二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

11年前のデジタル一眼、キヤノン5Dと遊ぶ Part2

2016年05月29日 | Blog & Photo
「キヤノン5D試写 Part2」が100枚を超えた。
このカメラ、まったく関心のない機材だったけれど、偶然からある日わたしのもとへやってきた。そのことはすでに書いた(^皿^)
古めかしい機材のためときどき不審な挙動をする。マイミクさんの中に、5Dを使っている方がおられるだろうが、きっとM3に買い替えているだろう。5~6年で、あるいはせいぜい7~8年で手許からさっていくカメラを「愛機」と呼べるかどうか? 
むろん議論の余地はあるが・・・。

いま欲しいと思っているのは、
オリンパスPEN F
フジフィルムX-Pro2
・・・の二台。ニコンのD750やフジフィルムXT-10を買う直前までいったが、思いとどまった。
いろいろな気分が錯綜し、自分で整理がつかないことがある。優柔不断で気まぐれなのだ(;´ρ`) こういう欠点は歳をとっても、一向に治らない。

なにをどう撮りたいのかによって、必要な機材は変わってくる。万能カメラなんて、この世には存在しない。あるとすれば、それはフォトグラファーの“眼”だけ。

90年代のあまりに古いレンズだけでは5Dに気の毒だとかんがえて、EF50ミリF1.8STMを買い、絞り優先にして遊んでいる。
明るいレンズは絞りの選択幅が大きく、背景のボケをコントロールできるのがメリット。
(1)


(2)


この二枚も50ミリF1.8。
(1)は開放、(2)はF5.6に絞っている。
撮った瞬間に、(1)は背景がボケすぎだと気がついた。主要被写体だけでなく、背景があることによって、「その一枚」は千変万化する。どういう背景の中で撮るのかに気をつかう。(1)ではほぼ完全に背景が消滅してしまった。失敗作と断じてイイだろう。

(3)


こちらはhighlightからshadowへかけてのグラデーション描写を試している。
いくらフルサイズ機とはいえ、11年前のモデル、緻密さでは5DM3には遠くおよばないのは当然。
ところで、わたしがはじめて買ったデジ一はニコンD70。
2004年発売で、610万画素APS-C機。
一方この5Dは2005年発売、1280万画素のフルサイズ機。
価格がさがって、デジ一がハイアマに普及しはじめたころのモデルと思っていれば間違いないだろう。

操作性ははっきりいって、よくはない。
ボタンを押して機能を呼び出し、ダイヤルを回しての設定が前提となる。露出補正を頻繁にやるわたしとしては、まだるっこしく、苛立つ場合がしばしば(・"・。)


F-1NはnewFD50ミリF1.4、5DはEF50ミリF1.8STMを装着しサイズを比較してみる。





こうしてあらためて眺めると、レンズ鏡胴の太さ、ボディの厚みが気になる。せめてF-1と同程度にはできなかったのか!?

さらに<作例>を二枚ピックアップしておく。





色再現はおとなし目でとても自然。
曇り日やほの暗い場所のコントラストなど、むしろ弱すぎて物足りないほどである。彩度も控えめ。
最近はOM-Dやコンデジの少々派手すぎる絵づくりにそまってしまったかもしれない/_・)/_・)



※ピクチャースタイルはすべて「スタンダード」、レンズは50ミリF1.8STM。
ISO400または200。
測光は大部分評価測光、まれにスポット測光を使用。
ほか機能は初期設定のまま。
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