の 第5刷 

 同時収録作品 「マリーン」 過去記事はこちら → マンガ「時空を越えて逢いに来る少女」の系譜
 
 同時収録作品 「とってもしあわせモトちゃん」
 
表題作 「ゴールデンライラック」 初出 1978年 別冊少女コミック連載


 萩尾さんのSFで一番好きなのは 「銀の三角」 以前の記事→ 萩尾 望都 「銀の三角」 何で知名度低いの ? ですが、ラブストーリーで一番好きなのは今の所、この 「ゴールデンライラック」 かも知れない。
 何かと言うと手に取って読んでしまう。もう何度読み返したことだろう。大きなしみがいくつもあって全体に黄ばんでいるし綺麗な状態ではないが、私には愛着のある本だ。

 今回は思い切りネタバレしようと思ってますが、ここにお越しになる皆さんは萩尾 望都ファン率多いので読んでる方多いよね ? と言うことで…

 これは幼い子どもの時から多分30歳代までの女の半生記。N○K朝の連続ドラマにしたらちょうど半年分、女優も子ども時代と大人時代の二人で済みそうな波乱万丈の物語。
 時代は第一次世界大戦をはさんで自動車、飛行機などの新しい産業機器が飛躍的に技術革新された19世紀末から20世紀の初頭。日本だと明治30年頃から大正を越え、昭和の初めにかけて。
 人生に翻弄されながら大切な人たちを守って生き抜き、ついには穏やかな幸せを手に入れる気丈な女性の話。ねっ、N○Kさん好きそうでしょ。

 ちょっと待った~ てなお声がかかりそう。ずいぶん日本的な耐える女の話に聞こえるかも知れませんが、これイギリスを舞台に萩尾氏の華麗な筆に乗って描かれる半生にわたったラブストーリーなんだよねぇ~。イメージ違うよ。あーでも舞台を日本にして朝ドラでやって欲しい~~

 あらすじ

 8歳のビリーが親戚をたらいまわしされた挙句、やって来た家は裕福な銀行家の一人娘として生まれたいとこのヴィクトーリアの家。両親が死に、あちこちで厄介者だったビリーには考えられない豊かな暮らし、学校、友人、そして自分を理解してくれる可愛いヴィー (ヴィクトーリア)。このまま皆でいつまでも幸せに暮らしていけると思っていた。
 
 だが、ヴィーの父が倒れたことで父の銀行は倒産し、一家は豪華な屋敷から下町のアパートに移り住み、13歳のヴィーとビリーも野菜運びなどの仕事をする暮らしになる。突然の引越しで友人達とも連絡が取れないままだ。
 もっと良い給料を求めてホテルのメイドとして住み込みで働くヴィーは、どんどん綺麗になってビリーは眩しくてならない。

 あるときビリーはヴィーが客とけんかして、ホテルをやめていることに気づく。手がかりを知っていそうなスティーブンス男爵と会員制クラブに行ったビリーは、そこの舞台で化粧をし、しなを作って歌い踊るヴィーを見つけて驚愕する。彼女は寝たきりの父親と介護と手間仕事で疲れきった母親の面倒を見るのに、より割りのいい仕事を見つけただけなのに。

 初めは断っていた男爵のプロポーズだったが、ビリーと二人でいくら働いても豊かにならない生活に疲れたヴィーはついに受け入れ、男爵と結婚してしまう。男爵はヴィーが育った家を買い戻したり、両親の面倒を見たりしてヴィーを大切に扱ってくれる。ヴィーも次第に男爵に心を開いていくのだった。
 ビリーは長い間のヴィーへの思いをあきらめ、子どもの頃憧れた空を飛ぶ事を夢見て軍隊に入隊するのだった…。
 
 第一次世界大戦が始まり、ビリーの戦死通告が届く。取り乱すヴィーはもともと心臓の弱い夫をいたわることも忘れていた。倒れこむ男爵。
 夫が横たわるベッドの横で、
「あなたを一番愛していないのに結婚したわ」 と涙ながらに言うヴィーに、
「いいんだ。私の方は一番愛していたんだから」 と答える男爵。

くぅ~~。 女なら一生一度は言われてみたいお言葉。

 娘コニーも生まれ、幸せいっぱいのヴィーのところにビリーが死なずに帰ってきた。二人は喜びはするが、もちろんそれ以上に踏み込む気はない。
 コニーの喘息がきっかけとなって男爵が事故死し、飛行機に乗せて慰めるビリー。ヴィーが落ち着いた頃、ビリーは飛行機の先進国アメリカで技術を磨こうと渡米する。

 何年か後だろうか、ビリーが懐かしいあの家に戻ってきた。そこにはヴィーそっくりのコニーがビリーとヴィーが初めて出会ったときと同じく、ライラックの咲き乱れる茂みに立っていた。



 長くなってしまいましたね~。もっと手短にしたいと思っていたのに。その後の幸せを予感させるラストって好きです。あらすじでは端折りましたが、友人達のエピソードも味わい深いのですよ。幼馴染 男3人女2人の物語 でもあるのです。

 ヴィーは積極的で行動的な女の子。いや当時としてはエネルギュッシュな方だ。逆境でもどうすれば抜け出せるか自分で考えて行動していく。現実を見据えて優等生過ぎてもいないし、卑屈にもなっていない。このラブストーリーがと言うより、私はヴィーの性格が好きなんです。同じ女性として共感できるのです。

 男爵との結婚もはっきりと
「男爵はおとなだから愛してるわ、お金持ちだから愛してるわ、」と言ってます。
対して男爵は後に
「あるものは金持ちだが年寄りだ、あるものは若いがカネがない、だから私もずるいのさ…」
 ああ、大人だわ。
 その時10代のビリーにはヴィーを幸せにするには時期があまりにも早過ぎたのね。それはどうしようもないこと。せめて、この後は二人+コニーで幸せになって欲しい。そんな暖かなラストです。

 
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父へ飛行帽をプレゼント

2007年12月12日 12時42分39秒 | 雑記
 昔、太平洋戦争当時うちの父は陸軍の 隼 という戦闘機に乗っておった。加藤隼戦闘隊の 隼 である。今聞けば、映画の一場面を想像し、非常にカッコイイと思うであろうが、実際の戦争はもちろんカッコイイばかりでなくて、ボルネオだかスマトラだかで敗戦を迎えた父は、イギリス軍に武装解除され、リュック一つで船に乗って荒廃した祖国に引き上げて来たのである。

 私が19~20歳の頃、可愛い帽子が実家にあった。見つけた私は喜んで学校や遊びに被っていった。ある日父が言うことにゃ、それは戦争の時 隼 の中で父が被っていた飛行帽だったと言う。どおりで新しくはないが、機能的なデザインで古さは感じなく、気に入って自分のものにして相変わらず被っておった。

 アレはどこに行ってしまったのだろう…。まだ実家のどこかにあるのだろうか…。先日軽井沢のプリンスショッピングセンターでそっくりの帽子を見つけてびっくりし、早速父の誕生日祝いに買って帰った。父が気に入らなければ自分で被ろうと思って。
 安かったんですよ、この毛皮に見えるところはもちろん人造の毛だし、3,000円台でそれもすぐに買った理由。他のスポーツ用品店でも同じようなデザインのを見つけたので、今ひそかに流行っているのだろうか ?




                  ↑ あちこちにボタンや紐がついていて、上や下や横で留められるようになっている。


 早速父に持っていったら、こりゃ冬用か上空用 (8,000m以上まで試験的にテスト機で登ったそう) だなぁと言って、そっくりかどうかは言わなかった。薄い夏用をいつも被っていたそう。
 冬の庭仕事用にと喜んでもらってくれたので、まっいいか。安い親孝行でごめんね。




                  ↑ 父が被るとコサックになってしまった…


父の戦争シリーズ

父の軍服

零戦の前で
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樹 なつみ 「獣王星」 完全版 1巻~3巻

2007年12月11日 09時57分04秒 | マンガ家名 あ行
 白泉社 2006年6月~ 雑誌掲載時のカラーページも完全収録した完全版。  満天さんにお借りしています。

 満天さんの記事はこちら → 獣王星 作:樹 なつみ


 昨年アニメになったので、知ってる方も多い 樹 なつみ氏の代表作…って、偉そうに言ってる割には私、樹さんの作品読むの初めてなんです~。
 で、初めて読むにはよかったっぽい秀作らしい。(すいません、なにしろ他を読んでないので) さすがに満天さん、初樹 によいものを選んでくださいました。コミックス第1巻が刊行されたのが1994年、最後の5巻の刊行が2003年という、10年を費やした力作です。

 マンガの中でも自分では手に取らない (買わない) こういう作品を、マンガ喫茶ではなくじっくり手元で読めるのは、貸していただく皆様のお陰と感謝しています。m(_ _)m

 もともと、マンガでは何でもありなのに、文章ではへたなファンタジーまがいのSFは読むの嫌いで、歴史ものやノンフィクションの方が好きなんです。もちろんブラッドベリとか星 新一とかは別ですよ。マンガでも長編だと設定に破綻が見えたりしてしらけるのですが、これは納得できる方。
 自分で新しいSFを手に取らないというのは、新しい世界を読むのがめんどくさくなってるプチ老人か ? なんて考えるんですがね~。

 少女まんがのSFを読んでて破綻がない、少ないと感じるのはやはり萩尾 望都氏、竹宮 惠子氏の両巨頭、それに独特の世界を持つ佐藤 史生氏、あっ男性漫画家が昔少女SFものを描いたものは全部知りませんので除きます。石森章太郎氏のは短編でもいいのありましたよ。


 さて、この作品、SFアクションものって言うんでしょうか、帯には 「壮麗なるサバイバルSF」 と書いてありました。

 両親を殺され、双子の弟と一緒に死刑星と言われるキマイラ 「獣王星」 に落とされたトールは、1日が2年、昼が181日、夜が181日続く過酷な星で生きていかなければならなくなった。

 両親を殺し、自分達をこんな目に合わせる星系の独裁者、父親のかっての友人に復讐を誓い、この星のたった一人の王 獣王 を目指し、トールの気の遠くなるようなサバイバルは始まるのだ。


 以上は一巻のほんのさわりで、この後紆余曲折、信じていたものが根底からガラガラと・・・てな事もありまして、全3巻一気にこの週末に読みました。
 連載中にちょっと話を変えたかな~とか、多少 ? な所も感じましたが、なかなかに面白かったです。

 メカが良く描けていると思ったら、作者あとがきでアニメ畑の方にメカデザイン・設定デザイン・科学考証などを最初から依頼しましたと書いてありました。はっきり金銭的にはちょっと大変だったけれど、安心して描けたとも書かれていて、なるほど~こういう分業も今はあたり前になっているのかと感心しきり。
 又、アニメ化にあたりコンセプトデザインを担当して頂いた 渡部 隆氏 がそのままアニメのデザイン担当になられたということで、双方良いお仕事になったというのが分かります。


                  
          
                 ↑ あとがきにあったトール成長後のイラスト 絵柄が少し変わっているかな。  


 読み終わって1階の居間に行き、日曜お昼の定番 NHKのど自慢 を見ながら昼ごはんを食べていると… ゲストで出ていた藤 あや子さんが歌うところの 「紅い糸」 

生きるも死ぬもあなたと一緒 云々…

 さっき読んだ 「獣王星」 に出てきた ヒロインの二人、ティズとカリムがそれぞれの相手に似たようなこと言ってなかったっけ~~。

 ふ~ん、未来永劫、一途な女は演歌なのね~。いえ、あたしゃ違うよ~。


 PS. 12月7日、まんだ林檎さまより、丁寧なメールを頂きました。11月29日の拙ブログ記事 → まんが林檎 「コンプレックス」 シリーズ の記事をブログに載せることのお知らせに対するお返事です。
 好き勝手な感想を書き散らして失礼したのに、「感想ありがとうございます。」 と言う題名で、「摩利と慎吾」 は大好きとか、感想書いてもらっても目にとまることがないので、メールいただけて嬉しい、とか大変恐縮する内容のものでした。お返事のメールも入れましたが、ここでも深くお礼申し上げます。m(_ _)m
 
 今後ともよろしくお願い申し上げます。
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六本木のクリスマス模様

2007年12月10日 13時22分55秒 | 雑記

 ↑ 東京ミッドタウン ガーデンに向かって開くイベントスペースに設置されたクリスマスツリー。

 まあ、世の中はクリスマス・クリスマスとかまびすしく、私の会社のある六本木周辺もキラキラといっそうキラビヤカさを増しております。勤めている者にとっては人が多くなって、うざったいだけなんですがそれでも何となく年の瀬という感じがして浮き足立つ今日この頃。
 会社の人と連れ立って東京ミッドタウンへ帰り際、イルミネーションを見に出かけました。

 六本木の新名所、東京ミッドタウンは今回始めてのクリスマスを迎えるということで飾り付けにも力が入っています。ニュース映像などで見られた方も多いと思いますが、ガーデンの光の飾りつけは動きのあるイルミネーションが評判で、天の川の中を星が流れて行くのです。


                  

            ↑ 写真だとちょっと見にくいですが、真ん中の青の島の中を流れます。私の隣でどこかのTVクルーが 「後3分しか撮れない !」 なんぞと騒ぎながら同じ映像を撮ってました。


                  

                  ↑ その前、通りからミッドタウンに入ったところのイルミ。



                  

                  ↑ 建物の中からガーデン (芝生のお庭です) を見たところ。


 夜の写真を撮るのがへたですみません。雰囲気だけでも。



                  

                  ↑ 変わって、六本木ヒルズのメトロハット (地下鉄への出入り口です) が巨大な郵便ポストに変身  これもニュース映像で流れました。皆様、年賀状のご用意は済みましたか ? 私は何とか写真賀状の印刷だけ終わりました。はぁ~

            
 またまた、お話変わって、ガレット って知ってます ?


                        

            ↑ こんな形をしていまして、フランスの田舎料理と言うか家庭料理です。

 そば粉のクレープに好きな具を包んで食べる、フランスのお好み焼きみたいなものです。初めはそば粉のクレープにみつでもかけて、子どものおやつみたいなものだったんでしょう。
 ところが日本に渡ってお洒落になっちゃって、専門店が出来て結構お高い食べ物に昇格してます。

 わたし、クレープとかガレットとかに目がなくて、以前もわざわざ原宿のキャットストリート近くにあるガレット専門店へ出かけて → ル ブルターニュ のガレット 食べて来たりしていたのですが、最近六本木ヒルズに出来まして、ランチをしてきました。

 六本木ヒルズ内のガレット専門店 → プティ キャトルズ
 ここのキッシュも美味しそうだったけど、私はチーズと卵とハムと季節のきのこの定番ガレットを頼みました。中を開けるとこんな感じ   ↓


                   
                   


 友人の頼んだ クリームソース 入りはこう。   ↓   コクがあって美味しかったそうです。


                    


 今度はぜひ最近流行の「塩バターキャラメル」、ケーキ感覚で楽しめる「イチゴホイップ」を食べに行こうっと。
                    
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北の国よりの贈り物

2007年12月07日 18時51分56秒 | 雑記
 いつも大量のまんがをお貸しいただくたれぞ~様。たれぞ~さんのブログ  →  すずめ休憩室 

 今回送ってもらった大箱には本の他に嬉しいプレゼントが 
前からたれぞ~さんのHPのキリ番プレゼントとかブログの話題になっていて、よだれを流していた御当地限定食品の数々が入っていたのです。(わーいわーい 美味しそうと繰り返しコメ入れてた成果か ? )

 一番奥はポテトチップの うすしお と 山わさび。山わさびとは西洋わさびの野生化したものだそうで、これがまーまー、辛いという辛さじゃないのに、絶妙な味で、私はまりましたわ。こっちには売ってないのかしら~~アッという間になくなりました。私、いつもは太るからポテチは食べないようにしているんですよ。たれぞ~さんお恨み致します~

 中・下段は北海道でポプュラー及び限定の焼きそば達。まだもったいなくて食べてないのです。とりあえずお礼がてら写真をアップしようと思いまして。

        たれぞ~様、いつもいつもありがとうございます。m(_ _)m


 たれぞ~さんといえば、つり好き。我が家にも先日釣り好きな方から大きな発砲スチロールの箱が届きました。 (そうとうこじつけたなぁ)


                  

                  ↑ 中身は大きな本たらと、



                  
 
                  ↑ たっぷり太った鯵が10本ほど。


 会社関係の方が釣った物をそのまま送ってくださいました。


                  

      ↑ 魚好きなだんなが早速処理してくれて・・・。はい、私はイカくらいしか下処理できまへん

 鯵は次の日の夕飯に、たらは魚屋さんでおろしてもらって、又次の日の夕飯に塩焼きにして食べました。私、たらの切り身は湯豆腐に入れるくらいしか調理法を知らなかったのですが、切り身を塩焼きしたのがだんなの好物で、あっさりしつつもぷりぷりで美味しいものだったと結婚してから始めて知りました。

 たれぞ~さん、たらは寒いそちらでも良く釣れますよね ? 他にどんな料理法があるのでしょうか、知ってたら教えてくださいませ。(たれぞ~さんに限らずどなたか教えて。)

 
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