二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

早春の旧中山道とオリンパスレンズ・テスト

2012年03月15日 | Blog & Photo
「窓の中のネコ」



江戸時代には、高崎市を流れる烏川左岸を、中山道が通っていた。高崎市中心商店街や高崎駅があるあたりと比較すると、烏川に向かって坂を下りていく感じの地形であるが、生憎なことに、R17号が視界を遮っているので、川は見えない。
そのあたりに、歌川町、赤坂町がある。中山道はその北で、並榎町を抜けて、豊岡町へとつながっていた。
昔の宿名でいくと、新町宿、倉賀野宿、高崎宿、板鼻宿・・・となっているけれど、その高崎宿と、板鼻宿をむすぶ中間地点。高崎を知っている人でないと、こういってもなんのことかはわからないだろうけれど。



「赤い椿」


「群雀」


「ん? ご神体はもしかして」



PENの撮影テストをかねて、路肩にクルマを止め、ゆったり歩きはじめた。X10も持ってはいたが、昨日はこちらは裏方さん。数枚しか出番はなかった。
風がほとんどなく、おだやかな小春日和だった。

賃貸の営業をしている不動産屋にとっては、3月がいちばんの繁忙期。休みだというのに、頻々とケータイが鳴り、集中力をさまたげられた。
しかし、確定申告をすませたので、気分はちょっとはずんでいる(笑)。

だれかの視線を感じて振り返ると、気位の高そうなネコが、カーテンの隙間から、こっちを観察していた(^^;) 旧中山道だとはいっても、そのおもかげをもとめて歩く・・・というのではない。
さびれた街並みには、昭和ロマンの香りがただよっている。名所旧跡のような場所はほとんど素通り。記憶の坂道を、ゆっくりと登ったり、下りたりして、気になったものを、拾って歩く。そんなことが愉しいのである。

さて、PENでは14~42mmのスタンダードレンズばかり使っていて、17mm(35mm換算34mm)の出番がほとんどない。パンケーキレンズと呼ばれていて、初期Mフォーサーズの看板レンズといわれていたようである。たしかに、薄く、小さく、軽い、マウントはそれでも一人前に金属製。

Mフォーサーズは、イメージセンサーが小さいため、こういったレンズでは、コンデジと同じく、なかなかボケ味をテストできない。しかも、ISO200(ISO100の設定はできない)からなので、曇り日でないと、絞り開放を使うのがむずかしい。
――で、至近距離で、17mmF2.8の解像感、ボケ味を試してみたのが、これ。





ピントはバネの上のあたりに合わせてある。設定はスタンダードだが、PENシリーズは発色が派手めで、じっさいより、かなりこってりとした色乗りとなっている。







またこちらが、14~42mmの最短距離付近。
比較するものが違いすぎるからなんともいえないが、画像の“切れ味”は、単焦点レンズ17mmのほうがまさっているかも知れない。
ではなぜ、出番が少ないか?
理由はいくつかあるが、合焦スピードが、14~42mmの改良型ⅡRより、遅いからである。
しかも、開放2.8Fでは、標準ズームとの差別化がむずかしい。パナソニックから20mmF1.7というレンズが出ていて、これも検討したけれど、デザイン的には、オリンパス純正17mmということになる。

オリンパスではOM-Dの発売が間近にせまっている。だけど、わたしのたいした根拠のない推測では、年内には、PENの新シリーズがお目見えするだろう。それを愉しみに待つことにしている(^_^)/~


■mixiアルバム「火曜の夜と水曜の午後」はこちら(友人の友人まで公開)。
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000053387261&owner_id=4279073
オリンパスの看板フィルターとなっているドラマチックトーンについて書きたいことがあるが、それはまた後日・・・にしよう(-_-)

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