(写真と詩のあいだに、具体的な関連はありません)
風が通り過ぎていくように
時間の奥の沼から
小さな神様の跫音が聞こえてきた。
遠くでサギが鳴いている
夜どおし赤い眼を燃して
つめたい沼に立ち通すのか……
神さまは一人二人ではなく
たくさん
たくさんたくさんいるのだ。
サギがわいわい がやがやあつまってきた。
つぎからつぎ。
赤い眼をした小さな神様たちよ。
どこからきて
どこへ向かっているというのか。
※第二連はいうまでもなく、宮沢賢治「業の花びら」として知られているものの一部。
風が通り過ぎていくように
時間の奥の沼から
小さな神様の跫音が聞こえてきた。
遠くでサギが鳴いている
夜どおし赤い眼を燃して
つめたい沼に立ち通すのか……
神さまは一人二人ではなく
たくさん
たくさんたくさんいるのだ。
サギがわいわい がやがやあつまってきた。
つぎからつぎ。
赤い眼をした小さな神様たちよ。
どこからきて
どこへ向かっているというのか。
※第二連はいうまでもなく、宮沢賢治「業の花びら」として知られているものの一部。