二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

詩二編(NO.67 NO.68)

2012年04月04日 | 俳句・短歌・詩集
なんてことのないいつもの夕ぐれ外国の見なれないコインが二枚落ちていてぼくはそれを夢の中から拾いあげた。ふと足を踏み入れた路地の奥のような夢。コインをポケットに入れて歩き出す。それから 百日が いやもしかしたら 数千日が経過している。もうぼくのポケットにはコインは入っていない。どこへいったのか どこへ落としたのか・・・。 もしかしたら あのコインはぼくの大切な娘と息子 その比喩のようなものだったのかもしれない。黄色信号が点滅している。 . . . 本文を読む
コメント