![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/a7/5c2b6dedd39c6e5962d7f5827de21490.jpg)
<写真は台風のもたらす大雨で濁流渦巻く今日の大利根川。河畔にいたシラサギが、わたしの出現に驚き、濁流を超えて対岸へ>
まもなく群馬県内を台風が通過する。時速45kmで。
そのため、大雨・洪水警報が昨夜から出っぱなし。北部山岳地帯では土砂災害が懸念されているけれど、最小限ですんでほしいものである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/a5/d0e5c15427fa7ce5ab7ad8c2b030020e.jpg)
普段はおとなしい利根川だけれど、大雨が降ると、牙を剥きだしにする。昨年護岸をずいぶん破壊されて、この春、大規模な改修作業がおこなわれ、川筋を変えたばかりなのだけれど、濁流の破壊力は、土木屋さんたちの予想をこえる場合があるから怖いなあゞ(´Д`
ところで9月12日の板でマイミクShivaさんと、リコーのGRをめぐって、思いがけず盛り上がってしまったv(^∀^*)
わたしの気持ちはつねのごとく揺れているのだが、Shivaさんのコメントがわたしの「欲しい」という気持ちの真ん中をドン! と射抜いてくれるので、いま少しで落ちそうになってしまった(笑)。
新型GRを手にして東京スナップしている自分のイメージが、走馬灯のように、ぐるぐる、ぐるぐる頭の中を回っている。危険、キケン。
そこで書庫へいって、一冊の本をさがしてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/00/029ea0d8b446afbdf28cf71839ddc7ee.jpg)
左が、GR1読本。
ご存知の方もおられるだろうが、かつて田中長徳さんは“田中長徳のひとり雑誌”というのをやっていた。それが「カメラジャーナル」。中古カメラショップによく置いてあるのを見かけ、わたしも何冊か買って持っている。
その「カメラジャーナルBOOKS」の第4巻が「無手勝流 GR1読本」である。刊行されたのは、1999年5月。この手の本としてはめずらしく第2刷りが出ていて、わたしが持っているのはその第2刷り。リコーから感謝状がさずけられているとはおもうけれど、田中さんのGRの評価に対する貢献はまことに大きなものがある。このGR読本の前に、カメラジャーナルでGRを4回取り上げているそうである。
わたしの記憶にあやまりがなければ、当時から荒木さんとならぶスター級の写真家だった森山大道さんにGRを渡したのは田中さんである。森山さんは田中さんからGRをもらい受け、すぐに気に入ってメイン機種として使いはじめる。
森山さんは「写真集を1冊にカメラ1台だね、おれは」とどこかで語っていたはず。
つまり、何台ものGRを使いつぶしながら、21世紀、森山大道の疾走がはじまったということになるだろう。
暗室の魔術師と異名をとったほどの森山さん。デジタルなんて使えるか! と拒否するかと大方のファンは考えていたろうし、わたしも漠然とそう推測していた。
ところが、彼の頭と眼ははるかに柔軟だったのである。
ライカの伝道師田中長徳さんと、ライカなんていっぺんも使ったことがないような森山さんが、GRというカメラでスパークし、そこからGRの伝説というか、神話というか・・・それがスタートし、GRシリーズは「スナップカメラ界の王者」へのぼりつめる。
かつてフィルム時代にGR1vを買う寸前までいったことがあったけれど、予算不足で結局あきらめたという経緯があったことを、いま思い出した/_・)/_・)
リコーのこの28㎜F2.8、21㎜F3.5のレンズは名玉の誉高く、ライカLマウントで売り出されたことがあった。
http://nobrin7.exblog.jp/8096678/
Lマウントを持ったレンジファインダー機ならすべて使用可能。製造個数が少ないだろうから、いまではプレミアがついているだろう。当時国産28㎜レンズとしてはミノルタCLE用のそれと双璧と謳われたものであった。
GR読本をさがしていたら、森山さんの「遠野物語」(右)も出てきた。
朝日ソノラマの「現代カメラ新書」の1冊として刊行された森山さんの「遠野物語」は、現在では入手しにくく、稀覯本と称してもいいだろう。数年前に、光文社文庫として新装版が再刊された。
http://www.amazon.co.jp/%E9%81%A0%E9%87%8E%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A3%AE%E5%B1%B1-%E5%A4%A7%E9%81%93/dp/4334742394
28㎜レンズの使い手はなにも田中さんや森山さんばかりではない。
有名どころでは高梨豊さん、横木安良夫さん、操上和美さんをすぐに思い浮かべることができるが、ほかにもいくらだって「サブ機はこれ」と首から名刺代わりにGRをぶらさげているカメラマンがいそうである*´∀`)ノ
そこではしばしばサブ機がメイン機を食うという現象が起きている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/45/eed749b9ac063534b4eed9d44b00a80a.jpg)
そうだよ、いまこそ28㎜を使いこなせ・・・と、胸の奥で、もう一人のわたしが囁いている。そうして、こんな本を引っ張り出し、眼をさらす。
※ライカMマウントをLマウントに変更しました。
まもなく群馬県内を台風が通過する。時速45kmで。
そのため、大雨・洪水警報が昨夜から出っぱなし。北部山岳地帯では土砂災害が懸念されているけれど、最小限ですんでほしいものである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/a5/d0e5c15427fa7ce5ab7ad8c2b030020e.jpg)
普段はおとなしい利根川だけれど、大雨が降ると、牙を剥きだしにする。昨年護岸をずいぶん破壊されて、この春、大規模な改修作業がおこなわれ、川筋を変えたばかりなのだけれど、濁流の破壊力は、土木屋さんたちの予想をこえる場合があるから怖いなあゞ(´Д`
ところで9月12日の板でマイミクShivaさんと、リコーのGRをめぐって、思いがけず盛り上がってしまったv(^∀^*)
わたしの気持ちはつねのごとく揺れているのだが、Shivaさんのコメントがわたしの「欲しい」という気持ちの真ん中をドン! と射抜いてくれるので、いま少しで落ちそうになってしまった(笑)。
新型GRを手にして東京スナップしている自分のイメージが、走馬灯のように、ぐるぐる、ぐるぐる頭の中を回っている。危険、キケン。
そこで書庫へいって、一冊の本をさがしてみた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/00/029ea0d8b446afbdf28cf71839ddc7ee.jpg)
左が、GR1読本。
ご存知の方もおられるだろうが、かつて田中長徳さんは“田中長徳のひとり雑誌”というのをやっていた。それが「カメラジャーナル」。中古カメラショップによく置いてあるのを見かけ、わたしも何冊か買って持っている。
その「カメラジャーナルBOOKS」の第4巻が「無手勝流 GR1読本」である。刊行されたのは、1999年5月。この手の本としてはめずらしく第2刷りが出ていて、わたしが持っているのはその第2刷り。リコーから感謝状がさずけられているとはおもうけれど、田中さんのGRの評価に対する貢献はまことに大きなものがある。このGR読本の前に、カメラジャーナルでGRを4回取り上げているそうである。
わたしの記憶にあやまりがなければ、当時から荒木さんとならぶスター級の写真家だった森山大道さんにGRを渡したのは田中さんである。森山さんは田中さんからGRをもらい受け、すぐに気に入ってメイン機種として使いはじめる。
森山さんは「写真集を1冊にカメラ1台だね、おれは」とどこかで語っていたはず。
つまり、何台ものGRを使いつぶしながら、21世紀、森山大道の疾走がはじまったということになるだろう。
暗室の魔術師と異名をとったほどの森山さん。デジタルなんて使えるか! と拒否するかと大方のファンは考えていたろうし、わたしも漠然とそう推測していた。
ところが、彼の頭と眼ははるかに柔軟だったのである。
ライカの伝道師田中長徳さんと、ライカなんていっぺんも使ったことがないような森山さんが、GRというカメラでスパークし、そこからGRの伝説というか、神話というか・・・それがスタートし、GRシリーズは「スナップカメラ界の王者」へのぼりつめる。
かつてフィルム時代にGR1vを買う寸前までいったことがあったけれど、予算不足で結局あきらめたという経緯があったことを、いま思い出した/_・)/_・)
リコーのこの28㎜F2.8、21㎜F3.5のレンズは名玉の誉高く、ライカLマウントで売り出されたことがあった。
http://nobrin7.exblog.jp/8096678/
Lマウントを持ったレンジファインダー機ならすべて使用可能。製造個数が少ないだろうから、いまではプレミアがついているだろう。当時国産28㎜レンズとしてはミノルタCLE用のそれと双璧と謳われたものであった。
GR読本をさがしていたら、森山さんの「遠野物語」(右)も出てきた。
朝日ソノラマの「現代カメラ新書」の1冊として刊行された森山さんの「遠野物語」は、現在では入手しにくく、稀覯本と称してもいいだろう。数年前に、光文社文庫として新装版が再刊された。
http://www.amazon.co.jp/%E9%81%A0%E9%87%8E%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%A3%AE%E5%B1%B1-%E5%A4%A7%E9%81%93/dp/4334742394
28㎜レンズの使い手はなにも田中さんや森山さんばかりではない。
有名どころでは高梨豊さん、横木安良夫さん、操上和美さんをすぐに思い浮かべることができるが、ほかにもいくらだって「サブ機はこれ」と首から名刺代わりにGRをぶらさげているカメラマンがいそうである*´∀`)ノ
そこではしばしばサブ機がメイン機を食うという現象が起きている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/45/eed749b9ac063534b4eed9d44b00a80a.jpg)
そうだよ、いまこそ28㎜を使いこなせ・・・と、胸の奥で、もう一人のわたしが囁いている。そうして、こんな本を引っ張り出し、眼をさらす。
※ライカMマウントをLマウントに変更しました。