二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

木田元「反哲学史」(講談社学術文庫)がおもしろい!

2018年10月31日 | シャッフル/books
哲学というジャンルは、わたしには所詮高嶺の花だと、ごく最近まで考えていた(=_=) 
ところが「いや、そうでもないか?」と近ごろ少し反省している。
それは木田元さんの著作とめぐり逢ったからだ。

岩波新書「ハイデガーの思想」(まだ読みおえていない)につづき、「反哲学史」(講談社学術文庫)を読みはじめたら、これがおもしろい! 
木田さんは、西洋哲学を、自家薬籠中のものにしている。哲学なるものを知らないヤカラに、哲学とはどういうものかを説ききかせる。
つむぎ出されることばのいちいちに、強くしなやかな説得力があるぞ♪  

もっとはやく、こういう著作にめぐり遇えなかったことが惜しまれる。
これまで数冊読んできたが、本屋へいって、さらに何冊か見繕ってみよう・・・っと (^-^*)/ 

「日本人が哲学を学ぶということ」、それがどんなことなのか、木田先生が教えてくれる。
知的好奇心が、うずく・・・うずく。

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