日々の暮らしの中でスナップショットを愉しむ

以前やっていた「フラグメント」というアルバムを休止している。
このシリーズはリコーのCX4、CX6というカメラを使って撮っていて、
そのカメラの調子が悪くなったのが、休止の理由。

このアルバムが「フラグメント」の最終便かな？
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000071015271&owner_id=4279073

そして「フラグメント」シリーズは、「郷土遊覧記」にほぼ合併して継続中。
機材はフジのFINEPIX900EXRがメインだけれど、オリンパスのOM-Dも使う。

トップにあげたのは「人生の坂道」とでもタイトルしたいような光景を、クルマの中からパチリ！　まあ、人生の坂道なんて、なんとも“しゃらくせぇ～”というか、臭いタイトルですけどね(笑)。
以前使ったことばでいえば、「後姿のエレジー」ですね。
一見トイフォト風ですが、トイではありません。

ついでに数枚ピックアップし、コメントを付しておきます。


２．「小雨降る日」
通勤途上、クルマのウィンドウ越しに撮影。
たぶんG大学の学生。アンブレラ、スカート、ショルダーバッグが、トータルにコーディネイトされ、最高に粋だと思う。
時速20km以下で徐行しながら、ノーファインダーで撮っている。
後姿というのがミソなのです。
このフォトを見る方が、それぞれ好みのお顔を想像する。
「想像する余地がある」というのが、この人物スナップシリーズの隠し味でしょうねぇ(^皿^)


３．「自転車の女性」
走り去る人はおもしろい。
どこへ急いでいるのか、なぜ自転車で街中を飛ばしているのか？
朱色がポイントとなり、うまい具合にブレてくれた。男性だと黒と白のユニフォームばかり多くて、こういう色香は滲みでないだろう。


４．「ロングスカートの女性」
今年の夏はショートパンツ姿の女性がいやに目立つ。
むろんパンストなどはかず、堂々の生足（なまあし）ですね。われわれ世代にいわせると、色香もへったくれもない・・・ということになる。
ところがこのロングスカートの女性！　あー、美人さんが通る。いっちゃうよ～～という気分で撮っている。右手にさげたビニール袋はいやにリアルですけれどね*´∀`)ノ
この日は猛暑だったから、紫外線よけのロングスカートなのかも。
それに対し、男たちはなぜか、懸命になって、想像力を働かせる(笑)。
ハイヒールが赤だと、もっとよかったな。あ、すいません、専属モデルでもないのに。

ここにピックアップしたフォトは「特別な日」に撮っているのでも、お出かけショットでもない。通勤やクルマで移動中、たまたま目にした光景ばかり。
日常が写真になる。いや、日常こそ、写真にすべき。
「フラグメント」はもちろん、この「郷土遊覧記」も、そういったポリシーのようなものが素材の柱になっている。