mixiの記憶に残る一枚シリーズから、今回は川越で出会ったこのお二人をピックアップ。
フィルムカメラをもっていらしたので、お声をかけたら日大芸術学部の学生さんだった。
左側の女性は「写真学科です」とのこと。
膝には50ミリレンズつきのニコンFM3Aが置かれてあった。
「こういうサイトを運営しているんです」といって、名刺をお渡ししてパチリ!
撮影は2013年3月28日。雲間から陽が差し込んできた . . . 本文を読む
これといった目的なく、気まぐれに草むらを観察しながら歩きまわる。
春から夏にかけて、そうやって草や花や昆虫を撮影して歩くのは年中行事といってもよいわたしの道楽だった。
ところが今年は、7月下旬から記録的な猛暑が切れ間なくつづき、すっかり調子が狂った(;´ρ`) ここへきて、ようやく気温が下がり、遅まきながら除草剤を撒いたり、道端にクルマを止めて、ひとり観察会を開いたりできるようになった。
フィール . . . 本文を読む
(2013年冬/前橋文学館裏)
「とおてくう とおるもう とおるもう」
朔太郎の地元前橋では
にわとりはいまでもそういう鳴き方をする。
一日のはじまり 東雲時刻。
人びとは急ぐ。
「とおてくう とおるもう とおるもう」
利根川の岸辺をこえて 遠くとおく響きわたる。
旅人のざわめきに満ちた中山道の宿場町へ
悲しい女のいる山あいのしめった温泉街へ。
「のをあある とをあある やわ . . . 本文を読む
医学界における権力闘争と、その犠牲になる弱者の運命を描いた手塚さんの大人向け長編劇画。つくられたのは「ブラック・ジャック」より3年ばかりはやい。
「モンモウ病」というのは、むろん作者が作り出した架空の病気だが、四国の山あいにある犬神沢の村に起こる奇病とされる。
突然恐ろしい頭痛に襲われ、肉食獣のように生肉を食べたくなり、やがて体中が麻痺して骨の形が変わり、まるで犬のような風貌になる。そして1ヶ月以 . . . 本文を読む
猫が好きで、猫の写真を撮りたかったら、寄り添ってみることである。
マイミクさんの中にも何人か、猫を撮影なさっている人がいる、専用のアルバムを用意して♪
猫の写真を撮ろうなんて、昔はめったになかった。デジタル写真がいまのように普及する前は、かなり酔狂な方の特殊な趣味であったものが、いまでは、犬、猫写真は驚くほどメジャーになった。
水路をへだて、東に下の妹の家があり、そこには雌猫ベルが飼われている . . . 本文を読む
手塚治虫の「人間昆虫記」を読みおえた。
昆虫記というとファーブルだけれど、ファーブルとは無関係。幻想小説というよりは、ピカレスクロマン(悪漢小説)の路線で描かれた一冊読み切りの中編マンガ。
「奇子」に較べると一回り規模が小さいが、現代の「おとぎ話」としてはよくまとまった佳品である。
主人公十村十枝子は自分がのしあがるためには手段を選ばぬ恐ろしい悪女・・・とう設定。彼女は女優、デザイナー、小説家と . . . 本文を読む