(2016年1月 前橋市)
暗夜にカモメが啼いている
あれはいったいどうしたというのだろう。
遠いかなたに燈台がある。
ぼくらはあそこまで歩かねばならない。
潮がすっかり満ちてくる前に。
まにあわなかったら
砂州で溺れ死ぬ。
荷物が肩にくいこんできた。
ぼくらは他国の人びとと争い
追放されたのだ。
あそこに辿り着けなければ
全員が溺れ死ぬほかない。
カモメの群れ
あれはなにを啼いているのだろう?
ああ どうしたのだ
どうしたのだ。
※ 不要かもしれない註
本稿は夢をみたことがきっかけでできた。
いまになって、宮沢賢治の「業の花びら(下書稿第二 作品314)」の影響があるような気がしている。
暗夜にカモメが啼いている
あれはいったいどうしたというのだろう。
遠いかなたに燈台がある。
ぼくらはあそこまで歩かねばならない。
潮がすっかり満ちてくる前に。
まにあわなかったら
砂州で溺れ死ぬ。
荷物が肩にくいこんできた。
ぼくらは他国の人びとと争い
追放されたのだ。
あそこに辿り着けなければ
全員が溺れ死ぬほかない。
カモメの群れ
あれはなにを啼いているのだろう?
ああ どうしたのだ
どうしたのだ。
※ 不要かもしれない註
本稿は夢をみたことがきっかけでできた。
いまになって、宮沢賢治の「業の花びら(下書稿第二 作品314)」の影響があるような気がしている。