いやー、まだ蒸し暑いですね。お天気がいいと、とても長時間、用もないのに外をふらふらと歩いていられません(^^;)
・・・というわけで途中で行き先を変更し、書店を二カ所ほど回って帰ってきた。
少し昼寝でもしようかな、このあと。
タイトルは三都物語というわけではむろんなくて、森山大道さんの写真集のタイトル。
1)「大阪」月曜社刊 1810円+税
以前見かけたとき、ちょっと迷って、結局買わず仕舞だった。それが別な書店の本棚にならんでいたので、今度は迷わず買うことにした。
増補版「大阪+」も刊行されていたはず。
<レンズの向こうに映る大阪の街頭は、いまもしたたかで、いとも簡単にぼくの郷愁を裁ち切ってしまう>と帯に書いてある。
2)「ニューヨーク」講談社刊 2900円+税
2011年になってはじめて全貌をあらわした伝説の写真集といっていいのだろう。撮影されたのは、1971年のこと。
一部は雑誌に発表され、好評をもって迎えられたが、写真集としてまとめられることはなかった。なんと撮影から発表まで40年の歳月が隔たっている。
田中長徳さんの言を信じれば、これはオリンパスペンW一台で撮られている。
<そして1971年初冬、ぼくは初めてニューヨークの地を踏み、マンハッタンの舗道に立ちつくしていた>
3)「新宿(増量新編)」月曜社刊 1905円+税
文庫本サイズだが、とにかく分厚い。質というより、量に圧倒される。
この世に「中心」などないということがよくわかる。アジア的混沌が渦巻いている。そして、欲望と喧噪と闇が。
<1981年、はじめて上京した日、新宿駅東口二幸前の雑踏のさなか、大きなボストンバッグを手に、一人途方に暮れていた。あれから四十五年、人々の光彩が渦巻くこの街で、いまもまた一人途方に暮れている>
森山大道さんの後追いとなるような写真だけは撮るまいと決めていたことがあった。
だけど、どうしても欲しいと思えるときは、その写真集を手に入れることを自分に許した。
荒木経惟さんからは「東京物語」「冬へ」あたりを最後にはなれてしまって、近ごろは新刊を見かけても、立ち読み(立ち見)すらしなくなってしまった。
なぜ嫌いになったのか、よくはわからない。
ところが森山さんは違う。
昨日も月曜社から刊行予定の「パリ+」を、紀伊國屋書店で予約。
ほんとうに稀有な天才だと思う、写真を撮るためだけに生まれてきた。
アジェもW・エバンズもクラインも東松照明も、彼の中に流れ込んである。
彼の写真集を見ていると、わたしも写真が撮りたくなる。無性にね(~o~)
・・・というわけで途中で行き先を変更し、書店を二カ所ほど回って帰ってきた。
少し昼寝でもしようかな、このあと。
タイトルは三都物語というわけではむろんなくて、森山大道さんの写真集のタイトル。
1)「大阪」月曜社刊 1810円+税
以前見かけたとき、ちょっと迷って、結局買わず仕舞だった。それが別な書店の本棚にならんでいたので、今度は迷わず買うことにした。
増補版「大阪+」も刊行されていたはず。
<レンズの向こうに映る大阪の街頭は、いまもしたたかで、いとも簡単にぼくの郷愁を裁ち切ってしまう>と帯に書いてある。
2)「ニューヨーク」講談社刊 2900円+税
2011年になってはじめて全貌をあらわした伝説の写真集といっていいのだろう。撮影されたのは、1971年のこと。
一部は雑誌に発表され、好評をもって迎えられたが、写真集としてまとめられることはなかった。なんと撮影から発表まで40年の歳月が隔たっている。
田中長徳さんの言を信じれば、これはオリンパスペンW一台で撮られている。
<そして1971年初冬、ぼくは初めてニューヨークの地を踏み、マンハッタンの舗道に立ちつくしていた>
3)「新宿(増量新編)」月曜社刊 1905円+税
文庫本サイズだが、とにかく分厚い。質というより、量に圧倒される。
この世に「中心」などないということがよくわかる。アジア的混沌が渦巻いている。そして、欲望と喧噪と闇が。
<1981年、はじめて上京した日、新宿駅東口二幸前の雑踏のさなか、大きなボストンバッグを手に、一人途方に暮れていた。あれから四十五年、人々の光彩が渦巻くこの街で、いまもまた一人途方に暮れている>
森山大道さんの後追いとなるような写真だけは撮るまいと決めていたことがあった。
だけど、どうしても欲しいと思えるときは、その写真集を手に入れることを自分に許した。
荒木経惟さんからは「東京物語」「冬へ」あたりを最後にはなれてしまって、近ごろは新刊を見かけても、立ち読み(立ち見)すらしなくなってしまった。
なぜ嫌いになったのか、よくはわからない。
ところが森山さんは違う。
昨日も月曜社から刊行予定の「パリ+」を、紀伊國屋書店で予約。
ほんとうに稀有な天才だと思う、写真を撮るためだけに生まれてきた。
アジェもW・エバンズもクラインも東松照明も、彼の中に流れ込んである。
彼の写真集を見ていると、わたしも写真が撮りたくなる。無性にね(~o~)