昨日に較べると、今日ははるかに寒い。
関越自動車道が、月夜野、石打間で、雪のため通行止めという道路情報が出ている。
雪は吹雪なのだろう、外にいると、風で耳がちぎれそうになる(^^;)
昨日はこんなには寒くなかったのにね。
だからこんな写真をふらふら、撮って歩いていられた。
トップの写真は「風土遊覧記」の中で、「作業小屋の尊厳」とひそかに名づけているシリーズ。
つぎに2枚追加しておこう。
どれもこれも、使用者・所有者の手作りなのであろう。古材や廃材、拾ってきたものをあつめてきて、それで作業小屋を建てる。作業といっても、畑仕事限定。ロビンソン・クルーソーがつくった、掘っ立て小屋の世界である。
以前の日記で書いたことがあったように、烏川右岸のこのあたりは、所有者や管理者がはっきりしない、不可解な地域となっている。
わたしも農民の末裔だから直観がはたらくが、普通の農地とは、どうも雰囲気が違う。
1.土地の境界が判然としない。
2.道路があるようで、ないようで、すべて未舗装。
3.河川の流域から見ると、この地域の外側に、新たな堤防が建設されつつある。
巨大な河川は河川敷がとても広く、近隣住民が「入会地」のようにして使用している光景をよく見かける。しかし、入会権があるかどうかは、調べてみないとわからない。
無断使用しているのを、管理者が「見て見ぬふり」をしているのだろうか?
これらの掘っ立て小屋は、こういった帰属が判然としない曖昧な地域に、ずいぶんたくさん建てられていて、見て歩くのが愉しくなる。ただし、中にはコンテナを持ってきて、ポンと据え付けてある物件もある。それはそれでおもしろいアジア的な光景といってもいいだろうけれど。
種々雑多な手作りの小屋を眺めていると「おじいさんが畑に注ぐ情熱」にあきれるやら、感心するやら!(^^)! おばあさんの姿はめったになく、畑仕事をするのはおじいさんばかり。つまり「男の仕事」なのである。
わが家でもそうだし、隣り近所もそう・・・。
すばらしき掘っ立て小屋、ガンバレ(笑)。