わたしが住み暮らしているのは、群馬県高崎市郊外、やや都市化がすすみつつある農村地帯。
片隅の小さな世界である。
ここから、あるいは前橋市にある、吹けば飛ぶような不動産の事務所から、世界を見つめている。
いくつかのトラブルが重なったため、今日のわたしはちょっと厭世的。
以前に比べたらいくらか打たれ強くなったとはいえ、昨夜あたりから“プチ鬱”のもやもやに胸の半分くらいを占領されている。
こういうときにいちばん効果的なのは、わたしの場合、音楽。
CDラックを物色し、アダージョ・カラヤンを引っ張り出して、いまCDラジカセでそれを聴いている。
このCDはベストセラーになり、vol.2が発売になっているので、大抵のクラシックファンなら「ああ、あれか」というだろうが、わたしの手許にあるのはvol.1で、つぎのような曲が収録されている。
マーラー:アダージェット(交響曲第5番第4楽章)
パッヘルベル:カノン
マスネ:タイスの瞑想曲(歌劇「ダイス」)
ブラームス:アンダンテ(交響曲第3番第2楽章)
――ほか7曲
アルビノーニのアダージョなんかは、10代のころからよく聴いた。
http://www.youtube.com/watch?v=ecpFn2vgf7s
《この曲は最高のアルファ波を発し、心の健康を保つのに最適です》などと書いてあったりする(笑)。
アダージョは、一口にいえば「悠久の音楽」といわれることが多いが、わたしにとっては、それと同時に、いわば究極の「癒し」の音楽である。
ブルックナーなどは、ほとんど全作品がこれにあたる・・・と、よく考える。
CD一枚の演奏時間は75:22。
途中で音楽を止めて、屋敷内を散歩し、写真を撮った。
はじめに掲げたのは、ツユクサ。
小さな花だけれど、この鮮やかなマリンブルー、というより、独創的なツユクサブルーに惹かれるファンが多い。
「青」はわたしの大好きな色。ラピスラズリもいいなあ。若いころ、貴石を集めようとしたことがあった。
このブルーが希望の在処を教えてくれるような気がする。
この2枚、上がミニトマト、下がスイカの花。
つぎはわが家で最近収穫されたスイカ。
裏の畑には、キジのご夫婦がよく姿を見せる。
メスはとても用心深く、なかなか姿をとらえることができないが、オスは哨戒行動が活発なので、よく見かける。
わが家のモモ。
今年は何個食べられるだろう?
枝にたくさん成っていても、鳥につつかれたり、害虫にやられて、その半分も人の口には入らない。
セミの抜け殻とイチモンジセセリ。
わが家には5~6種のチョウが棲息している。
このセセリくんと、ヤマトシジミと、ナミアゲハと、モンシロチョウがその代表格。
最後に、昨夜BOOK OFFの散歩で手に入れた「のすたるぢや」(「萩原朔太郎写真作品」新潮社フォトミュゼシリーズ)をあげておこう。
朔太郎は立体写真(ステレオスコープ)のファンであった。
http://www.maebashi-cvb.com/history/sakutaro/vol03.htm
大正から昭和初期にかけてずいぶん写してまわったらしいが、大部分は散逸。しかし、萩原朔太郎研究会の野口武久さんによってガラス乾板など百余点が、昭和の終わりころになって発掘された。現在は原版は前橋文学館に収蔵されているらしい。
http://www15.wind.ne.jp/~mae-bun/jousetu/index.html
残念ながら時代の証言としての稀少性はあるものの、作品として評価できるレベルではない。ただし、朔太郎の関連資料としての存在価値は大きいものがあるだろう。
片隅の小さな世界である。
ここから、あるいは前橋市にある、吹けば飛ぶような不動産の事務所から、世界を見つめている。
いくつかのトラブルが重なったため、今日のわたしはちょっと厭世的。
以前に比べたらいくらか打たれ強くなったとはいえ、昨夜あたりから“プチ鬱”のもやもやに胸の半分くらいを占領されている。
こういうときにいちばん効果的なのは、わたしの場合、音楽。
CDラックを物色し、アダージョ・カラヤンを引っ張り出して、いまCDラジカセでそれを聴いている。
このCDはベストセラーになり、vol.2が発売になっているので、大抵のクラシックファンなら「ああ、あれか」というだろうが、わたしの手許にあるのはvol.1で、つぎのような曲が収録されている。
マーラー:アダージェット(交響曲第5番第4楽章)
パッヘルベル:カノン
マスネ:タイスの瞑想曲(歌劇「ダイス」)
ブラームス:アンダンテ(交響曲第3番第2楽章)
――ほか7曲
アルビノーニのアダージョなんかは、10代のころからよく聴いた。
http://www.youtube.com/watch?v=ecpFn2vgf7s
《この曲は最高のアルファ波を発し、心の健康を保つのに最適です》などと書いてあったりする(笑)。
アダージョは、一口にいえば「悠久の音楽」といわれることが多いが、わたしにとっては、それと同時に、いわば究極の「癒し」の音楽である。
ブルックナーなどは、ほとんど全作品がこれにあたる・・・と、よく考える。
CD一枚の演奏時間は75:22。
途中で音楽を止めて、屋敷内を散歩し、写真を撮った。
はじめに掲げたのは、ツユクサ。
小さな花だけれど、この鮮やかなマリンブルー、というより、独創的なツユクサブルーに惹かれるファンが多い。
「青」はわたしの大好きな色。ラピスラズリもいいなあ。若いころ、貴石を集めようとしたことがあった。
このブルーが希望の在処を教えてくれるような気がする。
この2枚、上がミニトマト、下がスイカの花。
つぎはわが家で最近収穫されたスイカ。
裏の畑には、キジのご夫婦がよく姿を見せる。
メスはとても用心深く、なかなか姿をとらえることができないが、オスは哨戒行動が活発なので、よく見かける。
わが家のモモ。
今年は何個食べられるだろう?
枝にたくさん成っていても、鳥につつかれたり、害虫にやられて、その半分も人の口には入らない。
セミの抜け殻とイチモンジセセリ。
わが家には5~6種のチョウが棲息している。
このセセリくんと、ヤマトシジミと、ナミアゲハと、モンシロチョウがその代表格。
最後に、昨夜BOOK OFFの散歩で手に入れた「のすたるぢや」(「萩原朔太郎写真作品」新潮社フォトミュゼシリーズ)をあげておこう。
朔太郎は立体写真(ステレオスコープ)のファンであった。
http://www.maebashi-cvb.com/history/sakutaro/vol03.htm
大正から昭和初期にかけてずいぶん写してまわったらしいが、大部分は散逸。しかし、萩原朔太郎研究会の野口武久さんによってガラス乾板など百余点が、昭和の終わりころになって発掘された。現在は原版は前橋文学館に収蔵されているらしい。
http://www15.wind.ne.jp/~mae-bun/jousetu/index.html
残念ながら時代の証言としての稀少性はあるものの、作品として評価できるレベルではない。ただし、朔太郎の関連資料としての存在価値は大きいものがあるだろう。