二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

試行錯誤のフィルムスキャン

2013年05月15日 | Blog & Photo
<赤い壁:ポジスキャン>


ゴールデンウィークとその前後に撮影したネガ、ポジがこのあいだ出来上がってきた。
まだ試行錯誤の連続なので、いろいろとなやんだり、迷ったりしている。
フィルムにはWBがないので、こういう条件だとこう写るというのが、ほんとうのところ、現像の仕上がりをチェックするまでわからない。

1/250がそのまま数値通り、1/250のスピードが出ているというのはまず考えられないしね。
ポジの場合は、ラチチュードが狭いので、ネガで撮影するときの倍は気を使う。
露出に迷ったら、わたしは自分の手のひらを測光して決める。昔とった杵柄(笑)。

時間が足りないので、本日は35mmのみ作例としてピックアップしておこう。



<ネットフェンス際:ポジスキャン>
これはかなり時間をかけ、厳密に(?)ピントを合わせた(^^;)
ピントは自分で合わせ、手動でフィルムを巻き上げる。
むろんそれも愉しみのうち。



<片隅の光景:ポジスキャン>
おっ、晴天日陰のすごい青かぶり!デジカメなら、AUTOホワイトバランスの恩恵に浴しているが、これはこれで味になっている。プロビア100Fの場合はこうなる・・・と心得ていたほうがよい。



<ゴミ箱:ポジスキャン>
もっとアンダー目に撮っておくべきだったか?
ハイライト部が飛び気味となってしまった。「抜けがいい」と感じる人もいるだろうが・・・。



<ゴミ箱:PENデジiAUTO>
同時刻に同じ被写体を撮って比較。
こちらはドンピシャの露出。さすがのPENデジといっていいだろう。シャドー部からハイライト部までのつながりも悪くないし、質感描写もまずまず。
それにしても、色味がずいぶん違う。



※PENデジ画像をのぞく以上の共通データ。
キヤノンF-1 NewFD50mmF1.4。
FUJI プロビア100F。



つぎにフィルムスキャンについて、実験。


(A)
まず出力解像度2400dpi。
スキャンデータ容量・・・1.36MB。


(B)
こちらは4800dpiにあげてある。
スキャンデータ容量・・・4.41MB。

それをいったんサイズ800×800、350kbにリサイズし、同条件になるよういくらかレタッチした。元画像をパソコンの画面上で等倍にしても、ほとんど差が見えてこない。
これはディスプレイの性能にもよるから一概にはいえないが、大伸ばしのプリントを作成しないかぎり、2400dpi(場合によっては1200dpi)で十分といえるだろう。もっともプリントするなら、プリンターの性能にも左右されるだろう(=_=)

当然ながら、出力解像度をあげると、時間がかかる。「ゴミ除去」をONにするかしないかでも、スキャン速度に大きな違いが出る。
すべてが手さぐり・・・試行錯誤の真っ最中(~o~)
mixiの場合が800×800で投稿しても640×640に再リサイズされるから、ちょっとややこしいけれど(笑)。


最後にネガスキャンからも、作例を一つあげておこう。


<鳥居:ネガスキャン>
おもしろい、独特な色再現となっているが、これがこのフィルムの味なのかどうかはわからない。
絞りF5.6、1/125。
ニコンF3&55mmF3.5マイクロ、フィルムはコダックGOLD100。
このフィルムが製造中止になったらしいので、GOLD200にするか、別なネガにするか、検討中である。

このほかに、120のブローニーがネガカラー、モノクロ合わせて7本あるが、それはまた後日スキャンしてアップする。
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