二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

詩2編(ポエムNO.2-15 2-16)

2013年07月21日 | 俳句・短歌・詩集
風景さん(ポエムNO.2-15)あんなに輝かしかった陽が翳ってもうずいぶん時間がたった。だけど 夜はまだやってこない。ぼくはさっきまで カミキリムシみたいに葉っぱの裏側に止まって ずいぶん長いあいだ雨風をやりすごしていた・・・ような気がする。逃げ場なんてありはしないし 指先から破壊光線が発射できるわけでもない。平凡なひとの平凡な人生。オポチュニストは嫌いだな。風見鶏はいいけど そういうタイプの人間にはときおり 無性に腹がたつ。なんて なんていい加減なんだろう?ぼくは不器用だからのそのそ歩く。鉄砲弾や弓矢が飛んできても すばやく身を翻すことができない。朝は一杯か二杯のコーヒーにミルクをたっぷりそそいでそれから出発する。だれにだって 通勤経路というのがあってね。そこからそれて迂回するには それなりの決断が必要なのさ。 . . . 本文を読む
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カメラの肖像

2013年07月21日 | Blog & Photo
トップにあげたのは、わたしが最初に巡り合ったコニカⅡbで、そのときは父親のカメラだった。その後コニカⅡbは行方不明になってしまったため、このフォトはわたしが10年ばかり前に、新宿の中古カメラショップで買いなおした一台。17000円だった。「忘れられない 忘れたくない 君しかいない愛しのカメラ ベスト100」・・・というのを「日本カメラ」8月号がやっている。それにインスパイアされ、アルバムに置いてある、わたし自身の“カメラの肖像”について、再び語りたくなった。 . . . 本文を読む
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