二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

ことばが流れこんでくる 2021-006 (7月23日)

2021年07月30日 | 俳句・短歌・詩集
ことばを操っているのか 操られているのかわからなくなる。 利根川はいつも流れていて 流れがとまることはない。 ことばも同じように流れている。 きみのこころの底をたっぷり水びたしにして。 意味という砂をそうして運んでいく。 「われはもと無用の人 これはもと無用の書物」 朔太郎を読んでいると ぼくまで昏く 自虐的なっちまって うずくまりたくなる ことばの座布団の上に。 長くすわっていると そこに欲 . . . 本文を読む
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