どんな地方都市も、中心商店街や旧市街が地盤沈下し、どうしたらそれを食い止め、再活性させるか、知恵をしぼっているに違いない。
有力な観光資源があれば、それが足がかりになる。
あるいはTVドラマの舞台になる、映画のロケで使われるなんてことがあれば、それを起爆剤として、復興への道が開けたりする。
ところが、これといった目玉商品がないと、決定打が出ず、するずると沈下して、ほんとうにさびれてしまう。
伊勢崎は前橋、高崎ほどではないけれど、6年ほど仕事をした町なので、土地勘はもっているものの、案外馴染みがなかった。
いたるところ、知らない場所ばかり。
・・・そうだ、人が入れる、大きな“鳥かご”があったな。
わたしは午後、高崎市農協の資産管理課に立ち寄ったあと、“鳥かご”のある華蔵寺公園にクルマを走らせた。
ここはミニ遊園地や、水生植物園がある。春はツツジの名所となって、行楽客でにぎわう。わたしも子育て時代に、家族をつれて、何回も訪れている。
インコたちの微笑ましい光景を、超望遠ズームつきコンデジで撮ったあと、わたしはニコンF3をぶらさげ、久しぶりに旧市街に足を向けた。
旧時報鐘楼
http://rover.seesaa.net/article/279776554.html
ここで時報鐘楼を撮っていたら、おじさんに手招きされた。え?と思いながら後ろに見える公民館へいってみたら、
「街中観光マップがあるから、さしあげます。見どころが一目でわかりますよ」といわれ、ご親切にパンフを渡して下さった。
その中に、
<いせさき明治館>
の資料があったので、その場でチェックしていたら「すぐそこの信号を南に曲がって、100mです。歩いていけます」と教えて下さった。
そこへいってみたら、もう4時半すぎ(5時に閉館)ということもあって、訪問者はわたしのほか、女性お一人という淋しさ´Д`
ガイドをして下さったTさん、好感度抜群のじつに愛嬌のあるご婦人だった。
明治からやっている開業医の医院を市が買い取って、曳家移転し、記念館兼小イベントホールにしているのだ。
どこへいこうと、資料館、記念館の類には、基本的にはお寄りしない・・・それがわたしの街歩きの鉄則のようなものだが、Tさんとの出会いで、その鉄則にひび割れがo(゜∀゜)o
なごやかで明るい雰囲気につつまれ、わたしもついいらぬおしゃべりをしてしまった。
(こんなに歓迎して下さるなら、資料館、記念館をスルーしないほうがいいな)
と、考えをあらためることにした。
いせさきは、伊勢崎銘仙で一世を風靡した町。
古布(こぎれ)を使ったさまざまな小物を売っている。
NHKドラマ「花子とアン」に中に、銘仙が登場し、スポットがあたって、問い合わせが急増しているとか*(^-^*)
小都市の資料館、記念館は、墓地のように静まり返っているところが多い。スタッフにもまったくヤル気、活気が感じられず、陳列品も二流三流ばかりで、入館料500円もとられたら「なんだ、ここは」と思わないほうがどうかしている。少なくともわたしの場合は。
ところが、こちらのスタッフ、Kさん、Tさんは違っていた。
女性パワー(おばちゃんパワーといったら失礼だろうな)炸裂といいたいくらい、華やかな温かいムードにつつまれ、30分もいなかったのに、印象に深く残った。
市街地散策のパンフ、マップもたくさんいただいた。
これまでも伊勢崎を無視していたのではない。
しかし、この日の30分は、わたしの認識をずいぶん変えた。
「どうもありがとうございました。またいずれ、再訪します。もう時刻が遅いですから」
わたしはお辞儀し心からお礼をいって、「いせさき明治館」をあとにした。
有力な観光資源があれば、それが足がかりになる。
あるいはTVドラマの舞台になる、映画のロケで使われるなんてことがあれば、それを起爆剤として、復興への道が開けたりする。
ところが、これといった目玉商品がないと、決定打が出ず、するずると沈下して、ほんとうにさびれてしまう。
伊勢崎は前橋、高崎ほどではないけれど、6年ほど仕事をした町なので、土地勘はもっているものの、案外馴染みがなかった。
いたるところ、知らない場所ばかり。
・・・そうだ、人が入れる、大きな“鳥かご”があったな。
わたしは午後、高崎市農協の資産管理課に立ち寄ったあと、“鳥かご”のある華蔵寺公園にクルマを走らせた。
ここはミニ遊園地や、水生植物園がある。春はツツジの名所となって、行楽客でにぎわう。わたしも子育て時代に、家族をつれて、何回も訪れている。
インコたちの微笑ましい光景を、超望遠ズームつきコンデジで撮ったあと、わたしはニコンF3をぶらさげ、久しぶりに旧市街に足を向けた。
旧時報鐘楼
http://rover.seesaa.net/article/279776554.html
ここで時報鐘楼を撮っていたら、おじさんに手招きされた。え?と思いながら後ろに見える公民館へいってみたら、
「街中観光マップがあるから、さしあげます。見どころが一目でわかりますよ」といわれ、ご親切にパンフを渡して下さった。
その中に、
<いせさき明治館>
の資料があったので、その場でチェックしていたら「すぐそこの信号を南に曲がって、100mです。歩いていけます」と教えて下さった。
そこへいってみたら、もう4時半すぎ(5時に閉館)ということもあって、訪問者はわたしのほか、女性お一人という淋しさ´Д`
ガイドをして下さったTさん、好感度抜群のじつに愛嬌のあるご婦人だった。
明治からやっている開業医の医院を市が買い取って、曳家移転し、記念館兼小イベントホールにしているのだ。
どこへいこうと、資料館、記念館の類には、基本的にはお寄りしない・・・それがわたしの街歩きの鉄則のようなものだが、Tさんとの出会いで、その鉄則にひび割れがo(゜∀゜)o
なごやかで明るい雰囲気につつまれ、わたしもついいらぬおしゃべりをしてしまった。
(こんなに歓迎して下さるなら、資料館、記念館をスルーしないほうがいいな)
と、考えをあらためることにした。
いせさきは、伊勢崎銘仙で一世を風靡した町。
古布(こぎれ)を使ったさまざまな小物を売っている。
NHKドラマ「花子とアン」に中に、銘仙が登場し、スポットがあたって、問い合わせが急増しているとか*(^-^*)
小都市の資料館、記念館は、墓地のように静まり返っているところが多い。スタッフにもまったくヤル気、活気が感じられず、陳列品も二流三流ばかりで、入館料500円もとられたら「なんだ、ここは」と思わないほうがどうかしている。少なくともわたしの場合は。
ところが、こちらのスタッフ、Kさん、Tさんは違っていた。
女性パワー(おばちゃんパワーといったら失礼だろうな)炸裂といいたいくらい、華やかな温かいムードにつつまれ、30分もいなかったのに、印象に深く残った。
市街地散策のパンフ、マップもたくさんいただいた。
これまでも伊勢崎を無視していたのではない。
しかし、この日の30分は、わたしの認識をずいぶん変えた。
「どうもありがとうございました。またいずれ、再訪します。もう時刻が遅いですから」
わたしはお辞儀し心からお礼をいって、「いせさき明治館」をあとにした。