二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

今年の収穫 2017 第3回(フィルム写真編/通期)

2017年12月24日 | Blog & Photo
さて、今日は今年の収穫第3回。
それほどの数はこなしていないので、年間を通しで7枚ということにさせていただく。
年の前半はキヤノンのスキャナでスキャンした画像を使用していた。だけど、時間がかかるため、35ミリネガカラーはカメラのキタムラで、CDに焼いてもらうことにした´Д`|┛

時間の節約になるし、INDEXプリントがついてくるのがいい(^^♪
ただし、現像料のほかに追加500円ほど費用がかかる。

撮りたい・・・と思ったシーンに対して、じっさいに撮影できたのは25~30%ほど。
歩留りとしては、そんなものだろう。失敗しているかどうか、その場ではむろん確認はできないしね(^^;
それに、マニュアルの銀塩フィルムカメラはどうしてもタイムラグを生じてしまう。一番タイムラグが小さいものは、わたしの場合はローライフレックスということになる。


1.「ある光景」

これはなんてことないと思われるだろうが、わたしにとっては「今年一番の収穫」といってみたい一枚。
要するに心象風景・・・わたしの極私的な心の風景が、ここに映しだされている。
撮影しながら、そういう気持ちに襲われたのは、このときがはじめて。

新道路建設のため、広範囲で土木工事がおこなわれていた。
遠くに見える黒いビルは、地元の短大。
こういう風景を、わたしはソシアルランドスケープと呼んでいる。観光地写真やいわゆる絶景写真には、ほとんど興味なし(*-ω-*)
(ニコンNewFM2&ニッコール45ミリF2.8P)


2.「おばあちゃんと孫」

これは公園で撮影。行楽日和といっていい、穏やかな春の一日だった。
聖書にあるのだったか、ちょっとど忘れしたけど“人生の一日”ということばがある。
そのことばを思い出した。

幸せは、その真っただ中にいると、案外気がつかないものである。
「あのころが一番幸せだったな」
そうして、記憶の抽斗に、あらためて大事にしまい込む。
(ローライフレックス3.5F プラナーF3.5)


3.「ママと一緒に」

ここは桐生市の有鄰館。
右の女の子は“イチゴちゃん”。
わたしがそう名付けたのだ。
おばちゃまはアマチュアの歌手。飛び入りで参加したイチゴちゃんが、観客の人気を一人でさらってしまった(゚∀゚*)
そうして公演が終わったあと、ご褒美のイチゴパックをむしゃむしゃ!
後ろから歌手のおばちゃまが声をかけた。その瞬間をパチリ。
(ローライフレックス)


4.「カメラマニアな三人組」

連休中、藤岡の「藤が丘」へ出かけたときの一枚♪
一時間ほどご一緒し、藤娘にお声をかけて撮影を愉しんだり、カメラ談義にふけったり・・・。
記憶に残る、ステキな時間だった。
女性お二人とは、前橋のグリーンドームで開催された「カメラ大中古市」で再会できた。

メインは目下大流行のインスタグラム。
拝見したら、膨大な量の写真、画像がストックされていた(*^o^*ホッ!
(ローライフレックス)


5.「セルフポートレイト」

わたしはカメラマンは黒子に徹するべきだとかんがえているので、自写像はめったに撮らない。
しかも、ナルシシズムからは距離をあけている。ナルシストの太宰や三島は、ごく一部の作品以外嫌いである。

しかし、気が向くと、こんな一枚を撮ることがある。ガラスや水面への映り込みが、なぜか好きなのだ。
(ニコンNewFM2)


6.「水鏡」

仕事のため、管理物件へ向かってクルマを走らせている途中、眼に飛び込んできた光景。
一瞬メルヘンの世界に紛れ込んだか・・・と思えるような美しさだった。
住宅のデザインは、けっこうはやりすたりが激しい(^^;)
住宅業界に身を置いていたから、外観を視れば、いつごろ建築されたかが、おおよそわかる。

典型的な映り込みフォト。
(ニコンNewFM2)


7.「藤が丘 藤まつり」

山紫水明の半被を着た、土産物店のお母さん(^ー^)
やってきたワンコ連れのおばあちゃんに、お店に寄っていくようすすめている。
わたしはウエストレベルファインダーをのぞきながら、サイコーの瞬間が訪れるのを待っていた。
この直前、直後にシャッターチャンスがあったと記憶している。しかし撮れたのはこの一枚。
指さしている先に、お店がある。
わたしはそこで、大好きなチョコレート味のソフトクリームを食べたあと。
デジタルのオリンパスと、ローライの二台持ちだった。
(ローライフレックス)


さてさて、・・・さて、と。
これで写真の部が完了。愉しい充実した一年だったようにも、不満が残ったようにも思える。
この数年は、毎年こんなものかな?
自己採点すれば70点・・・としておく。写真は行動力の産物。
アトリエで制作する絵画とは、そこが大いに違っている。

一年間おつきあいいただいた皆様に、厚く御礼申し上げます|・∀・|ノ*

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