二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

新しい写真を模索する

2012年04月13日 | Blog & Photo


わたしなりに、新しい写真を模索する。
サクラの名所ではサクラが満開で、ところによっては花見客でごったがえしている。
カメラをさげて歩きまわってきたのだが、普通のサクラを、普通に撮影したのでは、おもしろくもなんともない。まず、引き立て役・・・脇役が必要であるが、ここは奈良でもないし、京都でもない。
都市や都市公園に、歴史的な景観のようなものが存在しない。

わたし自身が過去にたくさん撮影してきているので、いささか飽きてしまって、感動がうすれている。そこで、サクラはひとまずおいて、その周辺に眼を転じ、もう少しフレッシュな視覚をさがす。
昨日はヤシカ124Gで、120のロールフィルムを5本撮影した。
シャッターチャンスには極めて弱い(慣れてくれば、速写も可能だろうが)カメラ。でも、それをメインで使用し、PENデジをサブで使った。ここにピックアップしたのは、すべてPENデジのショットから。

ネガはこれから現像依頼なので、仕上がりは来週となる(=_=)
この“時差”がなんとももどかしいけれど、ブローニーフィルムなので、仕方がない。

トップにあげたのは、T公園で見かけたヒコーキ雲。
ヒコーキ雲は個人的に大好きなので、見かけると大抵シャッターを押す。
背景は新宿の高層ビル群ではなく、いなか都市高崎の市役所。

つぎに、人物のちらばり写真を、二点あげておこう。



こちらは上から逆行でシルエット気味に。



またこちらは横断歩道ですれ違う人びとの動きの一瞬を切り取ってみた。
中心人物のいない写真だけれど、この種のものは、まとめるのがとてもむずかしく、失敗作のオンパレードとなった(^^;)



最後はこの日、いちばんのお気に入り・・・といってもいいかな?
帰りがけ、信号待ちの橋の上で撮影した。
ぽんとなにかがすっこ抜けた感覚が表現されている。
余裕がなかったので、地平線は傾いているが、この方が効果的。フォトグラファーの意図を超えた味わいが、少し出ている――とおもうのだが、どんなものだろう。

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