歩いていて、ふと目に止まった(゚o゚;
平太郎じゃなく、平八郎というのがすごい。
兄弟姉妹8人? えらいこっちゃ。
家は人の気配なく、増改築の真っ最中で、もしかしてご当主亡くなったのかもね。
これでもカラーなのです( -ω-)
もしかして東郷平八郎にあやかったのかしら。
このあいだ法事で同席した親族は男女合わせて9人兄弟じゃった。 . . . 本文を読む
現在「破獄」を読んでいる途中だけど、ふと気になって「脱獄の天才」(「史実を追う旅」文春文庫所収)を開いてびっくりしゃっくり!
そこで吉村昭は「破獄」の舞台裏を生々しく綴っているのだ。
文献の渉猟や関係者への取材、これほど徹底したものだったとは予想を上回る。
吉村作品ベスト5入り確実かもね♪
まさに史実の重み。
それに対し、これほど謙虚に向き合い、“過去”を慈しんだ作家はいないだろう。
読者は間 . . . 本文を読む
この団地がにぎやかだったころを覚えている。
群馬では有数の規模を誇った大利根団地、一区画面積50~70坪の大団地でした。むろん戸建ての。
昭和40年代のはじめに造成がはじまった。
いまじゃおよそ30%は空き家です。
でもこのバス停の時刻表を見ると、1時間に一本は走っているんですね、自治体の支援で(^^; . . . 本文を読む
(わたしの新潮文庫「高熱隧道」平成26年版、第60刷。ポストイットがたくさんはさんである)
■吉村昭「高熱隧道」新潮文庫(昭和42年初版/1967)
ひと口にいうと、パニック映画に勝るとも劣らない、すごい迫力。むろん映画ばかりでなく、後の小説にも影響を与えていると思われる。吉村昭の名高い代表作といっていいだろう。(ほかにも“代表作”がいくつもあるけど)。
「高熱隧道」とは、こんな小説 . . . 本文を読む
昨日立ち寄ったBOOK OFFで吉村さんと城山三郎さんの本を合計11冊買った。そのうちの6冊。
完全に吉村ワールドにハマっている。
お亡くなりになったのが2006年(平成18)なので、もっと早くに読んでしかるべきだった。
吉村さん亡くなったねぇ、と友人がいったとき、わたしは「戦艦武蔵」しか知らなかった。
時間は取り返せないので、悔やまれるといえば悔やまれる。
B級品は消えていくだろうが、A級品は . . . 本文を読む
■吉村昭「赤い人」講談社文庫(1984年刊) ※原本は1977年筑摩書房
変てこなタイトルだなあと思いながら、書店の棚を前にして数ページ読みはじめたら止まらなくなり、結局買って帰った。
赤い人というのは囚人のこと。朱色の獄衣を着せられているため、作者がそう呼ぶことにしたのだろう。
こういう著作を秀作といっていいのかどうか、迷わざるをえないが、充実した、緻密な小説である。
小説というより、味わい . . . 本文を読む