二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

石にとんぼ ~「山頭火の秀句」(上田都史著 潮文社新書)を読む

2020年09月08日 | 俳句・短歌・詩集
古書店で買った「山頭火の秀句」(上田都史著 潮文社新書)の中で、昨夜こんな句と出会った。
「石にとんぼはまひるのゆめをみる」。
このとんぼはハグロトンボだそうである。

ロマネスクな詩情が漲っている。なにしろ、9千句とも1万句ともいうからいろいろと作っているのだ(^^)/ 本書は評伝として読める。

出版社も著者もわたしははじめて。新書版「山頭火著作集」全7巻のうち一冊。
ほかに上田都史著「俳人山頭火」荻原井泉水編「山頭火を語る」等が出ている、
平成元年刊。
このころたしか、山頭火の大ブームがあったはず(・´ω`・) 
「其中日記」は自己弁護だと思っているので、読む気にならないなあ。

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