いよいよ2012年を回顧する時季がやってきた。
クラシック音楽はたんなる受け身なので、今年のベストを選んでもあまり意味がない。
文学など読書は詩を書くことをもっぱらやっていたので、これはいずれ、何らかの形で、詩集をまとめるつもりでいる。
・・・というわけで、昨年にひきつづき、フォトアルバムの中からのベストセレクション。
すべてのジャンルから5枚、あるいは10枚というなら1回で済んでしまう。
だけど、ここではジャンル分けをし、このおよそ1年間に撮影した写真を振り返りながら、簡単なコメントをつけていこうとかんがえている。
ジャンルは以下のように11分類し、2枚づつアップまたは再アップしてみる。
1)働く自動車
2)街撮り/街角編
3)街撮り/人物編
4)草木図譜
5)片隅の小さな世界
6)フィルム写真 6×6判
7)フィルム写真 35mm
8)フラグメント
9)夜への階段
10)Beautiful Wind(上州風)
11)ネコの散歩道
本日はその第1回「働く自動車」。
このシリーズは、フィルム写真と同じく、2012年に新たにスタートしたものだけれど、このところややダレ気味(^^;) つまらなくなったというのではなく、関心の方向が少しずれてきている。
「働く自動車」は、トミカのミニカーで集めたりもし、7~80個くらいコレクションしてある。
トップにあげたのは、「働く自動車」を撮ってシリーズ化してみようと考えはじめたころの一枚。
もう何年もこうして放置してあるから、廃車なのだろう。
タイヤの高さが、わたしの背丈ほどもある、巨大なナゾの作業車。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」かなにか、SF映画に登場する自動車を連想させる。ただし、もう錆だらけだが。
この場所は、近隣の建設会社の資材置場だから、おそらくダム工事が、河川改修か、そういった大規模な土木建設用車両なのだろうと、推測はしている。
つぎの一枚は、ついこのあいだ国道17号線の脇で見かけた「ラーメン・バス」。
脱サラおじさんでもはじめたんだろうか?
不潔感はないのだが、あまりにいじましいというか、うらぶれた風情がただよっている。
昔は駅のそばや平和島流通団地などに、軽トラを改造したラーメン屋さんが止まって、遅く帰るサラリーマンや、長距離の運ちゃんが、熱々ラーメンをふうふういいながらすすっている光景を見かけた。わたしも「支那ソバ」なんかを食べ、「おっちゃん!熱燗一本」といって、腹ごしらえした思い出がある。
味がよくて、麺かスープに、ほかでは味わえない特徴があれば客がならんだりするだろうか? 立地条件もよくないなあ。
カーレースや市販のスポーツカーにはまったくといっていいほど関心がない。
なぜか、「働く自動車」なのである(笑)。働く自動車は、いってみれば「裏方さん」。生活に密着している。
ダンプカーや、長距離輸送の大型車などを撮影しつづけ、現在はPart4がゆっくりと進行中。写真的にはもっとおもしろいものがないわけではないが、この二枚はわたしの印象に深くくい込んでいる。おそらく被写体それ自体がもって