二草庵摘録

本のレビューと散歩写真を中心に掲載しています。二草庵とは、わが茅屋のこと。最近は詩(ポエム)もアップしています。

世界の地理と地図

2017年11月20日 | ドキュメンタリー・ルポルタージュ・旅行記
 (このあいだ「東京轍」を買わなかったのはこれを買ってしまったから)


いやはや、今日は寒いなあ、前橋の最高気温予測9度です。大寒波襲来で北海道や東北ではかなりの積雪になっているとか。
生活に支障をきたしますよね、この時期の大雪はノ´Д`゚
わたしも慌てて防寒グッズを買いに走りました。寒いのは苦手。年をとって、ますます寒がりになってきた。

ところで、皆さんは世界の地理・地図をどうのようにお勉強していますか?
ぜ~んぶ、Webやケータイのアプリで間に合わせているのかな。
それで間に合いますか?


トップの本は数日前に、高校生向けの参考書コーナーにあった「新詳資料 地理の研究」(帝国書院刊)。
地理のデータとその解説が、豊富なイラスト入り、写真入りで掲載されている。むろん、年中更新されているから、《最新版》ということになる。



一方こちらは2-3年前に買い、クルマの背もたれ裏ポケットに収納してある世界&日本地図(昭文社刊)。
こういう本は古書店やBOOK OFFには、まず売っていない。
しかし、頭の中を整理し、過去や現在の出来事に思考をめぐらすため、ぜひとも必要な基礎資料なのである。



昨日読みおえた佐藤優さんの「世界史の極意」。
内容的には佐藤さんの他の著作とかぶり、《なーんだ、ほとんどそのままじゃねえか》としらけてしまう記述も1/4ほど含まれているけど、やっぱり面白くて、サクサク読んでしまった。
いま、最高の情報分析官は、やっぱりこの人をあげざるをえないだろう。
国際政治の表舞台、裏舞台が、たいへん明晰にわかるので、まるでミステリを読んでいるようなハラハラ、ドキドキの連続。
大学のゼミに出席しているような驚きがある、国際政治のね。

あと数歩理解を深めたくて、地図や資料を《参照》したくなる( ´。`)
わたしは歴史・地理は得意分野だったから、高校の授業では90点以下は獲ったことなし。
だけどねぇ、もう古いのですね、なにしろ今年は2017年ですから(笑)。

塩野七生さんの本は、地図や表やイラストが豊富すぎて、こういう資料を参照しなくても済んでしまう。だけど、ほかの本の場合は、そうはいかないのです。
たとえば中央アジア情勢。
ロシア、カザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、新疆ウイグル自治区。
これらのイスラム諸国が、どのような位置関係にあり、どのように国境を接しているか、首都はどこか、ほとんどの日本人は知らないだろう。地図や地理の最新情報を頭にたたきこんでおかないと、マスコミが報道する紛争勃発のニュースが、十分理解できない。

わが日本は陸地で国境を接していない島国であるため、国際政治に対しては井の中の蛙、だから外交も稚拙な対応が目立ってしまう。
・・・などと思いながら、手許に置いて、これからもその都度参照することになるだろう。

今年の秋はもたもたしているうち、あっというまに過ぎてしまった。
そのかわりといっては何ですが、本はよく読んでいます(^-^*)/







こちらは昨日手に入れた中央公論社版「世界文学全集」(正しくは世界の文学セレクション)の片割れ。
一冊200円セールだった。
池澤さんが個人編集した河出の「世界文学全集」と比較すると、収録された作家&作品は古色蒼然。だからお安いということだろう。
全集というには小型軽量、寝ころがっても読めるし、挿絵もなかなかイイ(^^♪
触手がのびたけど、今年はなぜかフィクションから遠ざかったまま。

いつになったら、ページを開くのだろう´Д`|┛ナハハ

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