二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

「ヌーン街で拾ったもの」を発掘

2023年09月02日 | ミステリ・冒険小説等(海外)
清水俊二さんといえば、チャンドラーの翻訳で一時代を築いた人として有名♬ 
その清水さんがチャンドラーの短篇を訳していることをある友人が思い出させて下さった。
「ヌーン街で拾ったもの」(ハヤカワ・ポケミス)。
「事件屋稼業」は稲葉さんだが、これを清水さんは「怯じけづいてちゃ商売にならない」と訳している。まだ読んでいないけど。

翻訳には訳者の解釈が色濃く反映している。
元はトラブル・イン・マイ・ビジネスなのだ。
「時計が八時を打った。と、一台の車がゆっくりと曲がり角から現れた。」(ヌーン街・・・)
これだけで、ハードボイルド的世界が一気に開けてくる。
2,000本近い映画の字幕翻訳を行ってきた人ならではのセンスだね( ´◡` )

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