
まだ繁忙期が終わってはいないにもかかわらず、ストレスがピークに達しそうなので、むりやり休みをとって、一昨日は伊勢崎市周辺、昨日は足利市旧市街を歩いてきた。
足利へいったのは、ヤシカマット124Gをデビューさせるため。そして、オリンパスOM-1の感触も、久しぶりに味わってきた(^^)/ まさに、写真三昧の二日間。
足利についてはあらためて書く。
今日は、伊勢崎市編。
伊勢崎市へ出かけたのは、オリンパスの超広角ズーム、9~18mmF4~5.6の試写をかねて、利根川べりを散歩する目的があった。しか~し、あいにく、立っているのがせいいっぱいという強風が吹きまくる一日となった(^^;)
そこで、ある看板を眼にした。
これがそれ。

海から179キロと書いてある。
しかも、看板は二種。これが500メートル間隔で、河川敷、あるいは堤防に立てられている。このあたりは、何度も歩いているのに、これまで気がつかなかった。
利根川は犬吠埼の北で、太平洋に流れ込む。
川は地球の循環装置の一翼をになっている。
水の循環。
海に流れ込んだ水は、天へとのぼり、雨や雪となって地表に、また還ってくる。
小都市の中心部ではなく、その郊外を、クルマでゆっくり周回し、“島村の渡し”までいって、返ってきた。この渡しは、いまでも現役である。
途中で、生みたて卵の自動販売機を発見!

「卵黄が二個入った目玉焼き用卵は、ほら、そのあたり。コーチンもあるし。とにかく、新鮮です。午前中なら前日の、午後なら、ニワトリが当日に生んだ卵が手にはいるんですから」
卵を買いにきたお父さんが説明してくれた。透明なビニール袋に10~12個入りで200円。
なるほど。この自動販売機周辺の安堀町には、なかなか規模の大きな養鶏場が、数カ所に点在している。
過去に6年あまり、住宅の営業マンとして仕事をしていたので、伊勢崎市については、いわば土地勘が働く。
ホコリや砂が舞うあいのくの天候ではあったが、ときどきクルマを路肩に停車して、エンジンを止め、カメラを手に10分15分の散歩を愉しんだ。
超広角レンズの出番は、3分の1にもとどかない。慣れないせいか、広すぎる画角をもてましてしまった(=_=)
こういったレンズは、人混みの中か、超高層ビルが犇めくような新都心あたりで、その威力を発揮するのかもしれない。

荒涼として砂塵が天から降りそそぐような土地柄。こういった土地を相手取って、われわれのご先祖は、何世代にも渡って、たたかいつづけてきた。
広い道路に合流しようと、左右確認のため停車したら、右からこれまで見たこともないような巨大なトラクターがあらわれた。
「わお、わお!」
わたしは歓声をあげ、あわててシャッターを押した!

☆mixiアルバム「海から179キロ」はこちら。
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000054229048&owner_id=4279073