<庭にあった不可解な物体>
Q:今年はじめて、カメラ買ったんですね。フジフィルムX20。
A:ええ、とうとう(笑)。
Q:なぜこの機種にしたんですか? 同じくらいの予算で、ほかにも魅力的なカメラがあったのに。
A:なぜかなあ? まあX10の画質や、ライカふうでクラシックな外観や、アナログ操作部の質感なんかが好きだったからでしょうね。OVFは視野率低すぎて、使わないと思いますけど。
Q:最後まで残った候補は、ほかにどんな機種が?
A:うーん、もう滅茶苦茶迷いましたね。X10の唯一最大の不満は、レスポンスの遅さだったのです。起動に1秒以上かかる。AFの追従性も悪い。これだけ遅いと、とてもスナップショットには使えない。
まあ、高級コンパクトは、LX5から使いはじめているんです。だからLX7も候補に挙がっていたんですが、近所のキタムラに置いてないのです。
Q:しかしこのくらいの機種となると、Mフォーサーズにかぶってきませんか?
A:その通り。去年から今年にかけて、いちばんよくシャッターを押したのは、PEN E-P3だったんですね。それも標準ズーム付きです。ローライフレックスや、ニコンF3のサブ機として大活躍してくれました。
Q:じゃ、むしろそっちがメイン機種じゃないんですか?
A:撮影枚数からいえば、PENデジがメインだったかも知れません。だけど、意識としては、やっぱりフィルムカメラの「サブ機」なんですね。フィルムで失敗したときのため、こっちで押さえておく・・・みたいな感覚。フィルムは単焦点、デジは標準ズームというスタイルが、ある程度、定着した年です。
Q:OM-Dや、E-P5は候補にはあがったんですか?
A:カメラには階層があって、レンズ交換ができないコンデジとは、少しジャンルが違いますね。OM-DやE-P5は、競り合わないでしょう、X20とは。
このところ、家電量販店などへいって、ニコンのD600とか、D7100をチェックしまくりでした。だけど、やっぱり「街撮り」には似合わない。ファインダーをのぞき、正確にフレーミングして撮影するという、そのスタイルがもうダメですね。撮られる側も抵抗があるでしょう?
Q:フィルムの中判はいいけれど、フルサイズ機はダメですか? ちょっと矛盾してませんか?
A:ウエストレベルはいいんです。街へ持ち出して撮影してみればわかります。通行人がへんな警戒心を起こさない。さりげなく、ふわっと撮れるから、あの大きさは気にならない。
「それカメラですか?」
「まだ写るんですか?」
「うちのじいちゃんが使っていたカメラだ」
大抵はそういう反応が返ってきます。だから同じフィルムカメラといっても、F3を操作するときと、6×6のときで、撮る側も撮られる側も、ずいぶん意識が違ってくる。フォーマットの違いだけじゃなくてね。やさしいカメラです。二眼レフ、使ってみればわかる。
Q:ほかに臨時収入があったので、ライカなんかに食指をのばすのではなかったんですか?
A:ライカ、いまでももちろん欲しいです。M4とか、M6。M3やM2も欲しいけれど、そうなると、写真を撮る道具というより、カメラマニアな物欲の世界だろうと、そう反省しています(笑)。フォクトレンダーで十分だよ、あんたは・・・みたいなね。
ライカを買うなら、モノクロームつめて、暗室作業までやりなさい! とライカの神様がね、いうんです。
Q:アハハハ、たしかに、カラーネガやポジを使うなら、あえてライカじゃなくていいだろう、と。ほかにも魅力的なカメラはたくさんあるし。そういうことですか?
A:今年はカメラは1台も買わず、様子見していようと考えてもいたんですね。だけど、あまりモタモタしていると、予算がほかのところへ消えてしまいかねない。酒代に消えるとか。
X10で不満だったのは、レスポンスだけれど、これがどれほど改善されたか、これから使い込んでの判断です。カタログにはカッコいいことばかり書いてある(笑)。
あとはバッテリーの持ちがよくないと皆さんがいうけれど、こっちは改善されてないようですね。
Q:フィルムカメラは、今後どうするんですか?
A:ほんと、悩ましいです。レンジファインダーのカメラでは、これまでカタログでしか知らなかったベッサに、このあいだふれたんですね。二重像合致式のファインダーはコントラストばっちりで、ちょっと感動ものでしたね。縦走り金属膜なので、シャッター音がやや耳障り。ライカは横走り布幕なので、マイルドなんですけどね。
現行モデルという意味では魅力ありますね。ライカのM7とか、MPと同列には論じられないと思いますけど、値段が違いすぎて。
Q:昔ながらの一眼レフは出番が少ないですか?
A:はっきりいって、少ないです。D7000は、もう埃かぶってる(笑)。
Q:風景をまたやればいいんですよ。そうすれば、FX機の優位性がわかりますからね。
A:そうですね。まあ、ニコンF3で楽しんでますといっておこう。50㎜レンズ一本勝負とか称して(笑)。
Q:X20の使用レポートはこれからですか?
A:はい。一週間以内には書こうかと考えているところです。
※「庭にあった不可解な物体」は信号待ち、X10で撮影。遊園地にあった遊戯具かしら?現在は物置代わりだけれど。
Q:今年はじめて、カメラ買ったんですね。フジフィルムX20。
A:ええ、とうとう(笑)。
Q:なぜこの機種にしたんですか? 同じくらいの予算で、ほかにも魅力的なカメラがあったのに。
A:なぜかなあ? まあX10の画質や、ライカふうでクラシックな外観や、アナログ操作部の質感なんかが好きだったからでしょうね。OVFは視野率低すぎて、使わないと思いますけど。
Q:最後まで残った候補は、ほかにどんな機種が?
A:うーん、もう滅茶苦茶迷いましたね。X10の唯一最大の不満は、レスポンスの遅さだったのです。起動に1秒以上かかる。AFの追従性も悪い。これだけ遅いと、とてもスナップショットには使えない。
まあ、高級コンパクトは、LX5から使いはじめているんです。だからLX7も候補に挙がっていたんですが、近所のキタムラに置いてないのです。
Q:しかしこのくらいの機種となると、Mフォーサーズにかぶってきませんか?
A:その通り。去年から今年にかけて、いちばんよくシャッターを押したのは、PEN E-P3だったんですね。それも標準ズーム付きです。ローライフレックスや、ニコンF3のサブ機として大活躍してくれました。
Q:じゃ、むしろそっちがメイン機種じゃないんですか?
A:撮影枚数からいえば、PENデジがメインだったかも知れません。だけど、意識としては、やっぱりフィルムカメラの「サブ機」なんですね。フィルムで失敗したときのため、こっちで押さえておく・・・みたいな感覚。フィルムは単焦点、デジは標準ズームというスタイルが、ある程度、定着した年です。
Q:OM-Dや、E-P5は候補にはあがったんですか?
A:カメラには階層があって、レンズ交換ができないコンデジとは、少しジャンルが違いますね。OM-DやE-P5は、競り合わないでしょう、X20とは。
このところ、家電量販店などへいって、ニコンのD600とか、D7100をチェックしまくりでした。だけど、やっぱり「街撮り」には似合わない。ファインダーをのぞき、正確にフレーミングして撮影するという、そのスタイルがもうダメですね。撮られる側も抵抗があるでしょう?
Q:フィルムの中判はいいけれど、フルサイズ機はダメですか? ちょっと矛盾してませんか?
A:ウエストレベルはいいんです。街へ持ち出して撮影してみればわかります。通行人がへんな警戒心を起こさない。さりげなく、ふわっと撮れるから、あの大きさは気にならない。
「それカメラですか?」
「まだ写るんですか?」
「うちのじいちゃんが使っていたカメラだ」
大抵はそういう反応が返ってきます。だから同じフィルムカメラといっても、F3を操作するときと、6×6のときで、撮る側も撮られる側も、ずいぶん意識が違ってくる。フォーマットの違いだけじゃなくてね。やさしいカメラです。二眼レフ、使ってみればわかる。
Q:ほかに臨時収入があったので、ライカなんかに食指をのばすのではなかったんですか?
A:ライカ、いまでももちろん欲しいです。M4とか、M6。M3やM2も欲しいけれど、そうなると、写真を撮る道具というより、カメラマニアな物欲の世界だろうと、そう反省しています(笑)。フォクトレンダーで十分だよ、あんたは・・・みたいなね。
ライカを買うなら、モノクロームつめて、暗室作業までやりなさい! とライカの神様がね、いうんです。
Q:アハハハ、たしかに、カラーネガやポジを使うなら、あえてライカじゃなくていいだろう、と。ほかにも魅力的なカメラはたくさんあるし。そういうことですか?
A:今年はカメラは1台も買わず、様子見していようと考えてもいたんですね。だけど、あまりモタモタしていると、予算がほかのところへ消えてしまいかねない。酒代に消えるとか。
X10で不満だったのは、レスポンスだけれど、これがどれほど改善されたか、これから使い込んでの判断です。カタログにはカッコいいことばかり書いてある(笑)。
あとはバッテリーの持ちがよくないと皆さんがいうけれど、こっちは改善されてないようですね。
Q:フィルムカメラは、今後どうするんですか?
A:ほんと、悩ましいです。レンジファインダーのカメラでは、これまでカタログでしか知らなかったベッサに、このあいだふれたんですね。二重像合致式のファインダーはコントラストばっちりで、ちょっと感動ものでしたね。縦走り金属膜なので、シャッター音がやや耳障り。ライカは横走り布幕なので、マイルドなんですけどね。
現行モデルという意味では魅力ありますね。ライカのM7とか、MPと同列には論じられないと思いますけど、値段が違いすぎて。
Q:昔ながらの一眼レフは出番が少ないですか?
A:はっきりいって、少ないです。D7000は、もう埃かぶってる(笑)。
Q:風景をまたやればいいんですよ。そうすれば、FX機の優位性がわかりますからね。
A:そうですね。まあ、ニコンF3で楽しんでますといっておこう。50㎜レンズ一本勝負とか称して(笑)。
Q:X20の使用レポートはこれからですか?
A:はい。一週間以内には書こうかと考えているところです。
※「庭にあった不可解な物体」は信号待ち、X10で撮影。遊園地にあった遊戯具かしら?現在は物置代わりだけれど。