猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

一条 ゆかり 「有閑倶楽部」 1巻~19巻

2007年09月27日 13時10分21秒 | マンガ家名 あ行
                 たれぞ~さんにお借りしています。

 ご存知 りぼんオリジナル昭和56年春の号 から現在も不定期で長期連載中の一条先生の超人気作。主人公たちの人物紹介は、各巻の初めの方に出ているのを引用させて頂きますね。私より、これを読んでるマンガ好きな方たちの方が詳しそうだから…。

美童(びどう)グランマニエ スウェーデン大使の息子。プレイボーイ。
菊正宗 清四郎(せいしろう)大病院の息子。知性派で、武道の達人。
松竹梅 魅録(みろく)   警視総監の息子。メカ大好きのアクション派。
剣菱 悠理(ゆうり)    日本有数の財閥の令嬢。ジャジャ馬娘。
白鹿 野梨子(のりこ)   茶道家元の娘。男ぎらい。囲碁の名人。
黄桜 可憐(かれん)    宝石商の娘。ハデ好き。イロケ虫。

 名前がお酒の名前いっぽんやりというのが可笑しい~。主人公たちのみならず、他に出てくる人たちもお酒の名前だらけ。一条先生、いける口ですね~特に日本酒がお好き ? 

 まあ、これだけ楽しそうにハチャメチャやってたら、リアルさがどうの、突っ込みどころがどうの、というのもアホらしい。どうぞ、ありえないことでも不可能なことでもどんどんやって頂いてマンガとしてとことん楽しみましょう、という気になりますわ。
  
 魅録はマシンガンぶっ放すわ、清四郎は高校生なのに天下の剣菱財閥を一時とはいえ動かすわ、得意の必殺蹴りでヤクザより強い悠理や、とても高校生に見えない色っぽい可憐に外見は楚々としたヤマトナデシコながら芯の強い野梨子と、役者が6人もそろいすぎ。
 彼ら6人が、あるときは在籍している聖プレジデント学園で、(私が毎月行くゴルフ場と同じ名前 ! ぷぷ) 時には東京シティを巻き込んで、はたまた南海の王国で、ヤクザやKBGやCIAと大立ち回り~。大事件をたちまち解決ってやっぱりありえないけど楽しいわ~。      

 そんな調子で楽しく読んでいくが、長期連載ともなるとそれだけでは流石に作者も飽きたのか、10巻くらいから6人の間に波風を立ててみたり、哀しい初恋の別れをやらせてみたり、心情を詳しく描写して見せます。
 最近の巻はまたまたホラー色が強くなっているみたいですね。悠理はどこまで行ってしまうのか ? どこの巻だったか、おばあちゃんの魂が市松人形に乗り移り、美童にせまって、というお話が怖いけど可笑しかった~。思わずうちの いちまさん → 私の人形は良い人形 を見てしまいましたよ。

 今度TVドラマになるのね~、と思っていたらなになに、ジャニーズ赤西君が 魅録 になってしかも主人公だって ? いえ、赤西君は別に好きでも嫌いでもないけど (どっちかと言ったら美形はみんな好きだけど) この物語って6人全員が主役じゃないの ? やっぱりTVドラマは原作とは別物なのね

       
※ 最近又、拙ブログをお訪ねくださる方が多くなり、大変ありがとうございます。多分昔のまんが関係を見に来られる方が多いと思います。 画面左のカテゴリー マンガ家○行 と まんがエリートのためのCOM をチェックして、マンガ雑誌 COM の表紙や石森(当時) 章太郎、水野 英子、西谷 祥子氏などの表紙絵だけでもご覧になっていってくださいませ。
 又、記事にまさったコメントを下さる方も数多く、ぜひそちらもお見逃しなく、よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m 

 
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京の和菓子

2007年09月26日 09時30分51秒 | グルメ 私の食べた美味しいもの
 マンガを貸し借りしてもらっている くまさん より、な~んと美味な和菓子を頂きました。
 
 上の写真は和製マロングラッセというべきか、大きな栗を丸ごとお砂糖で煮含めたようなお菓子。それが洋風のものと違って、リキュールもくどくないし、和三盆のような上品な砂糖の香りまで漂う逸品なのです。だんなも凄く褒めてまして、叔母とだんなと私でパカパカと食べ、はっと気がついてデジカメを出したらもう2つしかなかったという・・・・・・・。


                  


                ↑ 一緒に入っていた るりの里 というお菓子はだんなの好きな小豆がたっぷり入ってこれもくどくなく流石に京都の和菓子ですわーーん。

     くまさん、大変美味しく頂きました。ありがとうございます。


              ↓ おまけ画像 今福岡のお寺で群生しているそうですが、うちのお寺さんでも一株あるんです。シロバナマンジュシャゲという名の白いヒガンバナです。


                  
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藤子・F・不二雄 異色短編集 4 「パラレル同窓会」

2007年09月25日 11時09分36秒 | マンガ家名 は行
          小学館文庫 1995年8月10日 初版 写真は1998年12月1日の 第8刷
 
 最近はお借りしているマンガの記事ばかり書いていたので、自分の持っている古いマンガの記事をたまには書かなけりゃと。

 この文庫が出たのは1995年と比較的新しいものの、収められている短編14編は1976年8月から1983年7月までのビック・コミック系やSFファンタジア、マンガ少年、マンガ奇想天外などに発表されたもの。もう30年経っているものもあります。 
 
 大体がSFものですが、日常に潜む知られざる恐怖(?)とかブラックユーモアが効いているものが多く、ひとつひとつは短いのにちょっと考えさせられます。同じ作者の初めての大人向けSFマンガ 「ミノタウロスの皿」 から続く系列の作品たちですね。

 全体的に、よりブラックユーモアのきつい 星 新一 といったら感じが分かるでしょうか。それをあの どらえもん の絵柄で描いているんです。見たこと無い人は え~、でしょうが、この方のこういう作品は評価が大変高いのです。皮肉が効いてて私も好きですね。


簡単に作品紹介

 値ぶみカメラ  
その名のとおり、写したものの値段が、本価(原材料費)・市価(正札価格)・産価(将来被写体が生み出す利益)・自価(ここでは自分にとっての価値)の4つとも分かるカメラ。求婚する大金持ちの青年と、まったり付き合ってきた居心地のいい貧乏なカメラマンを写した竹子の自価はどちらが高いのか。

 女には売るものがある
表紙を入れても6ページの超短編ながら、いやこれ傑作。この中で一番好きかも。近未来が舞台。夜の歩道で客の男を物色するおんながひとり。さえない中年男を捕まえ、値段の交渉を済ませていざホテルへ。風呂場で轟然と女に体を洗わせて 「ああ久しぶりだなぁこんな気分」 とご満悦な男。
 新聞や茶を持ってこさせたり腰をもませたり、そのくせ女が裸でベッドに入ろうとすると 「金を払ってまでそんなことするか !」 と突き飛ばす。
 その後二人は警察につかまってしまうのだが、さて、罪状は ? 最期のコマの前のコマでやっと明かされます。どんな世の中になっても、女には売るものがあるのね。いいんだか、悪いんだか。

 同録スチール
「値ぶみカメラ」で登場の、怪しげなカメラのセールスマンが又登場。このシリーズに良く出てきます。今度の商品は写真を複写して手を触れると、最初に写真を写した時の音を10分間再生するカメラ。友達に映して貰った、好きな女の子のしゃべった言葉とは。

 並平家の一日
45歳会社員並平 兵順(ひょうじゅん)、妻、子供二人生活意識は中流の中、起床から出勤までの所要時間が38分。妻、凡子(なみこ)40歳、自由時間は平均一日4時間54分。子供二人も流行に敏感なイマドキ子供。熱心にこの家を隠しカメラで観察する隣人がいた。その隣人の旺盛な商魂とは。

 夢カメラ
またまたカメラのセールスマン氏登場。今度のカメラは寝ている人を写すと、見ている夢がセリフ付で写るカメラ。無理やり預けられた係長さん。会社の好もしい女の子の夢を見たのはいいが…。

 親子とりかえばや
これはなんとなく分かりますよね。立場を換えれば相手のことがよく分かる…。

 懐古の客
4回目出演のカメラのセールスマン、ヨドバ氏。今度はセールスでなく、旅行客として過去にきたようです。ここに出てくるボロアパートはまんま トキワ荘 がモデルのようで、玄関、2階に上る階段、懐かしがって描いているのが分かります。未来のパック旅行 「グッドオールドデイズ一週間」 の滞在先として押しかけられた、かけだしマンガ家君は6泊2食つき20万円という大枚に目がくらみ、ヨドバ氏の世話をするが…。

 パラレル同窓会
人生の転機に過たず正しい決断をしてきたと自負する高根氏、今は極東物産の社長だ。成功したといえる彼の唯一の趣味は、深夜つかの間小説を書くことである。そんな彼に「パラレル同窓会のお知らせ」というハガキが届く。それは一生に一度、人生の転機に枝分かれしたすべての自分が一同に会するという 自分だけの同窓会 だった。しかもそこでは人生を取り替えることも出来るという…。

 その他 「コラージュカメラ」「かわい子くん」「丑の刻禍冥羅(カメラ)」「ある日」「四海鏡」「鉄人をひろったよ」などなど題名を見ているだけでも内容がわかるようなわからないような。
 しかし、鉄人みたいなロボットを拾ったら凄い迷惑だよなぁ~。庭にも置いとけないからこの作品の主人公の中年男性の戸惑いも分かります。たとえ一国が命運をかけて開発し、三つの国が大いなる犠牲を払って追い求めたものであってもね。SFと現実のギャップがおかしい藤子F氏のSF好きなセンスにひたすら脱帽。


 ※ 最近又、拙ブログをお訪ねくださる方が多くなり、大変ありがとうございます。多分昔のまんが関係を見に来られる方が多いと思います。画面左のカテゴリー マンガ家○行 と まんがエリートのためのCOM をチェックして、マンガ雑誌 COM の表紙や石森(当時) 章太郎、水野 英子、西谷 祥子氏などの表紙絵だけでもご覧になっていってくださいませ。
 又、記事にまさったコメントを下さる方も数多く、ぜひそちらもお見逃しなく、よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m 

 
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萩尾 望都 「山へ行く」 シリーズここではないどこか

2007年09月20日 09時43分35秒 | マンガ家名 は行
 萩尾 望都氏の新刊です。連載中にちよっと立ち読みとかしていたんですが、我慢できなくて買っちゃいました。まだ連載中です。

 月刊 「Flowers」 2006年4月号~2007年5月号まで掲載された短編10篇収録。夢か現実か、日常と非日常のハザカイを描いたモト様流の作品達の中に。うっこ、これは最後の一遍は誰でも心をつかまれそう。

 「柳の木」 壮年といわれる年を迎えた人達がこれを見て、泣かないでいられるだろうか。どこにもなかったという話ではないけれど、普遍なものは普遍です。

          

 話変わって、先日の猫病院詣での折、私の好きな一色猫ちゃんがいました。白猫君です。いっぱい写真撮ったので、載せちゃおう。


                  

                  13年目には見えない美丈夫さんですね~。(オス) 美童グランマニエ (有閑倶楽部) みたい えへへ今読んでいるんで。


                  

                  飼い主さんを見上げて不安そう。病院へ来る前に察知して逃走したそうです。


                  

                  あきらめてしゅんとしてます。


 ネッ友さんの うめさん所の えりちゃん →  うめさんのブログ 百花の魁! 梅日記 の男の子版みたいに立派な白猫さんでした。
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さそう あきら 「神童」

2007年09月19日 10時40分39秒 | マンガ家名 さ行
             双葉文庫名作シリーズ 初版 2003年12月25日~ 
        1999年度 文化庁メディア芸術祭優秀賞・手塚治虫文化賞優秀賞受賞
              
                 つるさんにお借りしています。


 これは以前映画で見ましたけど、原作の方が実写映画よりいいですよ。 → 映画 「神童」

 映画はなんか・・・印象が暗い・・・。うたちゃん母娘の自信まんまん破天荒ぶりが映画には全然出てない。まんがの方が明るくて楽しい。うたちゃんの天才ぶりもまんがの方がよくわかる、納得できる。映画は実写なので、あまり大げさでもと抑えているんでしょうか。又、うたの奏でる音楽がこの世のものではないくらい素晴らしい、うた の手で奇蹟が起こる、という場の表現はCGでも使って表してもよかったんではないかと。

 この作品、文庫で全3巻のボリュームでしたが、3巻になってからぐっと盛り上がってきます。1巻はピアニストとしての神童である小学生 うた が野球好きということで、野球シーンが後半ほとんどのページを使って有ります。音に関係するシーンなので全然ストーリーに関係ないというわけでもないのですが、これは野球マンガかい ? と錯覚しそう。
 夜さんのブログ → さそうあきら 「神童」 でもそういってましたね。

 3巻で うた が世に認められてその後音楽家として致命的な病気に見舞われるところはドラマチックで面白い。
 最後の方に出てくる、聾者の若い女性ダンサーが聾者の子供のワークショップをやっているところなどは実際こういう人がいるのだろうと想像できる。とてもリアルです。

 そうそう、私の好きなおじいちゃん ヴィルトゥーゾ・ホロヴィッツ は似顔絵そっくり、晩年の日本に来た頃のままで可愛かった~~。これも実写ではおとなしめの本物のピアニストさんがやっていて、つまんなかったよ~ぅ。日本人調律師はまんがではカッコよすぎ。若く描いてたし。

 映画を先に見ていましたけれど、やっぱり小説でもマンガでも、原作つきを映画にするのって難しいんですね。


 ※ 最近又、拙ブログをお訪ねくださる方が多くなり、大変ありがとうございます。多分昔のまんが関係を見に来られる方が多いと思います。
 画面左のカテゴリー マンガ 及び マンガ家○行 をチェックして、マンガ雑誌 COM の表紙や石森(当時) 章太郎、水野 英子、西谷 祥子氏などの表紙絵だけでもご覧になっていってくださいませ。
 又、記事にまさったコメントを下さる方も数多く、ぜひそちらもお見逃しなく、よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m 



※ PSのPS
 よく行くBBSさんで 「トーマの心臓」 について語ってるよ。そんで ギムナジウム カフェ の話題も 萌えぇ~ → おしゃべり広場 スタジオライフ公演「トーマの心臓」
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佐藤 史生 「夢見る惑星」 の番外編3篇 

2007年09月18日 12時51分32秒 | マンガ家名 さ行
          ↑ 「星の丘より」 「雨の竜」 つるさんから頂いたコピー


 以前、ブログお仲間の 夜さん からお借りして、佐藤 史生氏 のコミックスを何冊か読みました。それ以前は まん○らけ で名前を見て興味はあったけれど、全然知らない方だったんですよ~。活躍していた時期が私の少女まんが読まない時期と重なってて。
 
 記事アップしたところお好きな方がたくさんいることが分かって、コメントもいっぱい頂きました。その中に つるさん がいらして、詳しく説明してくれて、佐藤氏初心者の私にはとても興味深いお話でした。その後いろいろあって、今回 「夢見る惑星」 の番外編 「竜の姫君」 の載っている 「アリスブック Ⅰ」 を譲っていただきました。そうしたら、他の番外2編 「星の丘より」 と 「雨の竜」 をコピーして一緒に送っていただきました。感謝です~。m(_ _)m


                    

                     ↑ 「竜の姫君」


 話の順番としては、「星の丘より」 1977年別冊少女コミック5月増刊 → 「夢見る惑星」 1981年プチフラワー秋の号から1984年5月号まで → 「雨の竜」 1984年グレープフルーツ第15号 (4月25日) → 「竜の姫君」 1991年 「アリスブック Ⅰ」 (描きおろし) になるのですね。佐藤さん、作品が壮大すぎて一ぺんにも描けないし、描ける場所もないという感じ。でもずっと頭の中にはその世界があるんでしょうね。
 以前 「星の丘より」 は読んだことが有りましたが、借りていたものだったので今手元にはなく、コピーを頂けて全部揃った  状態でマジ嬉しいです。
 読んだことない方には何のことやらですが、佐藤 史生氏の、SFというには古代史のような、古代史にしてはロマンチック過ぎるお話の数々。

 「星の丘より」 でこの星の初代の王の始まりを描き、「夢見る惑星」 の始めで文明の隆盛と王家の繁栄及びお定まりの王位継承争いを描き、後半はその滅びと救いを描き、「雨の竜」 と 「竜の姫君」 ではその子孫の姫君を描いている。
 5千何百年にわたる歴史の興亡を神の目のように切り取って見せてくれる佐藤 史生氏って改めて凄い しかも、他の作者なら何十巻と長~いお話になりそうです。

 「夢見る惑星」 を初めに読んでいる時から、私は イリス が主人公と思わず読んでいました。確かに イリス を中心に話は進んでいくのだけれど、周りの人たち (カラとかシリンとか) の物語でもあったし、もっと大きく群像劇というよりもこの星、そう惑星の物語なのです。

 「星の興亡」 とか 「惑星の夢」 とかでなくて、「夢見る惑星」とした作者の題名センスにうっとり。


 他の佐藤 史生作品の記事は以下に ↓

「死せる王女のための孔雀舞」

「羅陵王」

ふたつの「バビロンまで何マイル」

「打天楽」 (ワン・ゼロ番外編)

「ワン・ゼロ」

「夢見る惑星」

「金星樹」
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マツタケの秋~

2007年09月14日 14時02分53秒 | グルメ 私の食べた美味しいもの
ビストロ ル・ボン・ヴィボンさんの9月のお献立 写真はまつたけ様の乗った黒鯛の香味焼き

 北軽井沢にある ビストロ・ル・ボン・ヴィボン さん 相変わらず美味しいです~。


     ↓ まずは、瀬戸内海産えびとほたて貝の梅肉ソースカクテル仕立て

                  


     ↓ 嬬恋産秋茄子のグラチネ ひき肉のこってりが後を引き~!

                  


     ↓ とこぶしとワカメのバター焼き もっちりとしてあわびに引けをとってませんでした。

                  


     ↓ セミドライトマト・普通のトマト・ミニトマトとベーコンのパスタ

                  



     ↑ 一番上の写真に戻って、メインの黒鯛のえびのすり身とコーンを乗せた香味焼き、まつたけ添え 黒鯛が柔らかく、ふわ~と良い香り。



     ↓ デザートはプレミアム卵を使ったかぼちゃのプリン

                  

 いつも美味しいお料理、ありがとうございます。10月も楽しみにしています。
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川原 泉 「メイプル戦記」

2007年09月13日 12時47分47秒 | マンガ家名 か行
 白泉社 「メイプル戦記」 1~3巻 1992年12月~  初出 「花とゆめ」 1991年~1995年まで  たれぞ~さんよりお借りしています。 → たれぞ~さんのブログ

 比較的新しい作品 (でも10年以上前) のせいか、カーラ教授の初期作品をまとめ読みしていた私には、  ↓
 
             
              

              ↑ たれぞ~さんより借りているカーラ教授本の一部


 おっ、人物の動きの表現が上手くなってる、野球するときの動作は他の野球まんがを参考にしたのかな、背景も前より描き込みが多くなった、でもこれはアシスタントさん達の筆かな~、なんて思ってしまった。
 野球のこともずいぶん詳しいなぁ 「私がルールブックだ」 の二出川審判なんて良く知ってるなぁ、詳しい人をブレーンにして聞いたのかしら、それとも博学なカーラ教授のこと、プロ野球の知識も深いのかしら・・・。なんて余計な事をつらつらと。

 はっいかんいかん、横から作品を眺める癖がついて、純粋にマンガを楽しめない自分がいるわ ! 

 お話は。。。
 セントラルリーグに7番目の球団として誕生した新球団 スイート・メイプルス。 選手は全員女性 (ひとりだけオカマちゃん) 監督はかの豆の木高校を甲子園準優勝に導いた 「甲子園に笑え!」 の広岡真理子。(はい、カーラ教授本です) 
 オーナーはスイート製菓のおばあちゃん社長、北の大地北海道は札幌にど~んとドーム球場をぶったて、(平成3年には現実の札幌ドームはございません) 応援団はミニ宝塚、球場のオープニングセレモニーではスイート製菓の人気商品が降り注ぎ、ミニ宝塚が歌い踊って華やかなことこの上なし。しかし相手チームは女の球団なんて片腹痛いとバカにしている。。。。

 舞台はこんな感じ。こうなったらもう、地元の皆さん、全国のオカマのお姉様たち、女に負けるなと他球団に声援を送る世の亭主達の横で苦々しくTVを見ている主婦の皆さんを巻き込んで、新球団にして初優勝 ! に向かって全員突き進むしかないっしょ

 それぞれに事情や悩みを抱えながらリーグ戦は進み、前半・中盤絶好調のメイプルス。ダントツ一位でしたが、そこはそれ、お約束の試練が待っていた~パンパン。(紙芝居風に)

 チームの大黒柱、エースでオカマの瑠璃子ちゃんが突然失踪 (もちろん聞くも涙語るも涙の裏が有り) 4番の大砲助っ人外人も大怪我をして戦列を離れ、チームはずるずる連敗街道ひた走り、あれほど離れていた2位に逆転されてしまった~スイート・メイプルスの運命やいかに~~ パパンパンパン、パンパパン

 ラストは分かっていながらも、はらはら楽しく読める作品です。野球好きな私には 「ブレーメン Ⅱ」 「笑う大天使 ミカエル」 より面白かったかな。
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むべ山風を嵐と言うらん

2007年09月12日 23時46分31秒 | お出かけ・旅・美術・博物館
          台風9号の風でなぎ倒された 白樺 哀れ

 先週末軽井沢へゴルフ行ってたんですけど、普段は山に囲まれて台風の影響の少ない軽井沢ですが、今回は風雨とも凄かったようです。9月7日の金曜が一番凄くて (関東地方は皆そうでしたが) 我々が行ったのは台風一過の土曜日。
 上の写真はいつもの軽井沢高原のプレジデントカントリーさんですが、上信越高速道路を降りて軽井沢方面に来ると一番最初にあるプリンス系のゴルフ場はもっとひどかったです。関係者総出で倒れた木を切ったり運んだりしてました。

 もともとプリンスの72 (セブンツーゴルフ 名門です) は西部鉄道の創業者が軽井沢に目をつけ、沼地のようなところを大量に買い付けてゴルフ場を作ったところで、木の根つきが悪いところなんだそうです。(72のキャディーさんの受け売り)台風が来ると毎回大木が根こそぎ倒れるそうで、今回も土曜日は営業できず、我々の行ったプレジデントカントリーなどにお客を頼んできたそうです。
 
 おかげでこっちは大混み! プレジデントは山の上の高原で水はけ良く、木の根つきも良さそうです。でも上や下の写真のように細くて風の通り道に立っているような木は、結構やられてましたね。白樺ってあまり根付きのよくない木なんだろうか ?  ↓


                  
  
 後片付けが大変そうですね~ 72さんも今週末の3連休に向けて必死でしょう。プリンスショッビングセンターも土曜日は停電してました。ま、われわれはいつも混んでるそこら辺には行かないので影響なく過ごしましたが、行きと帰りの高速が~~

 行きは上信越高速道路の 富岡~下仁田 間が通行止めで下道を迂回させられ、ゴルフの時間に大遅刻。なんとか1ラウンドできるよう取り計らってもらいました。フロントさんありがとうございます。
 帰りは通行止めは解除されていたものの土砂崩れの工事のため大渋滞。せっかく3連休をよけて遊びに行ったのに台風9号め
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佐藤 史生 「死せる王女のための孔雀舞 (パヴァーヌ)」 

2007年09月11日 17時20分03秒 | マンガ家名 さ行
 
 新書館 ペーパームーン・コミックス 1983年3月10日 初版 ちゃととさんにお借りしています。

 佐藤氏の作品を集めている方などには、大変評判が良い 「七生子(なおこ)シリーズ」 の短編連作4つと、名作 「ワンゼロ」 の主人公の一人 明王寺 都祈雄 (みょうおうじ ときお) の番外編一遍を収録しています。
 佐藤氏の 非SF 作品で、私は全部始めて見ました。(佐藤氏は去年から読み始めたんですが) この本はいろんな古書店でも全然見当たりません。佐藤氏ファンががっちり手元に置いて愛読していると推察しますが、ペーパームーン・コミックスって、数も少ないような気もします。まん○らけ なんかに出てもすぐに高値で売れてそう。ちゃととさんのおかげで 「棚からマンガ本」 で読むことができ、ありがたや、ありがたやと東の方角に手を合わせ・・・。

 あとがきで、作者は
「プロを目指していた自分がデビュー前10年で5本しか描けなかったのに、年に13本も描いていた、悪夢としか思えない1982年の作品群をまとめた」 
 ものがこのコミックスだと言ってます。え~全然せっぱつまった感じはないし、絵柄も荒れてないし、お話複雑、心理描写微に入り細にわたり、佳作ぞろいと思いますがね~。
 また、
「私は遅筆ではない。ペンのスピードはむしろ速い。遅いのは創作意欲がわいて出て、私を動かすに足る量に達するまでのその時間」
 とも言ってます。これは分かる。佐藤氏の作品は作品世界がよく練り上げられていて、最初から世界が出来上がっている。最初は分かりづらいけれど、はまると2度読んでも3度読んでも面白い。
 男性人気作家の長期連載があちこち世界を広げて勢い余ってて面白い時もあるけれど、そういう作品とは対照的な静謐な面白さというか。
 
 佐藤氏はストーリーテラーなのだと思う。そしてそれを惜しげもなく短編に使ってまんがを描く。もったいないくらい。おかげで2度3度読んでも発見があって、面白くて手元に置いておきたくなる。読み捨てられないまんがとはこういうもの。


 えっと~ 「七生子シリーズ」 のお話の方は、大人びた女子高校生の 七生子 を中心に、今は学校の教師で、七生子と子供の時同じ美術教室で一緒だった七生子に恋する青年とか、美貌の女子高校生で異父兄と駆け落ちする友人とか、七生子のハーフの異母妹の顛末とか、七生子の出生の秘密、子供の時の親子の葛藤とか。
 舞台は普通の日本の家庭とか学校なのに、愛憎心理劇渦巻いてます。が、あんまりおどろおどろしく見えないのは作者の筆致がさらりとしているからでしょうか。

 「ワンゼロ」 の番外編 「夢喰い」 は 都祈雄 が マユリ と初めて会った話なんだけど、ちょっと設定が違うなぁ。時代が現代みたいだし。 (ワンゼロは近未来) 「夢喰い」 は1982年の作、「ワンゼロ」 が1984年作なので、番外編というより前哨戦で、ここから 「ワンゼロ」 の発想が広がったと考えた方がいいでしょうか。

ご参考 → 佐藤 史生データベース
 
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