二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

過ぎゆく季節の足音

2015年03月16日 | Blog & Photo
仕事をしているときはそうでもないが、遊んでいると、時間はあっという間に過ぎていく。
「ああ、もう1時間たってしまった」
梅は盛りを過ぎ、カワヅザクラが見頃を迎えた。
まもなく、ハクモクレンの大きな真っ白い花が開花する。

この時期となると、寒がりのわたしも冬眠から目を覚まし、撮影に出かけようという気分が盛り上がってくる。ここ10年あまり、そういうことのくり返しで、春に突入してきた。
しかし今年、わたしには野鳥の撮影という“新たな挑戦”があったので、真冬の寒さにめげず、重装備してフィールドをよく歩きまわった。



ここは利根川の河川敷。
昨日は日曜日だったので、大勢の人たちで賑わっていた(^_^)/~

わたしがメジロを撮っていたら「うちの庭にメジロがくるんですよ。果物や砂糖水が好きなので、縁台の上に置いておくんです。多いときは、5羽6羽とやってきます。メジロを眺めながら飲むビールはサイコーですから」
一組のご夫婦が、立ち話にそんなことをいって笑った。



おや? サッカーじゃなく、小学生のラグビー!
そこに女子が混じっている。こんな光景、はじめて見たな(@_@)
スピードだって、男子に負けてなんかいなかった。



黙々とスナップを撮っているおじいちゃん。
お声をかけようかと思ったが、ファインダーから一瞬も眼をはなさない。
ステキな被写体に、夢中でシャッターを切っていらした。
うん、うん。その感覚よ~くわかります(笑)。


そこを30分あまりで切り上げて、つぎの仕事場へ。
土曜日、空室の案内をしたとき、わたしがある部屋のブレーカーを落とし忘れたのだ。
「105号の電気がつきっぱなしですよ」と、前日の夜、2階の入居者が知らせてくれた。
わたしのケアレスミス。最近こういうポカがふえたなあ(^^;) 
耄碌、モーロク(笑)。


旧富士見村までいったので、嶺公園へ足をのばした。



これはサクラじゃなく、紅梅。
遠くからだと満開に見えるけれど、近づいてよく見ると、陽あたりのいい場所ではもう花も終わりかけ。
過ぎゆく季節の足音が聞こえてくるようだ。

谷間の東屋に、伊勢崎在住のSさんがきておられた。
わたしは街撮りをしているとき、モデルになって下さった方に、ときどき名刺をお渡ししている。
ところが、撮影の現場で、名刺をいただいたことは一度もない。
Sさんからいただいた名刺がはじめて。

嶺公園で何回もお遇いし、立ち話しているうちに、すっかり顔なじみになったのだ。
そのSさん、昨日はカメラバッグにミニアルバムをしのばせていらして、最近作をファイルしたものです・・・と見せて下さった。
どれもこれも、ため息が出るような秀作ばかりズラズラ~!
「昨日のblog見ましたよ」
「え? ああ、ありがとうございます」
「タゲリはこれ。ほら、キレイに撮れました」

定年退職したので、時間はたっぷりあるという。
クローズアップでは撮影がむずかしいミコアイサや、木の幹に、まるでクジャクのように止まった番のキジ、そして、シャープ&クリアに写された見事なタゲリ。

どこで撮影したのかはめったに人には教えないものだが、Sさんは、お訊ねすれば必ず教えて下さる。野鳥マニアの中では、こんなにオープン&フランクリーな方は珍しい♪
県外への遠征などはしないらく、撮影地はすべて5、60キロ圏内・・・というのが、わたしにはひどく頼もしく見えた。
わたしの“先を歩いている人”なのである。
「遠くへいかなくても、県内でこれだけ撮れるんですねぇ」

コミュ「独り野鳥の会」を通じて、先日マイミクになっていただいた「あっ!彦星」さんのアルバムも充実していて、見応え十分。
わたしは大いにインスパイアされ、はげまされ、エネルギーをたっぷりいただくことができた。半ば圧倒された・・・ともいえるけれど(^^;)

モデルになっていただいた皆さん、mixiやgooを通じおつきあいいただける皆さん、どうもありがとうございます♪
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