「夕ぐれの情景」
トワイライト・ブルー。たまにこんな光と色に出くわす。
夕ぐれの情景は、胸の奥に眠っていたものを揺らし、呼び覚ます。
感傷であったり、寂寥であったり、ニヒリズムであったり、
もっと具体的な「あの日の出来事」であったりする。
古来「逢魔が時」という語があって、
ひとはその光のなかで、魔物に出会う。
そして夜へ、時は過ぎゆく・・・。
「唐詩選」に趙仮(仮は正しくは偏が古、旁が暇の右半分)という人の
詩が収められている。李白の「静夜思」ほど有名ではないが、
題して「江楼書感」・・・こんな詩である。
独り高楼に上れば思い渺然たり
月光は水の如く水は天に連なる
同(とも)に来たって月を翫(もてあそび)し人は何処
風景は依稀として去年に似たり
解説を引用しようと思ったが、やめておこう。
本編は岩波文庫「唐詩選」の下巻に収録されているから、
興味のある方はそちらをどうぞ♪
水と月のイメージが、作者の無念の思いを浄化するようである。
トワイライト・ブルー。たまにこんな光と色に出くわす。
夕ぐれの情景は、胸の奥に眠っていたものを揺らし、呼び覚ます。
感傷であったり、寂寥であったり、ニヒリズムであったり、
もっと具体的な「あの日の出来事」であったりする。
古来「逢魔が時」という語があって、
ひとはその光のなかで、魔物に出会う。
そして夜へ、時は過ぎゆく・・・。
「唐詩選」に趙仮(仮は正しくは偏が古、旁が暇の右半分)という人の
詩が収められている。李白の「静夜思」ほど有名ではないが、
題して「江楼書感」・・・こんな詩である。
独り高楼に上れば思い渺然たり
月光は水の如く水は天に連なる
同(とも)に来たって月を翫(もてあそび)し人は何処
風景は依稀として去年に似たり
解説を引用しようと思ったが、やめておこう。
本編は岩波文庫「唐詩選」の下巻に収録されているから、
興味のある方はそちらをどうぞ♪
水と月のイメージが、作者の無念の思いを浄化するようである。