
(1)夕陽
そうさ、こんな夕陽に見とれたことがあった。
感動って、どこからやってくるものなんだろう?
犬や猫は、そしてカラスやハトも、夕陽を眺めて感動はしない。・・・いや、きっと、しないだろうと、おもう。
じゃ、淋しさや悲しさは?
いつかテンちゃんに聞いてみよう。

(2)アーリータイムス
いつのころからかウィスキー党になってしまってね。なんでもかまわず飲むけれど、このころはバーボンが気に入っていた。
お湯割りにすると、なんともいえないアロマチックな香りがして。
「きみの胸に頬をうずめているような」そんな香りと、まだいったことがないケンタッキーあたりの草原の香りが、入り交じる。
夢見心地(^^)/


(3)カタログとカメラ
カメラとカタログをたくさんもっていた。
いや、いまだって、もっている・・・というべきか。
視神経が敏感になっていると、こんなカタログやカメラを手にして眺め入ったり、コーヒーをかたわらに置いて空シャッターを切っていたりするとき、至福の時間が流れる。

だけど、わたしのヴィンテージ・カメラといえばこれ。
このカメラを使って、生まれてはじめて写真を撮った。小学校の3年だったか4年だったか? 父のカメラで、オール金属のマニュアル機。ずしりとした重みと、時代の風韻をしのばせる風格がある。露出計はないし、ストラップも取り付けられないから、暗室の奥の棚に眠っている。

(4)チョコ
こんなチョコの詰め合わせをどなたにいただいたのかしら?
いま思い出そうとするのだけれど、えーと、わからない。世の中は「わかる」ことより、わからないことばかりで出来ている。
うまかったな。
家族に「さあ、食べていいよ」といいながら、大部分は自分で食べてしまった(~o~) ウィスキーのつまみに。

(5)こどもたち
ある公園で、わたしがのんびりカメラバッグの写真を撮っていたら、近所の保育園の子どもたちが、先生につきそわれてやってきた。
冬だというのに、この日は温かく、風もなかった。
「おじちゃん、なにしてるの」
なにしてる、が、なにちてると聞こえた。
人なつこい二人の女の子が声をかけてきた。
「うん? ああ、写真をね・・・」
「撮って、ねえ!」
一人の女の子が突然そういった。
「わぁ、撮って! 撮って!」
数人の子どもたちが、コンクリートのテーブルに飛びのって「はいポーズ」。
男の子もいたけれど、押しのけられてめだたない(^^;)
「あらあら・・・すいませーん。お邪魔して」
と先生がいう。
「いえいえ、アハハ元気がいいですねぇ」
むろん住所も名前も聞かない。鳥のようにやってきて、鳥のように去っていった。
2011年の「画像貯蔵庫」を見返していたら、思い出がいろいろと蘇ってきた。
もしmixiをやっていなかったら、こんなふうにありありと、過ぎさりし日々を甦らせることなんてできなかったろう。
そこから5つだけピックアップしてみた。