
2011年4月15日。
この日、わたしは数年ぶりで、お花見をした。場所は前橋市M公園。
友人ご夫妻と別れ、それから一人で1時間あまりカメラ散歩をし、何枚かの写真を撮った。
さっき見返していたら、この日は最高気温26℃あったのだ。
いろいろなことを思い出した。
こういうとき、mixiのありがたさを感じる。
2010年の4月には、クラシック音楽を熱心に聴いている。
また「過去からの手紙」と題して、90年代の写真などを引っ張り出して、13回にわたって連載。
M公園のお花見は、写真的にいえば、わたしにとって、過去最高のお花見だったのだ。
トップにあげた作品が撮れたからだ。
これは勝手にわたしが「この年の最高傑作!(ベストショット)」と決め込んでいる写真(笑)。
映画のワンシーン(あるいはラストシーン)みたいなショットだけれど、むろん“やらせ”ではなくドキュメント。
そのとき、その場では「うん、うまくいった」という程度だったけれど、何度も見返しているうちに「この年の最高傑作!」とみずから評価するようになった(^_^)/~
このシーンを見返すたびに、いきものがかりの「SAKURA」のメロディーが甦ってくる。
http://www.youtube.com/watch?v=5Zm3r9hwRgw
胸のどこかが、じーんと熱くなる。
フレミッシュジャイアントという、フランス産の巨大ウサギと遭遇し、目玉をまん丸くしたのも、この日だった。
焼きそば一人前のほか、調子に乗って、お好み焼きまで平らげ、ビールやサイダーをしこたま飲んだ(=_=)
そうして、こんな光景を目撃し、半ば夢中で、何枚もシャッターを切った。

愉しかったなあ。ほんとうに、愉しかった・・・仕事をさぼっての平日のお花見。
今年もだれかと、あんなお花見ができるといいな。
そうして、この年、2012年の「ベストショット!」が撮れたら。
イメージはことばを超えて、何事か語りかける。
映画のように、だれかが意図的に虚構でつくりあげた美男・美女の物語はつまらない。平凡な人の平凡な日常の中にこそ、価値あるドラマがかくれている。それを「発見する」のが、フォトグラファーの仕事である。
わたしが撮っている写真は、すべてドキュメンタリー。
背景はその場の光と風と、風土・・・ということになるだろう。
写真を撮っていると、自分のいわば「愛の在処」のようなものが、いやおうなしに見えてくる。
☆mixiアルバム「M公園のお花見」はこちら(友人まで公開)。
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000016708342&owner_id=4279073