二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

水辺の鳥へのアプローチ

2015年02月15日 | Blog & Photo
風邪をひきこみ、少々熱がでて、2日間寝込んでしまった。
大分ラクになったので、本日は出勤。
仕事デスクの上で、これを書いている。

風邪でダウンする寸前、近所の川辺をふらふらしていて、水鳥の仲間たちを少しだけ撮った。冬になると、近くの川へ、冬鳥たちがやってくる。
その大半はカモの類だが、これまで水鳥にはいたって関心が薄く、自信をもって答えられるのは、ハクチョウとカルガモくらい(^皿^)


さてトップの画像ははじめて撮ったキンクロハジロ(でいいのだと思うけど)。
あれれ、普段見かけないカモがいるぞ・・・という感じで撮影し、図鑑でしらべたらめずらしくもない鳥だと判明した~~ヽ
すいと水に潜り、5秒6秒・・・とたってから、4-5mはなれたところにぷかりと顔を出す。
白と黒のツートンカラーは遠くからでもよく目立つ。
ただし雌はもっと地味な姿をしている。雌雄ともちょんまげのような冠羽がおもしろいので、見ていてなかなか飽きない。


キンクロハジロ


コガモ


カルガモ

ほかは普通のコガモ、カルガモ。
見かけることはあっても、これまでカメラを向けることはなかった。
ロクな望遠レンズもっていなかったしね。
カモのお仲間は敷島公園にいけば、1年中見られる。見飽きてしまったものは、まず注視することがない。

水鳥にはカモの仲間とならんで、ほかにシギの仲間がいる。
今季ふたたび野鳥にはまって、図鑑を買って眺めてみるまで、シギだけでこんなに種類がいる! と驚いているような体たらく´Д`

なにがいちばんおもしろいかっていうと、関心がなにに集中しているかによって、自宅周辺の景色が違ってみえること♪
わたしの場合は、自宅あるいは仕事場から半径およそ50キロを基本の撮影エリアにしている。
まことに平凡な、とりえのない埃っぽい北関東の風土といっていいだろう。

その風土が関心の持ち方によって、微妙に変化していく。
カワセミ地図
ルリビタキ地図
ジョウビタキ地図
アカゲラ、アオゲラ地図
・・・・
いくらでも重ねることができる。それによって地図の精密度があがり、景色や風土といわれるものの立体感がましてくる。

この地域には、人間だけが暮らしているのではない。
他の生物との共存を、つねに念頭に置いて、都市計画や農政、土地開発、道路敷設、架橋工事等々を計画すべきなのだ。
そのときになって、“趣味の世界”の地図でしかなかったものが、近未来の見取り図へとつながっていくような気がする。



さて帰ろうとして、ある場所をのぞいたら、たくさんの魚影にギョギョo(゜∀゜)o
これは鯉かな? (釣りはしないので見当がつかない)
昭和のおわりから平成になったころ、まだ川の水は汚かったが・・・。
だけど、護岸はどこもコンクリートだらけ。
悲しいことながら、カワセミはこれからも棲家を追われる一方だろう。
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