二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

突き抜けていく想像力が作り出す迫力 ~吉村昭「高熱隧道」を読む

2021年12月06日 | 吉村昭
   (わたしの新潮文庫「高熱隧道」平成26年版、第60刷。ポストイットがたくさんはさんである) ■吉村昭「高熱隧道」新潮文庫(昭和42年初版/1967) ひと口にいうと、パニック映画に勝るとも劣らない、すごい迫力。むろん映画ばかりでなく、後の小説にも影響を与えていると思われる。吉村昭の名高い代表作といっていいだろう。(ほかにも“代表作”がいくつもあるけど)。 「高熱隧道」とは、こんな小説 . . . 本文を読む
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