猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

川原 泉 「レナード現象には理由がある」

2007年06月29日 11時35分28秒 | マンガ家名 か行
 たれぞ~さんにお借りしました。

 おんや~ ? カーラ教授は最近絵柄が変わられたのね~。特に男性が、むふふっちょっとBLに出てきそうなアニメちっくなシャープなイケメンになってるじゃな~い…なんて思って見ていたと思ってくれい。

収録作品
1話目 レナード現象には理由がある
2話目 ドングリにもほどがある
3話目 あの子の背中には羽がある
4話目 真面目な人には裏がある

 各話は別の話ではありますが、同じ高校に通っている男の子、女の子達が主人公。いつもの淡々としたスピードで進み、最後にはほんわかなハッピーエンドとなる恋の数々のお話。


 4話収録のうち、最終話の 「真面目な人には裏がある」 になったら、なんとBLの話と主人公のお兄さんがゲイだったという話が出てきて……わかっちゃった。

カーラ教授、ハマリマシタネ。私は一時期だけにせよ、

       カーラ教授BL嵌り説 

を取らせて頂きます。これに反論する方募集させていただきますっ。(カーラ教授ファン多いからどっときたらどーしょ)
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映画 「神童」

2007年06月28日 15時21分09秒 | 映画
     会社のある六本木でやっているので早速見に行ってきました。


 原作わたしよく読んでないんですが、映画だけでもいろいろおかしい突っ込みどころはあるわけで。
 音大を受験する和音 (わお) が受験時のピアノ演奏がすんばらしくて、1番で入学、入学したら凡才だった、というのはまだ許せるけど、
 初見のピアニストがオケストラと共演なんて、いくらなんでもありえないでしょ1日くらいリハーサルしてよ ! 原作がそうなんでしょうけど。
 この場面でちょっとしらけましたね~。いや…ここ一番の見せ場というか、ラスト近くの盛り上がるところなんですが…。

 音楽はオリジナルも含め、良かったですよ~~。生ではないけど音響の良い場所で聞く大音響のピアノの音、堪能致しました。弾き手も一流 (清家信也・三浦友理枝・和久井冬麦)でしたし。はしょられるのは時間の都合上仕方がなかった。コンサトじゃないからね。

 有り難いことに原作前半にあるという、野球シーンは一切なし。天才ピアニスト うたちゃん の母親が異常に うた の手指を大事にしている、というエピソードのために体育を休ませるとかは有りましたが。夜さんのブログ → 夜さんブログ さそうあきら 「神童」 で話題になっていた、うたの殿馬姿はみられませんでした (笑) 

 わたしが一番見たかった → わたしの好きなおじいちゃん ヴィルトゥーゾ・ホロヴィッツ ホロヴィッツ翁がモデルの、世界的ピアニスト、リヒテンシュタインさん (なんかリヒテルとルービンシュタインを足して2/1な名前 !) はちょっとしか出てこなかった…。ピアノ弾かないし…。日本人調律師も、まあ彩り程度だったし、短い映画の時間の中ではこんなものか。原作ではどんな扱いだったんでしょう。

 真面目に丁寧に作っている落ち着いたトーンの日本映画なんだけど、わたしにはイマイチでした。原作を読んでいないと分かりにくいところも有りそうだし。(わたしは1巻パラ見程度) 
 わたしの見たシネマート六本木では6月23日~なのでまだしばらくやっているとは思いますが、皆様にはTVで半年後でもと言っておきます。以下はこの映画館について。


                   


                   シネマート六本木
 

 六本木に長年勤めている私も、こんな所に映画館が出来たなんて知りませんでした。六本木交差点近く、しゃぶしゃぶで有名な 瀬里奈 の斜め裏で、私は手前の中華の飲食店にだいぶ前に行ったことはあるけど、その時はここも飲食店の入ったビルだったような。いつこんなの出来たんだ ? 4~5年前かしら。
 館内で買ったウーロン茶の領収書には、韓流・華流-アジアンエンタティメントとある。映画館の外観にちょうどこれからやる韓流映画のフェスティバルの宣伝を貼っていた。経営者は韓国の方?
 4つあるスクリーンの中でも私が見た部屋は一番小さいらしく、50席ほど。水曜昼1時30分からということで客は10人ほど男性は2名、レディースディだからね。

 職場の近くに映画館があるのは凄く便利。たまに調べれば単館系のいいのをやっているかも。ここを見つけただけでも収穫だったかな 
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COMの中の 矢代 まさこ ④

2007年06月27日 09時26分11秒 | まんがエリートのための雑誌 COM
 COM 1968年(昭和43年)9月号 矢代 まさこ 短編シリーズ ④ 「わが名はボケ猫」


 頭は、マンガ版 「わが輩は猫である」 的に始まる。くしゃみ先生の飼い猫だったわが輩とは違って、ボケ猫はのら猫だが、近所の人たちに適当にかまわれ、ポリバケツのフタをあけてはゴミをあさって生きている。猫の目から見た人間の暮らしぶりが少し辛らつに綴られるところは 「わが輩は猫である」 にそっくりだ。

 町内の面々は、子供の生まれそうな家、捨て犬を拾った若夫婦、駆け出し詩人の若者、愛犬のことしか頭に無いおじいちゃん、などなど様々だ。
 これといった事件も無く過ごしていたのに、来月からゴミ収集がポリバケツからパック式になってボケ猫がエサを取れなくなりそうだ。これは大変、対策を考えなくちゃ。

 捨て犬からせっかく飼われることになった子犬がジステンパーで死んだ夜、急性肺炎の赤ちゃんは命を拾い、早い朝が始まる…。ボケはいよいよパック収集の波及していない地区への引越しを決意する。人間界はいつもの朝を迎えたかに見えたがその時 

 地震だ ! こいつはでかいぞ!

 屋根から地面に飛び降りて後は飛び跳ねるボケ猫。人間達も醜態を晒している。それを見て、別世界にいるはずの連中と自分と同じ様に感じていることを知って嬉しいと思うボケ猫。このまんまの状態がまだしばらく続けばいい。ボケ猫はみんなと一緒に悲鳴をあげたい ! しかしすぐに揺れは収まり、何事も無かったように日常が始まる。パック入りのゴミを横目に天涯孤独のボケは旅立っていった。

 ほのぼのタッチで描きながら、「わが輩は猫である」 と同じく人間界をじっと観察している。でも大きな批判はしていない。淡々と描写して皆さん何か感じてくださればそれで結構、という作者の視線を感じる作品。

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七面鳥のナナちゃん

2007年06月26日 12時09分10秒 | 猫・犬・動物
        皆さ~ん、生きてる七面鳥見たことある?

 はい、お勉強に見て行ってくださいね。薄暮ゴルフによく行く水戸郊外の桜ノ宮ゴルフさんというゴルフ場で飼われている七面鳥の ナナちゃん です。ナナと言う名前は勝手にわたしがつけた名前でふ~。(笑) 七面鳥だから。

 ※ 後でこの鳥は七面鳥でないことが判明しました。フランス鴨とも呼ばれる「バリケン」という種類の鳥だったのです。ゴルフ仲間?さん に教えてもらいました。休憩所のお姉さんの話を鵜呑みにしてました、m(_ _)m

 でもね、この子には、せっかく生んだ卵を野犬に食べられてしまったと言う可哀想な過去があるんです。休憩所のお姉さんに教えてもらいました。もう何年も東コース5番、休憩所横の池に住んでいます。池には鴨もいますがいつも一羽。卵生んだって言ってたけど、だんなさんも死んじゃったのかな~ ? お前は長生きするんだよ。この日は珍しくもう少しで触れるところまで近寄れて、写真が撮れました。


                  


                  この日は昼頃は快晴、途中から雲が出て来て日焼けしにくい絶好のゴルフ日和。



                  


                  薄暮に集まった人波もご覧の通り。混み合って、いつものように1.5ラウンドできませんでした。
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西谷 祥子 「花びら日記」 1~3巻

2007年06月25日 13時53分11秒 | マンガ家名 な行
 花びら日記 週間セブンティーン 昭和43年(1968)29号~昭和44年(1969)8号まで

 わたしが読んだのは写真のセブンティーン・コミックス
1巻 1972年1月10日初版 1974年10月31日 5版
2巻 1972年2月10日初版 1976年 3月31日 8版
3巻 1972年3月10日初版 1975年 3月31日 6版

夜さんからお借りしたもの。

 「レモンとさくらんぼ」 「われら劣等性」 「いとこ同盟」 等、西谷先生の得意分野である学園物の集大成のような作品です。また、表現方法を日記形式としたところがこの作品に合っていて、思春期の少女の感情が溢れています。わたしは外国物で、いかにも少女マンガ的なあざとい演出もある 「学生たちの道」 より本物ぽくて好きです。
 
 高校生の 奈々子 が主人公。それに隣の家の幼馴染 ゴクロウくん や仲良し4人組の他メンバー、クラスメイトや学校を二分する美女たち、お約束の憧れの君である男子生徒などなどが始めから賑やかに登場します。その後も登場人物がどんどん増えて凄い人数になって行きます。
 
 どちらかと言うと、それら友人達の方が事件や揉め事を起こしたり、はなからそういう運命だったりして次々と事件が起こります。それに対して奈々子は

みんなどんどん変わっていく、わたしは変わらないのに 
 
 と悩んだり、わたしはわたしと開き直ってみたり。

 日記と言うことで、マンガ形式のところもあるけれど、顔のバックに文章がびっしり、というコマもあって読みごたえ充分になり、思春期の女の子の考えていることが目いっぱい詰め込まれています。太宰治を読んでるみたいなところもあって、これはちょうど今高校生という女の子も、ちょっと背伸びしたい中学生たちも女の子はみんな飛びつきそう。(笑)

 3冊で一応完結で、続編の 「奈々子の青春」 全2巻はまだこれから読むのですが、内容ぴっちり、当時の青春を思い出しつつ、他にあちこち浮気をしつつ (百鬼夜行抄文庫9巻など) 先々週からやっとこの前の日曜日で読了という小説並みに時間が掛かる作品でした。
 途中で行き詰ると言うか、つまらないというんじゃなくて40年前の少女の時間に戻ってどっぷりだと おばさん もう疲れるのよ。 青春時代は後からほのぼの思うもの~ と歌にもあったけど、内容の濃い読み手が青春の時にじっくり読みたい作品です。
 復刻版が出ているはずと思ったら、2002年9月に出ていて (小学館版) もう絶版・重版未定になってますね。 → 花びら日記 わたしは復刻版を まんだらけ で見ました。
 もしマンガ喫茶等で見かけたら、大丈夫まだまだ青春時代という方一度読んでみて。ふぅ~
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槇村 さとる 「Do Da Dancin!」

2007年06月22日 11時11分37秒 | マンガ家名 ま行
       ヤングユーコミックス ㈱創美社 2001年1月24日 1巻初版


 この方の絵柄がとても好きで、マンガ喫茶ではいつも読んでました。ところが自分では1冊も持ってない・・・。マンガ喫茶に入り浸っていたころは、なにが何でもまんが本は買わないと思っていたからなぁ。最近それが崩れて本が溢れつつあります。(泣)

 この人の長編作品はいつも、分野は違えど少女が切磋琢磨し、恋もし、苦い経験もしながらその世界で頭角を現していくっという話が多いのですが、

フィギュアスケート アイスダンス 「白のファルーカ」
   〃             「ヒロインの条件」
   〃      ペア     「愛のアランフェス」

芸能界 「BELIEVE」

シェフ 「おいしい関係」

負け犬 ? 「恋のたまご」

OLさんだけど母親が飛んでて苦労してる 「イマジン」 などなど。
 
 今回はバレエ界です。でもテレプシコーラやスワンのようにエリートのプリマ候補のお話じゃない。あっ六花ちゃんはエリートじゃなかったけど、千花ちゃんはエリートだったよね。

 お話としてはよくある少女マンガ王道の少女(女性)の成長物語なんですが、この人のは面白くて大好きなんです。何でかなーと考えるに、まず絵柄がノーブルで綺麗。自分好みなのは大きいですよね。バレエの決め場面、綺麗だわ~~
 
 次に当たり前だけど、魅力的な脇役の人々。幼馴染や、なぜか主人公が勝手に気に入られる王子様 (世界に通用する男性プリンシパル) やら、年下のすねてる男の子やら、ちょっと危ないおじ様やら次々に登場する男性陣。女性陣もバレエや恋のライバル、憧れの女性、反対に元気付けてあげる年下のプリマさん、協力的な教師などなどいろいろ出てきて飽きさせない。
 名作といわれる作品は押しなべてそうだけど、脇役さんの人生がきちんと描かれている所も物語に厚みが出ています。わたしのお気に入りは主人公のお父ちゃん。今は 魚屋の禿げのおっちゃん だけど、お母さんが惚れたの分かるわ、見てないようでいて見ている下町の大人よ。

 一番いいのは主人公が普通の悩める乙女と言うところかしら。才能溢れる天才じゃない。お金持ちの子でもない。ちゃんと仕事してお金の心配もして、リアルですよ。フリーでダンサーしてる人ってこうなんだろうなぁと思わせる。
 
 この作品の主人公なんて下町の魚屋の娘ですよ。母親がバレエやっていた関係で自分もはじめ、割合順調にプリマ候補になっていったのに母親が死んだ時から時間の止まったまま今はもう22歳。今からコンクールに優勝して世界に出て行くような年じゃない。
 一応子供のころから同じバレエ団に所属していて、子供のバレエ教室で教えたりして生計を立てています。そうよね、バレエ団所属と言ったってみんなプリマじゃないもの。どこの世界でも一人でお客を呼べる人なんて一握りなのよ。脇役もいなくちゃ 「白鳥の湖」 も公演できないわけで。

 そんな脇役人生だった 鯛子(たいこ)ちゃん (魚屋の娘だからね~ 笑) 

母親が死んでから、あれから私は踊っていない

 と気づいてそれから頑張るんだわ。事情があって慣れ親しんだバレエ団を退団して、フリーダンサーになり、世界的プリンシパルの三上とモダンダンスに挑んだり…。でもやっぱりクラシックをやりたいともう一度頑張ってみることに…。

 9巻まで出て、今連載は休止中とか。え~続き読みたいよ~。


 この作品読んでると、何でも中途半端だった自分を思い出して深~く反省。

 せっかく親が習わせてくれたピアノや茶道はやっと小学校の時だけいやいややり、中学高校で自分からやりたいと言った卓球も1番にはなれず、淡い夢だったマンガ家なんて挑戦する根性もなく、バイクは楽しく乗ったけど今は乗ってないし、10年以上やってるゴルフはちっとも上手くならない。
 
 いやいや、世の中の大多数の人生なんてそんなもんよ、あんただけじゃないわさ、今がそこそこ幸せならいいんじゃない~ハハハ…と、と、と、

          そういうところがいかんのよ 

 自分に厳しく出来ない凡人の呟きでした。
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のだめカンタービレ 18巻 ・ 後宮 4巻

2007年06月21日 16時30分20秒 | マンガ家名 な行
 あちこちネット見ていて我慢できなくなり、昨日マンガ喫茶へ行って読んでしまいました。


 まず二宮 和子著 「のだめカンタービレ」 第18巻、 先に tooru_itou さんとこの BBS → 「百鬼夜行抄」用BBS」 ネタバレ専用その他を散々読んでいたので、自分で気づかないところばかりしっかり見つけてはワハハ。みなさん凄いな~。千秋の服の乱れなんてわたし絶~対気がつかない。

 たれぞ~さんのブログ → すずめ休憩室 にも長期戦の模様を見せて…とあった様に、ここに来てスピード感は落ちましたね~。まっ、速成で若手有望ピアニストや世界的指揮者造られちゃマンガといえども困るけど。

 ところで、またもや出ました のだめ のサロン・コンサトの演目にわたしの好物 イタリア協奏曲。


                  


          グレン・グールド ピアノ バッハフーガの技法BWV.1080及びイタリア協奏曲BWV.971 1959年6月23日~29日 録音

 しばらく音楽の話題はやめようと思っていたのに~。のだめの話題では出さないわけにはいかないじゃーないの (そうか~?) 
 
 大変有名な曲なので誰でも聞けばああこれか、と思い出されると思うのです。この曲の全体は急―緩―急の3楽章ですが、圧巻は第3楽章 Presto ヘ長調、転調部分の独奏部です。この部分は早く弾けば弾くほどにピアニストにとって技巧が際立つところなので、皆さん張り切ります。
 
 のだめの観客も後ろで 速 ! って言ってますよね。のだめちゃん凄く頑張って弾いてると思います。上の写真のグールドさんもすんばらしい速さで聞いてるだけで目が廻りますが、彼のドライブ感がたまらない演奏です。


                  


                  お約束、グールドさんの歌う声も入ってます、と注釈つきです。 





                  


                 海野つなみ著 「後宮」 第4巻


   3巻までの感想はこちら。→ 海野 つなみ 「後宮」


 第4巻 出てたんですね。と言ってもいつもマンガ喫茶で読んでるのですが。
 この4巻ではいよいよ二条の人生は混沌としてきます。鎌倉期、後深草院に仕えた女房二条の物語。モテるのはいいんだけど、後深草院の弟2人に想われ、他に後見人になってくれたおじいさんとも無理やりだし、ほんとに好きな人とは添い遂げられず、仏の道に入ろうとしても人生に流されてそうも行かず、と昨今の昼メロより波乱万丈。

 原作の 「とはずがたり」 ではこの後方々を旅する49歳のころまで語られているのでこれはそこまで描くのでしょうか。貴族社会ということで、相変わらず貴族達は遊び暮らして愛だ~、恋だ~、何もらったの、どこの寺に詣でたの~、女房達を少年風にコスプレさせて蹴鞠のまねをさせて趣があっただの、とやっていますが、その中でも当時の女性の社会的弱さはいかんともしがたく、後ろ盾の無くなった悲惨さやちょっとしたこと (今の私達には、ですが) で仏門に入るーといった騒ぎになるのが哀れです。巻末の解説が面白い。こういう作品を描くには調べるのが大変でしょうねえ。

 後どの位連載されるのでしょうか。まだ二条は20歳代と思われるのでまだまだ続きそうですね。
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ユウが死んで1年経ちました。

2007年06月20日 15時43分51秒 | 猫・犬・動物
 ぼやけた写真ですが先週高速道路に乗っていたら、珍しく富士山が見えました。


 それで、去年もこの6月に富士山が見えたなぁと思い出しました。高速道路から撮った富士山の写真を載せたのは猫のユウが死んだことを皆さんに報告した時。去年の6月20日のことでした。死んだのは6月19日、その直前の休みに蓼科へ行っていて、帰り道の高速から撮った富士山がとても綺麗だったので供養に使いました。


2006年6月20日のブログ 思い出したくない人は読まないで → ユウは、お星様になりました。


 その前後のブログを見ると、薬の話とか介護の様子とか、死んだ後はお墓の話とか、今読んでも思い出してちよっと辛いです。でもいつまでも忘れないであげるのが供養ですよね ? 1枚だけ写真載せて頂きます。

                  


                 一人じゃなくて、亜美と一緒のにしました。左がオス猫のユウです。一生忘れないからね。
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週末に食べたおいしいもの。 + 古本市のことも。

2007年06月20日 11時08分56秒 | グルメ 私の食べた美味しいもの
   まずは中軽井沢 村民食堂 のぶっかけそば 1,050円 緑の中で食べると格別です。

 
                 

                 ビストロ ボン・ヴィボン 6月のメニュー始めはかんぱちのカルパッチョ


                 

                 くるみの入ったパンも外はカリッと中はほかほか暖かくていつもの通りおいしい。バターが又、醗酵気味で美味しい~。



                 


                 稚鮎のにんじんのビネグレットソース
 


                 


            隠れて見えないので上を取り除いたところ。頭から尻尾まで柔らかく食べられました。(だんな談 私頭残しましたごめんね~)



                 


         今回最高に美味しかった うにのムース もっ!絶品・絶品



                 


            コーンポタージュもコーンがいいので甘いこと!



                 


        かにのクリームスパゲッティ これでもうお腹がすでにしていっぱいになりかけながらも、



                 

                 
              しかして子羊の背肉のローストをぺろりと平らげ、



                 


              桃のコンポート、アイス添えをむさぼり舐め、



                 


        締めのロイヤルミルクティーを飲み干した我が胃袋であった…。


 ※ マンガの話題をちょっと追加

 先日仕事でJR新宿駅西口を通りかけたら、古本屋さんのイベントをやっていて、ついつい15分ほど見てしまった。このJR新宿西口広場と言うのは50歳以上の人間には格別な思いのあるところで、まっそれは又何かの機会にしゃべろうとは思うけど、今はこんなイベントとかやってんのね。
 
 何軒参加しているのか、広い会場に貴重なものから比較的新しいPC関係の本まで凄い量の古本が積み上がっていて圧巻 !
 中に1970年のだけだったけど COM が1冊350円で売られていた。中程度の痛みだし、1冊づつバラバラでまとまってないので安いのね。
 そうかと思うと他のブースではこの前私が まんだらけ で400円台で買った 石森(当時)章太郎先生の 「少年のためのマンガ家入門」 に 「続 マンガ家入門」 とセットで10,000円と言う高値がついてたり。結構ポロだったのよ。こういうものは値段があってないようなものなのね~。売りたい人と買いたい人の関係で値段が変わるのがよくわかる。

 時間があったらもうちょっとふらついていたかったわ。たまには神田あたりにも行ってみなくちゃね。

 私の過去記事 → 少年のためのマンガ家入門
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西谷 祥子 「オリンポスは笑う」

2007年06月19日 13時19分46秒 | マンガ家名 な行
     初出 別冊マーガレット 昭和49年(1974) 4月号・5月号 
 私が読んだのはマーガレットレインボーコミックス 1976年7月25日 初版 夜さんからお借りした西谷コミックス28冊のうちの1冊 同時収録 「九月になれば」 「キッスのテーマ」


 ギリシャ神話の神々を脇役に、美貌の羊飼いユーリアスとその妹リーリの冒険談。というか、ほとんどリーリのお兄ちゃん奪回作戦のお話。
 
 いまだ神々と人間が同じ空間で暮らしていたはるか昔々。太陽神アポロが美しさを競いに空から降りてきても不思議ではないほどの美しい青年ユーリアスは、妹のリーリと羊飼いをして暮らしています。ニムペ (ニンフ) たちが競って、そのたてごとと歌を聞きに来るほどの大人気。
 リーリは大好きな兄さんを取られまいと躍起になっています。ユーリアスもそんな妹が可愛くてしょうがない。
 
 ところがそんなユーリアスを狩の途中の月の女神アルテミスが偶然見初めてしまったからさあ大変!オリンポスの山に連れ去られて行くユーリアス。突然いなくなった兄の事実を知ったリーリは、勇んでオリンポスの山におにいちゃん奪還に向かいます。おてんばな妹だ。

 絶壁の山に四苦八苦したり、昼間は空中に浮いて囚われているユーリアスを愛の女神ビーナスの息子のエロスやその弟マンテーロスの助けを借りて助け出そうとします。ユーリアスは記憶を失って、夜は神々の宴会の接待をさせられているらしい。
 アンテーロスの愛の矢が腕に触って前以上に兄さんが好きになってしまい悩むリーリ。そこに帰ってきたアルテミスに 「お兄ちゃんを帰してください!」 と叫ぶが気位が高いアルテミスに跳ね返されます。

 本当は兄弟ではない二人の物語のラストはゼウスによってハッピーエンド、途中途中でギリシャの神々の説明や紹介も入って 西谷氏 楽しんで描いている様子。 今読んでいる 「花びら日記」 にもアポロというあだ名の青年が出てくるし多分ギリシャ神話が大好きなんでしょうね。

 この人の題名の付け方のセンス結構好きです。

別に山が笑っているわけではないけど 「オリンポスは笑う」 

なんだか分からない 「平和でいこう!」 「私は楽しく遊びたい」 「コントロール・ママ」 「クジラは空に」 「ラッコ翔べるか」

怖~い 「踊る人形」 「殺人学教えます」 「喪服の似合うエレクトラ」

長い題名 「太陽は誰のために昇るのかについて語りましょう」 「どうかだれにもいわないで」 「夏の恋-どういうわけか愛してる」 「けんか祭りだみこしだワッショイ」 「ペンションサルビア に集まれ」

ちょっと期待しちゃう 「ハダカでごめんなさい」 「プレイガールと呼んでちょうだい」 「危険な昼下がり」 「美しい男はみんな好き」
  
 等々面白いでしょ。 西谷祥子ファン倶楽部内 作品リスト年代順 参照

 近年は日本画やイラストなどは描かれているようですが、マンガは描いてないようです。ファンとしてはマンガの最新作を期待したいところですが。
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