
昨日の日記やつぶやきで書いたように、「そうだ。質感描写にもういっぺんこだわって、撮ってみよう」と考え、ニコンD7000と、40mmF2.8マイクロを持ち出した。
そもそもこのレンズを買ったのは、精度の高い質感描写にチャレンジしたかったからにほかならない。
通常の明るい標準レンズも、まあ大抵は十分だけれど、被写体が小さいとき、もっとぐっと寄りたいとき、最短撮影距離がもの足らない。そういう経験をだれもが経験しているだろう。
キヤノン9000F-M2を買って、ポジをスキャンしながら、PROVIA100Fというリバーサルフィルムの超微粒子画像のリアル感に打ちのめされた^^;
ロートル化したパソコンの処理能力不足で、最高4800dpiでのスキャンは事実上不可能であ~る。
そこでお安いものでいいから、最新型のディスクトップを買おうと、検討に入った。
昨日書いたように、ここにピックアップしたD7000&40mmマイクロの画像と、ポジスキャンの画像を較べてみれば、後者のポテンシャルが上なのは明らか。
600dpiのスキャン画像だというのに、こういう差が生まれる。
ものを“見る”とは、ものの表面を見ることである。
普通人間は、こういう被写体を、これほどまじまじと見ることはない。見るというより、看るという字をあてたいくらい・・・。
見る、見せるというところに「写真力」が発揮される。
使ったことがないから想像するしかないが、ローパスフィルターレスのカメラも、すごいポテンシャルを発揮するようだが、モアレに弱いそうである。
むろんなんでもいいわけではなく、光を見極めた上で、質感描写に挑戦する。三脚を使用すれば精度はさらに上がるだろうが、とりあえず、手持ち&アベイラブルライトでの撮影(^^)/


うーん、PROVIA100Fの写真を見てしまったあとでは、やっぱりいくらかもの足らない。
フルサイズ機へいくか、APS-C&ローパスレス機へいくか、ポジスキャンへいくか、そういった選択肢の中から、どれを、どんな被写体で選択したらいいのだろう(?_?)
悩む悩む、迷う迷う(笑)。
「質感描写」といとも簡単に人はいう。しかし、ものの表面しかとらえることができない写真の核心はこれであろう。ある種の「ブツ撮り」ともいえる。
錆が出た鉄は鉄らしく、ビニールやプラスチックはビニールやプラスチックらしく、植物は植物らしく、人の肌は肌らしく、正確に描写すること。
初心に返って、そのことを考えていく。むろんさらなる「写真力」向上のために(=_=)