二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

運を天にまかせてシャッターを切る

2012年04月07日 | Blog & Photo


この3月4月、デジタル一眼市場がヒートアップしている。
その目玉商品は、ニコンが投入したD800と、キヤノンの5D-MⅢのデッドヒートだろう。
ご存じのように、プロやハイアマに人気のフルサイズ(35mm)の最新鋭機。
価格.comのレビューやクチコミを読んでみると、どちらかといえば、注目は3600万画素のD800に集まっているようである。数年前に登場したD700は、ライバル5D-MⅡに大きくリードされ、手痛い敗北を喫しているから、ニコンとしては起死回生のエースの投入なのである。

さらにニコンは、D800のつぎにD800Eという、ローパスフィルターレス機の発売をアナウンスしている。発売時の価格をみると、高画素のニコンのほうが安く設定され「お買い得感」が高い。ニコンがこのクラスで、市場の奪還を目指しているのは、だれの眼にもあきらかだろう。

ニコンとキャノン。永遠のライバルというところだろう。

ムリをして買おうかなあ。
いや、買わないな(笑)。
わたしがカメラを買うのは、その機種がないと撮れない写真がある・・・と判断したときだけ。このあいだオリンパスOM-Dのレプリカモデルにようやくさわることができたけれど、まあ、たいしたことはねえなというのが、わたしの偽らざる評価である。

ニコンにせよ、オリンパスにせよ、特定のメーカーに入れあげるつもりもないし(=_=)
リコーだって、ソニーだって、パナソニックだって、いいものはいいのだから。
それに、Web使用限定なら、1000万画素もあったら十分だと割り切っている。
いまいちばん欲しいカメラはローライの二眼・・・といいつつ、新型が発売になると、メカ記事だけはけっこう熱心に読んでいる(*_*)
そして「なーんだ。たいしたことはねえぞ」と、胸をなでおろす(笑)。
「よしよし、働いて、稼いで、本命ローライフレックス3.5F、あるいは2.8Fを手に入れるぞ」な~んてね。
デジタル機器は、<新型>の方が、間違いなく機能的にすぐれている。だからといって、新型が出るたびに買い換えしていたら、とても、とてもお財布がもたない・・・よね(^^;)


はてさて・・・。
今日のお題は「運を天にまかせてシャッターを切る」である。
なにをいいたいのか、先頭にピックアップした作例をみれば、説明するまでもないだろう。
「撮ってみるまでは、どう写るかわからない」
写真には、そういう部分・要素がつきまとう。でたらめにシャッターを押しても、なにかが写っている。
「へええ、こんなふうに写ったぞ」
いまどきのコンデジなどは、ピント合わせも、露出も、フィルター効果も、ほんのちょっと設定をいじるだけで、あとはカメラがやってくれる。
「被写体を見つけたら、あなたはシャッターボタンを押すだけ」
笑いたくもなるけれど、これが一面の現実。
そうして拾いあげた写真のおもしろさ。
mixiアルバム「フラグメント」と「夜への階段」には、この種の写真が何パーセントか置いてある。お声をかけて撮影する「記念写真」「ポートレイト」の対極にあるのが、これらの作品。




雨の夜、ワイパーのスイッチを切って、どちらもクルマの窓越しに撮影している。
使用カメラは1000万画素機RICOH CX6。

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