快晴がつづき朝晩ぐっと冷え込んで、秋の気配が濃くなってきた。
赤城山麓へクルマを走らせれば、彼岸花=曼珠沙華の赤で田の土手が染まってしまうような光景が、今年も見られるだろう。
どんなに夏が暑くても、秋は忘れずにやってくる、忍び足で。
撮影モードがほぼOFFになりかけているが、日中の気温がもう少し下がれば、ONにもどるだろう。例年、そのくり返しだから。
わが家の雄ネコテンちゃんのたたずまいにも、ようやくくつろいだしぐさが見られるようになった。
1年中毛皮を身に纏っているので、37~8℃の気温が何日も続いてはたまったものではなかろう。ネコはイヌと違って、舌で体温調節ができない。
暑がりのくせに、また寒がりでもある(~o~)
ネコって、表情があるようでない。
だけどないと思っていると、けっこうある。たまにじゃらして遊んでやると、いろいろな顔やしぐさをひき出すことができる。
このころになると、かならず思い出す長塚節の歌。
馬追虫(うまおいの)の髭のそよろに来る秋はまなこを閉ぢて想ひ見るべし
昨年も引用した覚えがある。
「髭のそよろに来る秋」という表現が、わたしのイメージを刺激する。
「まなこを閉ぢて想ひ見るべし」の語もすばらしい。
「想ひ見る」
たしかに、そういう“見る”・・・があるだろう。マクロレンズを使わないと見えてこないような、小さな、繊細きわまりないいのちの営み。
周辺はやや開発がすすんできたが、田舎暮らしなので、ちょっとクルマを走らせれば、小さな秋をいくらでも見つけることができる。
http://www.youtube.com/watch?v=JB--h3N3vWc
この詞が胸の奥に棲みついている。
聴いていると、仕合わせだった幼いころにつれ戻されるようだ。
<誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
めかくし鬼さん 手のなる方へ 澄ましたお耳に
かすかにしみた 呼んでる口笛 もずの声
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた>
この詞を、わたしは北原白秋のものかと思い違いしていたが、ハトウハチローさんのものだったんですね。
赤城山麓へクルマを走らせれば、彼岸花=曼珠沙華の赤で田の土手が染まってしまうような光景が、今年も見られるだろう。
どんなに夏が暑くても、秋は忘れずにやってくる、忍び足で。
撮影モードがほぼOFFになりかけているが、日中の気温がもう少し下がれば、ONにもどるだろう。例年、そのくり返しだから。
わが家の雄ネコテンちゃんのたたずまいにも、ようやくくつろいだしぐさが見られるようになった。
1年中毛皮を身に纏っているので、37~8℃の気温が何日も続いてはたまったものではなかろう。ネコはイヌと違って、舌で体温調節ができない。
暑がりのくせに、また寒がりでもある(~o~)
ネコって、表情があるようでない。
だけどないと思っていると、けっこうある。たまにじゃらして遊んでやると、いろいろな顔やしぐさをひき出すことができる。
このころになると、かならず思い出す長塚節の歌。
馬追虫(うまおいの)の髭のそよろに来る秋はまなこを閉ぢて想ひ見るべし
昨年も引用した覚えがある。
「髭のそよろに来る秋」という表現が、わたしのイメージを刺激する。
「まなこを閉ぢて想ひ見るべし」の語もすばらしい。
「想ひ見る」
たしかに、そういう“見る”・・・があるだろう。マクロレンズを使わないと見えてこないような、小さな、繊細きわまりないいのちの営み。
周辺はやや開発がすすんできたが、田舎暮らしなので、ちょっとクルマを走らせれば、小さな秋をいくらでも見つけることができる。
http://www.youtube.com/watch?v=JB--h3N3vWc
この詞が胸の奥に棲みついている。
聴いていると、仕合わせだった幼いころにつれ戻されるようだ。
<誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
めかくし鬼さん 手のなる方へ 澄ましたお耳に
かすかにしみた 呼んでる口笛 もずの声
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた>
この詞を、わたしは北原白秋のものかと思い違いしていたが、ハトウハチローさんのものだったんですね。