歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

経済が分からない指導層が国家破綻を招く。 無知な人は、経済はユダヤに学びなさい

2019年03月31日 12時06分04秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)3月31日(日曜日)
通巻第6032号 <平成の御代、最後の日>
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 マレーシア、「借金の罠」から這い上がる残務整理の悲哀
  フラッグ・キャリア「マレーシア航空」まで売却を検討中
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 うっかり中国の甘言に乗って「借金の罠」に陥没したマレーシア。中国の「一帯一路」プロジェクトは東西新幹線とボルネオからのガスパイプライン合計220億ドル。マハティース首相は果敢に全てのプロジェクトの「中断」を声明し、予算の見直し、残務整理の作業を急いできた。例外はすでに完成間近のクアラランプール近郊の新幹線で、全体の二割の区間だけである。

 マレーシアの負債総額は2450億ドル(27兆円弱)もある。
 まず政府系ファンドKHAZANAH社が所有する「非戦略的」資産の処分に入った。リム・グアン・エン財務相は、資産売却キャンペーンを主導しているが、「債務削減が優先する」として、政府系ファンド「KHAZANAH」が所有する有力資産をリストに挙げている。

 すでに香港に所有したマレーシア領事館の入ったビルを売却して、3億9200万ドル。シンガポールに鳴り物入りで建てた高層複合ビル「デュオ」も売却したほか、通信企業「AXIATA」をシンガポールの「M1テルコ」へ、ヘルスケアの大病院、銀行、不動産、そしてテーマパークなども売却、もしくは相手捜しに入った。

 この集中的な資産処分は連鎖でシンガポールの不動産市場に深刻な影響を与えるため、急遽マレーシアとシンガポールの首脳会談が4月7日からクアラランプールで行われることになった。

 背に腹は代えられないマレーシアは、国の象徴たるマレーシア航空の売却も宣言しており、「国内外の企業で興味を占めるところへ売却する」としている。
マレーシア航空は2014年にインド洋上で忽然と消えたMH370,ウクライナ上空で撃墜されたNH716という二つの大事故で、経営の根幹を脅かされてきた。

 それにしてもナジブ前政権が中国の甘言に乗って始めた無謀はシルクロード相乗りは、経済に悲哀を運んできた
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最も豊かなブルネイ・知恵者独裁の典型例   歴史経済波動学の勝利

2019年03月28日 10時00分48秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
★ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190328-00000001-jij_afp-int

不倫は石打ちで死刑、窃盗は手足切断 ブルネイで新刑法適用へ

      3/28(木) 1:40配信   AFP=時事

ブルネイ首都バンダルスリブガワンにあるスルターンオマールアリサイフディン‐モスク(2017年10月4日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News


【AFP=時事】東南アジアの小国ブルネイで来週から、厳格なシャリア(イスラム法)の下、不倫や同性愛者間の性行為に対して石打ちによる死刑が科せられる。当局が明らかにした。この新刑法は、強い批判を受けて4年間保留にされていたが、ついに適用が開始される見通しとなった

【写真】「不倫」理由に女性を石打ちで殺害、アフガニスタン

 ボルネオ(Borneo)島に位置し、豊かな天然資源を誇るブルネイは、隣国のマレーシアやインドネシアに比べて、イスラムの教えをより厳格に実践している。この刑法は来月3日から、イスラム教徒に限って適用されるという。

 同国では同性愛は既に違法だが、今後は死刑に値する犯罪とみなされる。また窃盗罪を犯した者に対しては、初犯で右手を切断、2度目にはさらに左足を切断するという。

 これについて国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は27日、新たな刑罰の適用の「即時差し止め」を要求。

 同団体のブルネイ研究者は、「残酷かつ非人道的な刑罰はそれ自体がぞっとさせるもの」であり、「『罪』とされる行為には、同性の成人同士による同意に基づく性行為など、犯罪とはみなされ得ないものも含まれている」と指摘している。【翻訳編集】 AFPBB News

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● これなどは典型である。どんなに豊かになっても、体制は歴史の波動が
  決める
という法則が典型的にみられる例です。つまり、欧米の左派の
  言う、豊かになればすべての国は民主主義国家になる”というのは、

● 全くの自己愛であるという事です。彼らは豊かになる為に、世界を侵略し
  植民地化して、世界中の人達を奴隷化して収奪・虐殺していきながら
  膨大な富を築いて、現在その恩恵で暮らしているのです


● つまり、彼らのように豊かになる為には、自国では民主主義を歌いながら
  他人を虐待するという精神
が必要となるという事です。
  ダブルスタンダードで、全く馬鹿げたことです。

● 彼等には、ブルネイ王国のような世界一豊かな国が、なぜこのような
  残忍な刑法を作らなくてはいけないのか、全く解析できません。
  現代の知恵者と現代思想の大敗北です。

● ただ一つ、解析できるのは、私が発見した科学的思想・歴史経済波動学
  のみです。これこそが、なぜブルネイがこのように知恵者賢帝の
  時代でより過激な思想が社会に出てくるかを説明できるのです


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タリバニスタンは歴史の流れ 

2019年02月26日 13時13分39秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)2月26日(火曜日)弐
         通巻第6004号    
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 アフガニスタン和平交渉、大詰めか
米国とタリバンがカタールで直接対話
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 世界史にはよくある話。
 アルカィーダはCIAが育てた。首魁のオサマ・ビン・ラディンンは米国を裏切り、NY同時テロをやってのけ、怒り心頭の米国は、特殊部隊を送り込んでパキスタンに潜伏中だったオサマを殺害した。

 NYテロから十年の歳月が過ぎ去っていた。襲撃は海軍特殊部隊のシールズの仕業と思われていたが、のちにシールズから独立した海軍特殊戦闘開発グループ(DEVGRU)の訓練の結果を分かった。
 
 米軍の報復はドイツなど多国籍軍を形成し、兵站の空輸ではロシアすら上空通過を認めた。
 パキスタンに四つの空軍基地を借り受け、パキスタンの核開発にも目を瞑り、北のキルギスのマナスにも海兵隊の兵站基地を置き、大軍を投入した米国のアフガニスタン戦争が始まった。
そして17年の歳月が流れ、米国の傀儡といわれるカブール政権は、汚職が凄まじく、しかもタリバンとの戦闘には弱い。米軍は引き揚げたい。だが、いま撤収すればタリバンの天下になる。

 しかしトランプ政権は異なった。明確にアフガニスタンからの撤退を公約し、ペンタゴンと対立しながらも、孤立主義の色彩を日一日を濃くしている。シリアから撤退すると言えば、クルド族は「裏切り」と非難したように、カブール政権は「タリバンと交渉するなど、米国は我々を裏切るのか」ということになる。
 だが、米国はいつもそうやって間違いばかりしてきた国である。

 米国はタリバンと直接交渉を水面下で進行させてきた。2月25日にカタールの首都ドーハで、米特別代表のカリザドと、タリバンを代表してムラー・バラダルが会談し、交渉は大詰めを迎えた観がある。
 米国の撤退条件は「ふたたびアフガンをテロの出撃基地にしない」。タリバンは、そうした条件は戦術的選択として受け入れやすく、和平成立し、米軍の撤退後は、ベトナムがそうであったように『内戦』が始まるだろう。そしてアフガニスタンは「タリバニスタン」になるだろう。

 一方、米国とタリバンの動きを警戒するカブールは、カルザイ元大統領が、ロシアとのチャンネルを拓き、モスクワを仲介させる別の交渉ルートを模索しているという(パキスタンの有力紙『ザ・ドーン』、2月26日)。


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● オスマントルコ(戦士・戦国時代)の崩壊後は、中東は知恵者・
  賢者の国(日本でいえば江戸時代)に移行しています。
  したがって民主主義はあり得ない体制といえます。

● 1990年の旧ソ連の崩壊後のロシアがこの時代に相当します。
  270年の体制の流れは、世界帝国のUSAといえども
  変えることは出来ないのです。

● 言い換えれば、アフガニスタンでの資本主義国家・民主主義国家
  の体制はあり得ないのです。2180年前後までタリバン
  又はタリバンような組織が支配するということです。
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賢帝の再登場 ハプスブルク家 地球上で波打つ体制 歴史学の革命

2018年12月05日 07時53分00秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
☆  https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2018_1121.html

あのハプスブルク家が今も?騎士団“復活” のなぜ
        2018年11月21日 19時40分

実は俺「騎士」なんだーーウィーンに住んでいても、そんなことを友人に打ち明けられることはめったにありません。聞いてみると彼らが「君主」と仰ぐのは、かつての帝国を統治したハプスブルク家の末えい、現在の当主だといいます。どういうことなのでしょうか。そして騎士団の目指すものは。(ウィーン支局長 小原健右)
騎士団の行進

かつてヨーロッパで隆盛を誇ったハプスブルク家の帝都ウィーン。豪華な宮殿や重厚な教会はその栄華を今に伝えています。

そのウィーンをことし4月、黒いマントを羽織った男たち500人が行進しました。彼らが向かったのは、街の中心部にある教会、シュテファン大聖堂です。

大聖堂ではある儀式が執り行われました。中心にいた人物の名はカール・ハプスブルク=ロートリンゲン。あのハプスブルク家の当主その人です。儀式はハプスブルク家の当主に忠誠を誓い、騎士団の一員として承認を受けるためのものでした。当主の前でひざまづく彼らの表情は誇りにあふれ、どこかうっとりしているようにすら見えました。

カール・ハプスブルク=ロートリンゲン氏(左)
騎士団が「取り戻したいもの」とは

現代によみがえった騎士団。

そのメンバーはそうそうたるものです。オーストリアの大臣やハンガリーの副首相、ブルガリアの元大統領をはじめ、軍の幹部や大手新聞社のCEOなど、ヨーロッパ14か国の大物政治家や企業経営者らが名を連ねています。入団できるのは、騎士団が「エリート」と認めるキリスト教徒のみだといいます


騎士団が模範とするのは、ちょうど100年前に消失したハプスブルク家の帝国です。オーストリアを中心に、イタリア北部やポーランド南部などの広い範囲を500年以上にわたり支配し、当時のドイツやフランスと対等に渡り合った大国でした。

その中心にあった「キリスト教に基づく文化と価値観」こそが、騎士団がヨーロッパに取り戻したいものだと言います。

騎士になった軍の大佐
なぜ今「キリスト教」なのか


騎士のひとり、オーストリア軍の大佐、クリスチャン・オルトナーさんが記者の取材に応じました。オルトナーさんはことし10月に騎士団の一員になったばかりです。

クリスチャン・オルトナーさん

「ヨーロッパのどの国を歩いても、街の中心には教会がある。キリスト教に基づく文化と価値観こそ、ヨーロッパのアイデンティティーだ。これを守らないと、ヨーロッパは消滅する」
その主張はすぐに理解できるものではありませんでしたが、背景を聞くにつれ、輪郭がはっきりしてきます。

オルトナーさんが騎士団の考え方に共鳴するようになったきっかけは3年前。ヨーロッパに100万人を超える難民や移民が入ってきたのを目の当たりにしたことだったといいます。

難民や移民を際限なく受け入れることは、自滅行為だと話すオルトナーさん。「キリスト教に基づく文化と価値観」を守るため、特にイスラム教徒の難民や移民の受け入れを制限すべきだと主張しているのです。

自由と平等はなにをもたらしたのか

オルトナ―さんら騎士団は、2度の大戦を経て戦後ヨーロッパが是としてきた「リベラルな秩序」に真っ向から疑問を呈しています。

25年前に発足したEUは、すべての加盟国が守るべき基本的な価値観として「人間の尊厳と人権」「自由」「平等」を挙げています。ユダヤ人の大量虐殺=ホロコーストなど、宗教や民族を理由にした迫害を引き起こしてしまったことを反省し、キリスト教を特別扱いすることを、あえて避けたのです。

しかしオルトナ―さんは「今のEUの価値観では、ヨーロッパは守れない」と言い切ります。あらゆる宗教は平等だとするEUの価値観は「欺瞞(ぎまん)」でしかなく、今のヨーロッパを生んだ文化と価値観に立ち返るべきだ。キリスト教を最優先にすべきだ、と。

後発組のコンプレックス

騎士団のメンバーは、4年前の140人から700人に増えました。オーストリアだけでなく、ハンガリーやチェコ、スロベニアなど9か国に支部ができ、入団希望者もあとを絶ちません。

その背景には、ヨーロッパが抱えてきた問題があります。EUに後から加盟した、いわゆる「後発組」の国々の間では、EUがドイツやフランスの都合ばかりで動いていて、不利益を被っているという意識が根強くあります。

その不満は3年前、ドイツのメルケル首相が難民の受け入れを「後発組」を含むEU各国に求めたことをきっかけに、ピークに達しました。

「難民・移民問題で証明されたのは、ドイツやフランスにただ従っていると、ヨーロッパは崩壊しかねないということだ」ーー騎士団の創始者で、「男爵」という貴族の称号を持つノルベルト・ハンデルさんはそう指摘します。オーストリアの政権与党に太いパイプを持ち、外交政策の顧問も務める人物です。

ノルベルト・ハンデルさん

いま、EUの「後発組」でドイツやフランスに反発している国々の多くは、かつてハプスブルク家が支配した領内に位置します。「帝国の国々を再結集すれば、ドイツやフランスに対抗できる勢力になる」ハンデル氏は、騎士団の人脈を活かし、かつてハプスブルク家が支配した国々の政財界の連携を強めることで、EUに変革を迫ることのできる新たな勢力を作りたいと話します。

キリスト教>イスラム教?

ウィーン中心部にある国立の博物館には、帝国時代のハプスブルク家が最も大切にした宝物が展示されています。500年以上前までさかのぼるきらびやかな宝物の多くには十字架があしらわれていて、キリスト教徒の統治者であり、守護者だったとの自負が、時を超えて伝わってきます。

騎士団の主張を聞けば聞くほど、その行き着くところはイスラム教徒の排斥なのではないかとの懸念がぬぐえません。当主のカール・ハプスブルク=ロートリンゲン氏に疑問をぶつけると「帝国にもイスラム教徒はいたし、信仰の自由はあったよ」と笑いながら否定しました。そして、こう付け加えました。
「ヨーロッパを守るために、誰を受け入れて、誰を受け入れないか。その線引きをする手伝いをしたいだけだ」

カール・ハプスブルク=ロートリンゲン氏

揺らぐEUのアイデンティティー
EUでは難民・移民問題をきっかけに、自国第一主義を掲げる国が増えています。ハンガリーは「キリスト教を最優先にする民主主義」を実践すると表明し、イスラム教徒の移民の受け入れをかたくなに拒否して、EUと対立しています。オーストリアやポーランドも、「キリスト教に基づく文化と価値観」を守るためだとしてEUの難民・移民政策の見直しを求めています。

一方で、「キリスト教に基づく文化と価値観」を優先することは、EUの価値観とは相容れません。戦後ヨーロッパが、世界の模範たるべきとして掲げ続けてきた「人権、自由、平等」は「欺瞞」でしかなかったのではないか。騎士団の問いかけは、現在のEUが、深刻なアイデンティティーの危機に直面していることを物語っています。

現代に現れたハプスブルクの騎士団は忌まわしき過去の亡霊なのか、あるいは新しいヨーロッパの足音なのでしょうか


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● このような事は既に何年も前から予測してきました。歴史経済波動学から
  みれば、当然の歴史の繰り返しです。勿論時間はベクトルがあるので
  完璧に同じではないですが、同じ体制が化粧を替えて繰り返すのです。

● これが歴史経済波動学です。1体制270年のサイクルは必然の繰り返しです。
  それは丁度、地球が太陽の周りをまわる如く、秩序正しく繰り返すのです。
  
● そしてその波は、ある地域で一つの塊を造り、270年サイクルで地球を回る
  のです。270年が三回繰り返せば、文明は西から東へと、又は東から西へ
  と移動します。東西文明移動の歴史です
。約1600年のサイクルです。

● オスマントルコは1910年前後に滅び中東は分裂しました。オスマン帝国
  時代は力で支配する武人戦国時代の時代でしたから、次の270年間は
  知恵者賢帝の時代です。それは戦国時代の最後の覇者が徳川家であり、

● その徳川家が270年続いた事が、日本における知恵者賢帝の時代という事
  と同じです。中欧=東欧は、武人戦国時代の覇者・露の支配下にあって、
  旧ソ連の分裂とともに、知恵者賢帝の時代へと移行しています。

● つまり、中東の時代から80年前後遅れての知恵者賢帝の時代突入です。
  その彼らが自我に目覚めたという事です。独仏を中心にしたEUは
  自由と民主主義を掲げる富裕者・資本主義の時代です。

● 従って、体制が異なる以上、同じ思想でやってゆけない事は当然です。
  中欧がEUから脱退するのは必然なのです。英国が脱退するのと同じです。
  英国は資本主義の崩壊が近づいているためです。

● USA/大西洋資本主義諸国はその資本主義の崩壊が近づいています。
  崩壊後は、彼らは戦国武人時代へと突入します。その萌芽が
  白色武人のトランプ氏に見られます。家族による国家運営です。

● 中東の知恵者賢帝の時代は1910+270年=2180年前後に終わり、次は
  自由と民主主義の富裕者・資本主義時代へと変わります。
  中共が知恵者賢帝の時代に突入するときと同じ時期です。

● 日独イタリアの資本主義が崩壊する時期が2138年前後ですから、その後に
  インドがタスキを受け継ぎ、そのインドが1950+270年=2220年
  前後に崩壊する40年前に、中東が2180年に資本主義へと変わります。

● このように、270年単位で次々と体制がまるで、波打つように地球を
  一周するのが、私の唱える、歴史経済波動説です。歴史学における革命です

  日本⇒インド⇒中東⇒東欧・ロシアと波は移動するのです。

● この波動は地動説のように不動ですので、歴史は先読みは出来るが
  その体制を変えることは出来ません。従ってUSA/大西洋資本主義
  諸国による、中東における民主主義移植は必ず失敗します。

● 言い換えれば、アフガニスタンはタリバン又は似たような勢力が
  国を支配するのが必然という事です。変えようがありません。
  王国作るのが、中東の現在の生きざまです。東欧も同じです。

● すべての国が自由と民主主義の資本主義国になるという事はあり得ないし、
  幻想なのです。USA/大西洋資本主義諸国の民主主義が崩壊すれば
  誰でもわかるでしょう。その時が刻々と近づいているのです。

● オーストリアに於ける、知恵者賢帝を求める胎動は、時代錯誤でも
  なければ異常でも
ないのです。彼らにはごく普通の事なのです。
  これが時代に生きるという事なのです。

● 個人ではどうすることも出来ない、巨大な歴史の波動なのです。
  我々には、うまく波乗りが出来るか出来ないかが唯一の
  選択肢です。個人の動きはブラウン運動に近いといえます。

● 宇宙の万物はすべて、素粒子(個)と波・ゆらぎ(波動)とベクトル(方向)から
  出来ているのです。歴史とて例外であることは許されません。
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サウジ型士農工商の生活/江戸時代の参勤交代・諸藩の王族と同じ

2018年11月02日 09時27分31秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
☆ https://toyokeizai.net/articles/-/196997

日本人が知らないサウジ王族の「超金満生活」

月給3000万円、バカンスは1000人が同行


池滝 和秀 : 中東ジャーナリスト  2017/11/11 6:00

「王族狩り」を始めたムハンマド皇太子(写真右)と父親のサルマン国王(写真左)(写真:Saudi Press Agency/ロイター)

世界最大級の産油国サウジアラビアが王族の汚職疑惑に揺れている。不可侵とされてきた王族らが汚職疑惑で拘束されているのだ。サルマン・ビン・アブドルアジーズ国王の子息ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が率いる汚職対策委員会が4日、国王令で突如として創設され、王子11人、閣僚や元閣僚、資産家ら数十人が拘束された。凍結されたサウジ国内の銀行口座はすでに1700を超え、最終的に数百人が摘発される見通しとなっている。

王族の汚職は批判を集め、王子らの散財は国家財政の重荷になっており、国民はおおむね歓迎している。ただ、サウジ王族は約2万人にも上るといわれ、汚職の基準はあいまいで王族の散財は長年の慣行だ。

そこに突然振るわれた「大ナタ」は、ムハンマド皇太子が進める石油依存からの脱却を目指す経済改革に資するものだが、恣意的な政敵の排除に使われているとの指摘もある。次期国王の最有力候補である皇太子の独裁化や王族内部の不和を懸念する声も上がっている。

初代国王の子息には月給3000万円

サウジは1932年、アブドルアジーズ・イブン・サウードが勅令により建国を宣言し、初代国王に就任した。26人の妻との間に少なくとも36人の息子がおり、一夫多妻制によって王族はねずみ算式に増え、第6世代までに約2万人を数えるとの説もある。

そのうち影響力のある王族は約200人だ、とファイサル国王研究センターの上級研究員ジョセフ・ケシェシアン氏は話す。首都リヤドを走っていると、壮麗な王族の宮殿に出くわすこともしばしば。巨大な敷地にプールやテニスコートなどを備え、100を超す部屋があるという。

その資金はどこから出ているのか。王族の財布の中身をうかがい知る機会は少ないが、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開した駐サウジ米大使館の外交公電では、1996年時点で制度として石油売却益が王族に分配されている一端が明かされた。

米大使館が、王族に資金を分配するサウジ財務省の部局から得た情報では、アブドルアジーズ初代国王の子息には、月額20万〜27万ドル、孫には月額2万7000ドル、ひ孫には月額1万3000ドル、玄孫には月額8000ドル、遠戚には月額800ドルの固定給が支給されている。・・・・・・・・・
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● これは日本の江戸時代と思えば、わかりやすい。❶体制=270年の
  法則は、どのような民主主義理論や共産理論にも勝ります。つまり、
  どんなに豊かになっても民主主義はあり得ないし、

● どんなに貧しくても、共産主義は絶対来ないという事です。勿論270年間
  の体制内ではという条件付きではあるが。言い換えれば、1910年
  武人戦国時代のオスマン帝国が崩壊後は知恵者賢帝の時代が、

● 270年続くという事です。270+1910年=2180年までこのような国家運営が
  続くことを意味します。勿論支配階級同士の戦いやクーデターも
  あり得ますが、王族が支配する士農工商体制は変わらないのです。

● よく見るとこれが、中共の体制変換と時期が一致します。波動は連動
  していますが、しかし体制が異なります。中共は武人体制であり中東
  は知恵者賢帝の時代という事です。270年サイクルのずれがあります。

● 従って、中東の諸国は生き残りをかけて、合従連衡、遠交近攻、クーデター
  等により目まぐるしく変わりえます。ついでに言えば、ロシアの新体制は
  1990年ですから、中東とは80年(約90年=30x3¹)の差があります。

● 言い換えれば、ロシアはまだ知恵者賢帝の時代の若造ですから、安定まで
  には少し時間がかかるという事でしょう。つまり、国内のイスラム教
  との戦いにエネルギーを割かざるを得ないのです。

● これがロシアが、シリアに関わる遠因といえます。言い換えればロシアでは
  まだまだイスラム勢力が分裂独立する余地があるといえます。

● この歴史経済波動学から見れば、未来は予測できるのです。
  これを科学的未来予測学と表現しましょう。
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海外侵略は不可能なロシア/空母さえ持てない  第三次世界大戦

2018年10月31日 19時09分56秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
☆  https://www.cnn.co.jp/world/35127914.html

ロシア唯一の空母、改修中にクレーン落下で甲板破損
2018.10.31 Wed posted at 18:42 JST

ロシアの空母「アドミラル・クズネツォフ」/Itar-Tass/epa

(CNN) ロシア軍が所有する唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」が30日、北西部ムルマンスクでの改修作業中に破損した。空母を支えていた浮きドックが沈没し、クレーン2基が空母の甲板を直撃した。

ロシア国営メディアによると、作業中に電力供給が中断し、ドックを浮かべるためのポンプが停止したために、ドック全体が沈没した。

空母の甲板には縦4メートル、横5メートルほどの穴が開いたという。

沈んだドックは長さ330メートル、重さ約8万トンで国内最大、世界でも最大級の規模。再び浮かべるには高度な技術が必要で、少なくとも6カ月かかると予想される。

ロシア政府は事故の原因やドックの扱いを検討するため、専門の委員会を設置した。

同空母はシリア沖に展開した後、今年5月から大規模な改修が始まっていた。破損で作業が遅れる心配はないとされ、予定通り2021年には改修が完了する見通しだ。

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● これだけ見ても、ロシアはもはや他国侵略に興味がない事は
  分かります。知恵者賢帝の時代は、内向きの国内政策が
  中心と書いてきました。日本の江戸時代のようにです。

● その分他人が内部に侵入する事も嫌いますから、侵略する
  国には容赦はしないでしょう。従って反撃の中心は
  地上軍やミサイルや空爆や核という事になります。

● 精々イスラムに関与して、つまり国内のイスラム過激派
  抑える為に、シリアに関与するのが関の山でしょう。
  又はお隣の国との紛争です。

● 言い換えれば、ロシアの仮想敵国は、シベリアを欲しがっている
  中共という事です。その中露を牽制させ合うのが、日本の
  戦略
であるべきですし、USAもそうです。

● それに比べれば、まだ核を持ってないとはいえ、又中型・小型とは
  いえヘリ空母をすでに三隻持っている日本は、既に、
  Pax Japonicaに相応しい超大国と云えます。

● それぞれを大型化して、7隻持てば世界の7つの海を監視できます。
  日本の実力では簡単な事です。今日本は第二次世界大戦前夜の
  USA
と同じです。

 USAは第二次世界大戦で、初めは戦争には関与せずに、貿易で
  膨大に儲けて、戦争でさらに勝利を収めて、戦後イギリスの
  お株を奪って、世界支配に乗り出した
のです。

● 弱体化した英国は、したがって必然的に戦後のUSAとは争えず、
  少しづつ弱体化して、EUでもドイツに勝てなくなって
  EUから逃げ出したのです。

● 2046年に資本主義が崩壊する、USA/大西洋資本主義諸国は
  国内の大混乱と内戦と革命で全てを失うのです。ドイツは
  海洋帝国ではありませんし、イタリアはせいぜい地中海帝国
  ですから、世界には出れません。スェーデンは国が小さすぎます。

● インドは今から成長する若造ですから、世界帝国になるのは 
  あと100年必要です。従って資本主義国家で豊かで
  世界帝国になる資格のあるのは日本だけ
なのです。

● 日本の空母3隻を見るだけで、それを理解できなくてはいけません。
  これは歴史経済波動学から見ても必然ですし、又
  今現実を見ても必然と云えます。

● その日本を怒らせるとは、本当に韓国は馬鹿と云えましょう。
  空母3隻見るだけでも理解できるのに、全く現実が
  見えないようです。  灯台下暗し。
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アラブの春は歴史の一時的反発・中東の流れは賢帝の独裁  歴史経済波動学

2018年10月12日 10時06分57秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)10月12日(金曜日)
        通巻第5854号  
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 ジャメール・カショギ、って誰? サウジのジャーナリストが行方不明に
  「アラブの春」から「アラブの冬」が到来していた
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 チュニジアから始まった「アラブの春」は、まずチュニジアで独裁者ベン・アリが国外へ逃亡、リビアでカダフィ大佐が殺害された。つぎにエジプトへ飛び火し、ムバラク政権が崩壊し、一時的に「イスラム同胞団」の原理主義的政権が誕生したが、やがて軍部によるクーデターで「民主化」の夢はついえた。

 「アラブの春」の勢いはここまでだった。
シリアに飛び火した「アラブの春」運動は反動を促し、残酷な戦闘、悲壮な内戦をもたらして、米、NATO、そしてロシアが、トルコが介入して泥沼となった。
シリアの国土は廃墟と化けた。この空隙にISが入り込み、テロ,荒廃、すさまじき死体の山に難民の大量発生、この難民が欧州へ押し寄せ、独仏伊ほかで、ナショナリズムが高まり、EU、ユーロ危機へとつながる「想定外」の結果を運んだ


 ウクライナの反ロシア派の蜂起は、米国の中途半端な介入によってむしろ混沌が増大し、プーチンの権力基盤を固めさせてしまった。
ウクライナ東部は事実上ロシア傘下にはいり、欧米は冷戦時代のように、ロシアを軍事大国として脅威視するまでに逆戻りした。

 さてサウジアラビアである。
 サルマン皇太子による専制恐怖政治は、有力王子らを監禁して財産を吐き出させる一方、「女性の運転」を認めるジェスチャーで民主化を装いながら、イエーメンに軍事介入して500億ドル余もの軍事費を費消し、アラムコの上場は見送り、次世代経済計画はほとんど白紙に戻りつつあり、そして、カショギ事件だ。

 カショギはサウジアラビアの反体制ジャーナリストだが、ワシントンポストへ寄稿者として知られ、トルコのサウジ総領事館へ入ったところまでが確認された。
以後、消息を絶って、「消された」と欧米メディアが騒ぎ、トルコは総領事館への立ち入り捜査を要求した。

 この一連の出来事で、ホワイトハウス内部が揺れた。
クシュナーが主導した中東外交が、サウジ王家の専制政治と国際非難の余波を受けて、崩れかけているからだ。
 同時にサウジアラビア政治は思わぬ国際的非難と反撃を前に立ち往生となり、サルマン皇太子の政治力に大きな陰りが出た。ということは安定性を欠く状況がくると同義語であり、次の懸念は石油輸出の継続が可能か、どうか。

 イランの代理兵としてイエーメンに潜伏する武装集団は、紅海を航行する石油タンカーへミサイル攻撃をしている。サウジはイランへの敵愾心を燃やし、現在の危機的状況を打開、もしくはすり替えるために、軍事行動にでる可能性は否定できない。
 つまり「アラブの春」は皮肉にも、「アラブの冬」
となった。


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● 予想は予定通り進む。トルコが中東を支配していた時代は、アラブは武人の時代
  =戦国時代であった。トルコの崩壊後、20世紀初頭でアラブは分割して
   独立と同時に知恵者賢帝の独裁の時代に入ったのです。

● 日本の戦国時代が終わって、賢帝の独裁・つまり270年の江戸時代が始まった
  のと相似です。そこに世界の支配システム・西洋資本主義がその経済的
  野心(石油)で中東に介入したのが、中東の全ての混乱の源なのです。

● 中東は戦国時代・武人の時代から、知恵者の時代・知恵者賢帝の独裁、そして
  富裕者の・自由と民主主義の時代へと進むのです。この1時代270年の
  流れは絶対変える事は出来ないのです。それが歴史です。

● その意味で、USA/大西洋資本主義は今や世界の反動となり、異なるシステム
  への介入はことごとく失敗する運命なのです。このようないらぬお節介が
  形式的には、ブーメラン効果でUSA/大西洋資本主義を崩壊させるのです。
  実際はどのような体制も寿命が270年であることによるが・・。

● 自由貿易の否定(USAの政策、UKのEU離脱、EUという経済ブロック)
  と他国への軍事的ちょっかいが相まって、世界は混乱の渦
  つまり内戦型第三次世界大戦へと進むのです。

● 既に世界の株式市場は、崩壊が開始していますが、実際の崩壊開始は
  今年の2月末に始まっていることはすでに書きました。

  〝再び最高値を取るかもしれないが、スグに崩壊を開始する”
    との予測は見事に当たっています。

● このような崩壊の仕方は、エリオット波動の調整波のHorizontal type
   に相当します。つまり調整の仕方には大まかに3つのタイプがあるのです。

●  ❶ ZIGZAG Type 

   HOrizontal type ❷ flatt type

   ❸  a,Triangle type b,Expanded Triangle type

● 2月からの崩壊は❷に似ていますが、初期段階なので最終的には❶になる可能性
  もあり得ます。❸のbは珍しいですが、2000年からのUSAの崩壊30年サイクル
  の調整波がこれに当たります。これは長引き2019年で終わると予想できます。
  ❸のaの調整波は1929年の恐慌でみられ1949年で終わっています。
  一般的に❸のbは金余りの状態で起こります。

● これは1929年の世界恐慌の再発を恐れた、西欧の支配階級の政策の性です。
  具体的にはバーナンキが日本の高橋是清の政策を真似てヘリコプターで
  お金をバラまいたせいです。有名なヘリコプターマネー事件です。

● つまり、コンドラチェフの波の信奉者の支配階級が陥った、
  歴史経済の誤解のためです。つまり60~70年サイクルで
  経済の崩壊=大恐慌が起こると信じた支配階級の間違いです。

● 1990年からの日本の大崩壊は、ZIGZAGタイプで奈落の底に陥るような崩壊でしたが
  これは不況になれば=株が崩壊すればその痛みを和らげる目的で、一般的には
  モルヒネを打つ=金融緩和をするのが普通と思われますが、モルヒネを打たない
  どころか普通の痛み止めをも投与せずに、国民の苦しむさまを冷酷に見ていた
  のが日銀でした。これは病院の医師にも良く見られる日本人の性です。
  逆に欧米では、金融緩和=モルヒネの行き過ぎで、❸のbとなったのです。

● これはUSA/大西洋資本主義の末期ですから=老化現象による軋み=痛みが
  酷く、モルヒネ=金融緩和が増えすぎても理解できると云えます。

● いずれにしろ、世界の支配階級の予測は当たらず、実際は90年±αサイクルが
  大崩壊のサイクルなのです。

  30x3ⁿ(nは0~3を取りうる)
  30x3⁰=30年サイクル=普段見る好景気・不況の大きなサイクル
  30x3 =90年サイクル=戦争を誘発する恐慌サイクル
  30x3x3 =270年サイクル=体制の崩壊=革命のサイクル
  30x3x3x3=810年サイクル=東西文明移行のサイクル

● つまり、理論からUSA/大西洋資本主義の大崩壊は次の最後のサイクルという事が
  予測できます。つまり2029年から2046年までの最後の≒30年サイクルで、
  270年のサイクルが完結して、USA/大西洋資本主義が大崩壊するのです。

● 歴史経済は数字で表せるというのが、管理人の歴史経済波動説です。

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社会循環論は歴史の大法則 武人時代➡知恵者賢帝の時代➡富裕者・自由と民主主義の時代

2018年02月06日 07時18分31秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代


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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018)1月29日(月曜日)
        通巻第5599号  
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 チェコ大統領に「反移民」、「反EU」、「反NATO」のゼマン氏が再選
  中欧に政治の地殻変動が始まっている。

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 チェコは、もともとドイツ経済圏だが、移民問題がもつれた。
ゼマン大統領は移民流入阻止を謳い、国境にバリケードを築いて流入を阻止した。またEU、NATOへの加盟継続をよしとするか、否かを国民投票で問うとして大統領選挙を戦い抜き、51・8%の得票を得た。
 野党候補は48・2%と接戦だった。次の問題はドイツと同様に野党と「連立」が組めるか、どうかにある。

 ゼマン政権に協力姿勢を強めているのは日系人オカムラ・トミオで、かれが率いる政党(「自由と直接民主党」)は22議席をしめる(チェコ議会の定員は200)。そのうえオカムラはゼマン再選に協力したうえ、フランスのルペン、オランドのワイルダーら保守系政治家をプラハに一堂にあつめて決起集会的な国際会議を主催した。
 ゼマンはプーチンを称賛している政治家でもあるが、72歳。大酒飲み、愛煙家。

 この結果に不愉快な顔をしたのはメルケル独首相だが、総選挙後三ヶ月してもまだ連立政権を組めないという国内政治状況のため発言を控えた。

 チェコの北側に控えるのはポーランドが揉めている。
 ポーランドは連帯のワレサが大統領となって以来、自由主義を選択してきたが、少数政党乱立時代を経て、最近は保守系の「法と正義」党が第1党となった。チェコと同様に、ポーランドはNATOのメンバーだが「ユーロ」には加わらず、しかしチェコと異なるのは、ポーランドは反ロシア、親米である。トランプはすでにワルシャワを訪問し演説している。

じつは英国へ百万人のポーランド人が移民したが、逆にウクライナから百万人がポーランドに職を求めてやってきた。ややこしい。

 あまつさえポーランドでは、いまアウシェビッツ収容所問題、すなわち実際のホロコーストは過剰なプロパガンダであり、真実の歴史を知ろうという「歴史戦」が開始されており、国会は人数への疑問などを言うと五年以下の懲役とするという法律を通したばかりだが、国民の声は別のところにあるようだ。

 真っ先にポーランド批判に立ち上がったのは、もちろんイスラエルであり、独メルケル首相もポーランドの動きには批判的だ。

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● 前から書いているように、東欧は旧ソ連の時代の武人時代から、知恵者賢帝の
  時代へと移っているのですから、グローバル化は出来ないのです。
  どんなにソロスやUSA/西欧が謀っても無理です。

● これが神の決めた、エリオット波動なのです。アダムスミスの言う神の手です
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だから前にも書きました・他人に頼るととんでもないはめに陥るよと・

2018年01月22日 21時21分50秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018)1月23日(火曜日)
        通巻第5590号   <前日発行>
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 「いまごろ、何故?」と訝しいが、ウクライナで2・4トンの金塊を発見
  戦争中、ナチスとスターリンは金塊、財宝、絵画を奪い合った

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 なぜか、ウクライナで金塊が発見された(1月19日、英文プラウダ)。
スターリンがポーランドあたりから奪ってモスクワへ送る途中のものなのか、逆にナチスがウクライナから奪っての輸送途中だったのか。
この金塊は2・4トン。世界市場を動かすのほど量でもなく、まして、これをドルに換金したところでウクライナの差し迫った借入金の償還にみあう金額でもない。

 それにしても名画の山もまだまだ発見されていないものがあり、ナチスが隠匿した財宝がどこに隠されているか、宝探しの冒険野郎も欧州にはいる。

 ヤヌコビッチ政権末期にウクライナ政府は、ロシアから30億ドルを借り入れた。
すでに償還が来ているが、金利さえ支払いが遅延しており、ロシアは償還時期延期に応じる気配もなく、遅延分の金利は別途になると表明している。
ともかくロシアはウクライナを締め上げる気なのだ。

 現在ロシアへの返済金額は不明だが、今月末だけでも金利が7500万ドルにあると見積もられている。
ウクライナ経済は行き詰まり、北朝鮮に最新鋭ロケット発射台などの武器システムを密かに売却して現金化をしてはいるもの、国連制裁決議の手前、公然とは出来ず、とどのつまりロシアへの返済は逆立ちしても不可能である。

けっきょく、ウクライナの債務不履行も、時間の問題となり、西側の金融機関はさらなる貸し付けに応じる威勢にない。

あれほどウクライナ民主化を支援し、西側のウクライナをロシアからもぎ取るために民主デモをしかけ、ヤヌコビッチを追い出したまでは米国の非公式支援もうまく行った。
 ヒラリーが国務省を去り、リベラル派とネオコンが弱体化しはじめ、ソロスの支援も途絶えがちとなって、ウクライナはいよいよ、「うっ。暗いナ」。


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東欧の流れは・鎖国身分制度世界・歴史は繰り返す//村山節・1600年東西文明交代㌟

2017年12月17日 10時12分51秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
★ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-35112053-cnn-int


極右政党が連立政権入り、反移民加速か オーストリア

12/16(土) 15:54配信

CNN.co.jp

国民党のセバスティアン・クルツ党首(31)

(CNN) 今年10月の下院総選挙を受け、オーストリアの保守系政党、国民党と反移民などを唱える極右政党の自由党が15日、連立政権樹立で合意した。同国の公共放送ORFが報じた。

極右政党の政権参加は現在の西欧諸国の中で唯一の例となる。オーストリアで極右勢力が連立政権に加わるのは過去10年以上で初めて。自由党は2000~05年、連立政権に入っていた。

新たな連立政権では、国民党のセバスティアン・クルツ党首が次期首相、自由党のハインツ・クリスティアン・シュトラッヘ党首が副首相に就任の予定。31歳のクルツ氏は欧州諸国では最年少の国家指導者となる。

総選挙前は社会民主党と国民党の連立政権だったが、5月に解消していた。選挙では国民党が第1党となったものの過半数を獲得出来ず、連立相手を模索していた。

選挙戦では移民政策が主要争点となり、クルツ氏は難民受け入れを制限するなどの強硬路線を打ち出していた。オーストリアに居住するEU圏からの移民への手当削減も主張していた。

移民や難民を排斥する大衆迎合的な路線を標ぼうする極右政党は、オーストリアだけでなく他の欧州諸国でも台頭している。

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● 東欧は、旧ソ連の武人戦国時代を抜けた後は、知恵者・賢帝の時代に入っています。
  つまり、1990年からロシアと同調する世界です。従って日本の江戸時代のように
  賢帝の独裁と身分制度と国内の安寧の為の鎖国が基本政策でしょう。

● つまり、民主主義は根付かず、他国からくる移民は、身分は最低限に落とされて、保証されず
  日本で言えば、エタ・ヒニンのレベルに落とされるといえましょう。従って自由貿易は
  あり得ないし、貿易は必要最小限に限定されると思われます。

● つまり、移民が行く国ではないのです。スグに撤退するのが正しいでしょう。
  いう事を聞かなければ奴隷の身分に落とされるのです。

● 日本の江戸時代がそれなりの科学も商売も繁盛していて、明治維新とともに急激に近代化して
  西欧諸国に追いついたのは、時代の流れと云えます。つまり西洋の時代の黄昏とともに
  日本は台頭して、東洋の時代を背負う資本主義国家となる為の芽が江戸時代なのです。

● しかし東欧は、西洋の没落のその入り口であり、更に資本主義的技術や富の貯えがないまま
  閉鎖国家化すれば、経済や技術などは、どん底になると予想できます。言い換えれば、
  国家自体が、他国に隷属させられる恐れがあります。

● 東欧とはそのような時代が、長らく続くと思われます。まさに白人世界の没落を象徴する
  典型的な国家
となるでしょう。結局輸出品は農産物や資源となりますが、それだけでは
  十分でないので、自国の若い女性も輸出品とする時代が、当分は続くことでしょう。



  
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ユダヤ人包囲網の一環?

2017年12月09日 11時41分56秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)12月9日(土曜日)
        通巻第5540号   
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 あのサアカシビリ(元グルジア大統領)は「健在」だった
  こんどはウクライナでクーデター計画に失敗、検察が身柄を拘束

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 ツキが落ちた。サアカシビリと言えば、グルジア(現在は英語読みに「ジョージア」)民主化のヒーローにして、ビジネスの成功者。

海外からひとたび故郷のトビリシへ帰国するや大統領に当選し、2008年グルジアから独立を図るオセチアとの戦争を始めた。

 米国が武器支援を約束していたからとサアカシビルは申し立てたが、誰も相手にされず、ついに彼の唱えた愛国ナショナリズムに共鳴するジョージア国民は少数派だった。彼はユダヤ人だからと背景を説明する情報通もいる。

 2008年8月8日、北京五輪に何食わぬ顔をして列席したプーチンは、ロシア軍にグルジア攻撃を命じていた。
 以後、サアカシビルはウクライナへ亡命し、当時のヤヌコビッチ大統領からウクライナ国民と認められた上、オデッサ知事に任命された。
オデッサはキエフより豊かな黒海の港湾都市、リゾート地としても有名で世界の金持ちがヴィラを保有し、ヨットを保有する、繁栄都市である。

 そのサアカシビリは、キエフのアパートの屋上に駆け上がり、飛び降りると大騒ぎをして、新聞種になった。2017年12月6日ごろの事件だ。
 検察が自宅に踏み込み、身柄を拘束しようとしたので、密かなる処分を恐れた彼は屋上に昇って自殺劇を演じ、ともかくメディアに報道させることに成功した。

 検察がサアカシビリを拘束した理由は「毒性の化学材料などを保有し、反政府勢力と接触し、クーデター計画を練っていたという容疑である。

その軍資金はヤヌコビッチ前大統領(ロシアに亡命中)から50万ドルが出ていた」という。
このウクライナの官製情報の信憑性は稀薄だ。いずれにしてもサアカシビル元大統領、前オデッサ知事の落剥ぶりを物語る。

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● 旧ソ連連邦構成国は、分裂後は知恵者・賢帝の時代です。つまり、優秀でお金があり
  才能あるものが独裁者となる国という事です。見ても分かるように、民主主義国家は
  何処にもありません。多数派の賢帝が治めることが出来るのが普通です。

● その意味では、例え成功者でも多数派でない彼は、最終的には独裁が出来る
  立場にいなかったといえましょう。ユダヤ人だからです。

● 本来はウクライナ一帯が彼ら本物でないユダヤ人の、本当の故郷であるが、何時になったら
  彼らユダヤ人がウクライナが故郷と目覚めるのでしょうか。イスラエルから離散した
  ユダヤ人はどうするのでしょうか? 

● ウクライナを故郷に!! は合理的な選択と云えましょう。どうですかユダヤ人の皆さん?
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日馬富士と八百長と知恵者の時代・そしてモンゴルと日本 // 勝手解釈です。

2017年11月26日 08時33分50秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
● 今回の事件の異様さは、執拗な暴行と単なる個人的な問題ではない背景が見えるからです。
  
1⃣ 一つは、貴乃花と相撲協会が対立しているとの問題です。

2⃣ 二つ目は、モンゴル出身の相撲取りが、一枚岩でないという事です。

3⃣ 三つ目は、序列を重んじる先輩と、自由と民主主義に憧れる若者との対立です。

4⃣ 四つ目は、モンゴルは、ロシアと同じ知恵者の時代の初期の武人時代という事です。
  
5⃣ 五つ目は、日本は自由と民主主義の国であるが、今は相対的知恵者時の時代という事です。


● これらが相まって、今回の殺さんばかりの暴行に走ったと思われます。

 1⃣ 貴乃花は八百長をやめさせるため、相撲協会のクーデターを狙っていると噂されています。
   勿論相撲協会側は、建前は八百長=注射を禁じているが、本音では注射は必要悪として認めて
   変革を求める貴乃花との間に大きな溝=対立があるのです。
   
 2⃣ 加害者と被害者は同じモンゴルであるが、普段は全く交流はない事が背景にあります。
   貴乃花がモンゴル力士に普段の交流を禁止している事もあり、貴ノ岩にとって
   先輩は親方であり、モンゴルの日馬富士には全く関心がない事が背景にあるのでしょう。

 3⃣ モンゴルはロシアのクビキから解き放たれ、今は知恵者の時代の初期の武人型知恵者の
   時代と思われます。いまのプーチン時代と同じです。江戸幕府のように知恵者は
   序列を非常に重んじます
。日馬富士は大学失業して、更に通信教育で

   大学院をも卒業した、正に今のモンゴルの支配階級の思想を体現している典型的な人です。
   武人と知恵者を併せ持つ典型的な人です。そこに交流がないとはいえ、モンゴルの後輩が
   生意気な事を云ったので、士農工商を破壊されるその言動に怒り狂った
   という事なのでしょう。つまり暴行は、斬り捨て御免なのです。時代錯誤ですが。

   つまり、貴ノ岩にとって先輩は親方であり、モンゴルの先輩は何とも思っていないのです。
   日本で自由と民主主義に憧れて染まれば、先輩面は全く迷惑という事です。独裁の国では
   何処でも若者は自由と民主主義に憧れて,反乱を起こします。そのずれが、
   モンゴルの正に代表である日馬富士の怒りに触れたとも言えます。

 4⃣ もしこれが、モンゴル内なら、支配階級に殺される可能性があるのは、貴ノ岩です。
   日本内であったので、暴行だけで済んだのでしょう。しかし暴行も執拗で殺さん
   ばかりであることを考えれば、後輩の反抗も先輩には許せなかったという事です。

   つまり、貴方たちの時代は終わった。これからは我々の時代である。八百長野郎!” 
   と云ったとの話もあるので、その可能性は、十分ありえます。下克上の狼煙です。

 5⃣ 自由と民主主義の国日本で影響を受け、貴乃花に思想を叩き込まれている後輩・貴ノ岩には
   彼ら旧来の象徴である先輩は、許し難い腐敗の塊りと映ったのでしょう。

● 世論は真っ二つに分かれていますが、貴方は何処を支持します? 喧嘩両成敗 !!???



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心配ご無用・時は近づいている・//第三次内戦型世界大戦の混乱と//・・スタン国家誕生は近い

2017年11月10日 08時22分48秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)11月10日(金曜日)
          通巻第5503号  
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 二階にあがったら、梯子を外された「クルド独立」
  イラク政府が経済制裁、キルクーク油田は奪回されてしまった

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 クルド族自治区はイラク北方、トルコとイランにもクルド族は広く分散している。2017年9月25日の住民投票で、クルド独立は93%の賛成票を得た

この地区の大半を統治するのはKRG(クルド地域政府)で、主体はKDP(クルド民主党)。議長のバルザニが12年間「大統領」を努め、石油権益も抑えてきた。
「首都」のエルビルは経済的に繁栄し、国際線もかなり乗り入れている。

 もう一つのクルド族の組織は前大統領だったタラバニが率いたPUK(クルディスタン愛国同盟)である。
もともとKDPからの分派で、バルザニと対立してきたため、独立を急ぐことには熱心ではなく、寧ろイラク政府に協力してきた。サダムフセイン打倒のために戦い、その功績でタラバニは四代目のイラク大統領となっていたが、2017年10月にドイツの病院で死去した。暫定的にPUKの代表をアリが務めているが事実上はタラバニの息子が統治している。

 さて、クルド独立という悲願。イラクのクルド族は二派に分裂したとはいえ、独立を目指す目標は同じ。諸外国の援助を悲壮に呼びかけてきた。局面が変わったのはISとの戦いである。米国はIS退治のためクルド族の武装組織「ペシャメルガ」に武器を援助し、またイラク政府軍には軍事訓練を施してきた。

クルド族の諸派も、米軍に協力した。米国は武器支援を継続し、ISが抑えた地域を奪回するためにペシャメルガが大いに貢献した。これらの過程で米国の支援を確信したクルド族は、長年暖めてきた「独立」を、まずは「住民投票」というかたちで意思表示し、さらに国際社会の支援を得ようとする戦略を行使した。
 これが裏目に出たのだ。
 二階に上がったら梯子を外されたかたちとなった


 第一にイラク政府軍がキルクーク一帯に軍事侵攻し、せっかく権益としてクルド族の油田(キルクークなど五つ)をあっけなく奪回されてしまった(10月21日)。

この軍事作戦に協力して、闘わないで撤退したのがPUK,つまりクルド族内部の主導権争いでバルザニ派から、石油利権を取り上げる結果となった。

 KDP主体の「クルド族地域政府」は大いなる失望に陥り、イラク政府の経済政策ならびに法的手続きで「住民投票は無効」追い込まれ、独立は棚上げ状態となった。まるでスペインのカタルーニャ独立と類型の挫折パターンを味あわされてしまった


 ▼大国の不条理

 東チモールやコソボの独立では欧米が支援し、実力もないのに独立したのは、大国の強い支援、つまりパワーゲームが派生させたハプニングである。

ところがカタルーニャ独立も、クルド族独立も、大国の論理からいえば、迷惑千万であり、「民族自決」という大原則は無視され、沈黙を余儀なくされるのである


 ところが、ところが。
第二幕は、もっと凄まじい裏切り劇だった

 キルクークをあっさり明け渡したタラバニ一派は、この石油利権でバルザニの主導権を奪えるとほくそえんだのも束の間、「イラク政府軍」を名乗って進駐してきたのはイランの革命防衛隊だった。

 イランが事実上、イラク政府の背後で権力を握っているのではないかとする推測は、このことからも証明されるかたちとなった。

 そのうえ、イラクの分裂状態が続けば、クルド独立は店ざらしとなり、その状況の継続を望むのがじつは国際石油資本などだ。

複雑怪奇な中東状況はますますややこしい。エクソンモービルもBPも、これらキルキーク油田にビジネスが絡んでおり、かのティラーソン(当時エクソンの会長)も、此の地を訪問して鉱区を確保している(その後、売却)。
 
       □◇□み△□◇や□▽◎ざ□◇□き◎□◇ 

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● 今回は、カタルーニャ同様、第一波と云えます。元の木阿弥のように見えるが、
  住民の意思の確認と国際社会への宣伝は出来たのです。後は時期が来るのを
  力を蓄えながら待ち、一気に第三波へと持っていくのです。

● 今は第二波の調整の時期・つまり臥薪嘗胆の時期です。内戦型世界大戦になれば
  世界中に内戦が広がり、USA/大西洋資本主義国の衰退は顕著となり、必然的に
  好機が訪れます
。もはや西欧諸国は支配者面は出来なくなるのです。

● この時が攻勢の時でしょう。中東の時代は知恵者賢帝の独裁の時代ですから、
  民主等と名前が入っている勢力は、西欧の崩壊とともに消え去るでしょう。

● 代わりに、知恵者賢帝の独裁を思わせる、PUK・クルディスタン愛国同盟が
  最終的にクルドの権力を握ると予想
できます。何故なら二〇四六年の
  USA/大西洋資本主義が大崩壊すれば、民主主義はすたれ、
  中東は・・・スタン国家となると予想できるからです。

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予想通りの展開//EU解体の為に東欧を応援して//中共とべったりの独に鉄槌を

2017年10月22日 08時53分17秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)10月22日(日曜日)弐
        通巻第5492号  
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<休刊謹告>明日10月23日から30日まで南ア取材のため小誌は休刊です。
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 中欧に「反EU、反移民」の政治風潮が席巻
  オーストリアに続き、チェコでも反EU、反移民、反イスラム政党が第1党に

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 ドイツでメルケルの辛勝、メルケルに反旗を翻す「ドイツのための選択肢」の大躍進が欧州政治の流れを大きく変えようとしている。
 「反EU」「反イスラム」「反移民」が共通のスローガンであり、ブラッセル(EU本部)のエスタブリシュメントを囂々と非難している


 2017年10月21日、チェコ総選挙は「チェコのトランプ」といわれるアンドレジ・バビシュ財務相が率いる「ANO」が第1党に躍進し、中欧の政治風潮の流れが完全に変わっている事態を明らかにした。同党の得票率は30%弱。
 
 バビシュスは「大富豪」でもあり、2013年に総選挙でANOを第二党に躍進させていたが、反EUを鮮明に掲げて、「ブラッセルに救うEUエスタブリシュメントの亜流はチェコには要らない」と獅子吼し、多くのチェコ国民の共感を得た

 第二党も保守系の「自由と直接民主」で10・7%と前回の二倍に躍進させた。この党首はオカムラ・トミオという日系人だ。オカムラは「反移民」を全面に押しだしてきた。
 第三党を争うのはいずれもナショナリストたちの「市民民主党」と「海賊党」で、それぞれが10%台で鎬を削っている。

 過去四半世紀チェコを主導した中道左派は7%に転落した。キリスト教民主同盟は6%、共産党はそれ以下

 チェコにおける保守系ナショナリストの勝利は、同月15日に行われたオーストリアの総選挙結果の流れを受けている。

オーストリアはチェコの隣国であり、31歳のクルツ外相が率いた国民党が31・4%を獲得し、2番手の民主社会党(中道左派)が26・7%,右派の自由党が26%と、三党のバランスは近似していたものの、同じ保守思想に立脚する国民党と自由党の連立がうまれると予測されている。

        □◇□み△□◇や□▽◎ざ□◇□き◎□◇    

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● 私の様相通りの展開です。時代がコロッと変わるとはこのような事です。まさに短期間で
  情勢は変わるのです。EUが滅びる事で一番損をするのは、いま最も得をしている独
です。

● アジア人を虫けらのように思っていたヒットラーの時代から、彼らは日本に敵対して
  きたのです。三国同盟など初めから意味がなかったのです。いまでも日本を隙あらば
  侵略しようとする、悪魔の独裁国家中共と何の臆面もなく結びつく彼ら

● 現政権の左翼の本音(実際は独裁大好き)の素顔が分かろうというものです。お金の為には
  なんでもする
独資本家と左翼の合作が今の独の戦略なのです。それを覆すのはEUを
  解体する事が、彼らには最大のボディーブローとなるでしょう。

● そもそも東欧は、知恵者・賢者独裁の時期ですから、資本主義的グローバリゼーションでは
  国が破壊されるのみです。体制とは基本的に合いません。だからグローバリストは
  共産主義者と同様に嫌われるのです。これが賢帝・知恵者の時代
です。

● グローバリストも共産主義者も、そこでは、歴史の反動家なのです。情勢の分析とは
  このようにして歴史波動学で行うものなのです。

● 至急日系の党首に連絡して、独にお仕置きをする相談を持ち掛けましょう。




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知恵者賢帝の時代が・本来の顔を表すとき//グローバリゼーションも終わる

2017年10月16日 15時20分27秒 | 知恵者・賢帝独裁の時代
★ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22290460W7A011C1EAF000/?n_cid=NMAIL001

オーストリア下院選、「反難民」の国民党が第1党
広がる反難民 極右、政権入りの可能性


2017/10/16 5:00 (2017/10/16 11:21更新)

 【ウィーン=石川潤】オーストリア下院選挙は15日、開票を終えた。暫定結果では、難民の流入阻止を掲げた中道右派の国民党が第1党となり、極右の自由党が第2党に躍進した。今後、両党が連立政権を組む可能性がある。2015年の難民の大量流入をきっかけにしたポピュリズム(大衆迎合主義)の勢いは衰えず、オーストリアでも右傾化が鮮明になった。

オーストリア下院選の投票後に記者団の質問を受ける中道右派、国民党のクルツ党首(15日、ウィーン)=ロイター

 選挙管理委員会の暫定結果によると、得票率は国民党が31.4%でトップ。2位が自由党の27.4%、3位がケルン首相率いる社会民主党の26.7%。2位と3位の差はわずかで、今後開く郵送による投票によって逆転する可能性がある。

 「この国を変えるために全力で闘う」。国民党を率いる31歳のクルツ党首は15日夜、集まった支持者を前にこう宣言した。選挙中は「難民支援の非政府組織はカオス(混沌)を生んでいるだけ」「誰を受け入れるかは違法業者ではなく、我々が決める」などと発言。極右のお株を奪うような反難民の姿勢を示し、低迷していた国民党への支持率を一気に高めた。

 端正な顔立ちでカリスマ的な人気を誇る。公共放送ORFの調査によると、国民党に投票した人の多くが「党首の魅力」を理由に挙げた。今回の勝利で次期首相の最有力候補になった。

 極右の自由党は国民党の右傾化で支持の一部を奪われたが、それでも戦後最高だった1999年とほぼ同じ得票率を確保した。難民をゼロか、出国者の方が多いマイナスにすると繰り返し主張し、メルケル独首相の寛容な難民政策は「犯罪的だ」と切り捨てた。

 国民党と自由党の得票率を合わせると5割を大きく上回る。オーストリア国民は難民のこれ以上の受け入れにノーを突きつけたといえる。

 ケルン首相が率いる社会民主党は第2党以下に転落した。ただ国民党との差は事前の世論調査ほどには開かず、右傾化への警戒感が追い上げにつながった可能性がある。

 今後の焦点は連立交渉に移る。これまでは社民党と国民党の大連立政権で、両党の対立から選挙の前倒しに踏み切ったという経緯がある。反難民などで共通点が多い国民党と自由党の連立が有力との見方があるが、大連立の継続などの選択肢もなお残っている。

 国民党と自由党は2000年代にも連立政権を組んだことがある。仮に再び自由党が政権入りすれば、独仏などとの対立が強まり、強権的な手法で知られるハンガリーのオルバン首相らに接近するとの指摘もある。独仏を中心とした欧州統合の強化の動きにもブレーキが掛かりかねない

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● まだ資本主義の雄である、USA/大西洋資本主義は崩壊していませんから、今後も
  左右にぶれる事はありますが、しかし方向性ははっきりしてきました。

● 私の言う知恵者賢帝の時代の東欧は、ようやくその本来の顔が見えたという事でしょう。
  前回が第1波とすれば、今回は第3波ですから、次は第5波です。つまりUSA/大西洋
  資本主義が崩壊する時は、確実に知恵者賢帝の時代
と云えます。

● 知恵者賢帝の時代の徳川将軍が、絶対バテレンの侵略を許さなかったと同じく、彼らも
  移民は絶対認めないのです。なぜなら資本主義でなく企業もろくなものがない国が
  他国民・特に異教徒イスラムを入れて発展させることは出来ない
からです。

● 日独等以外は基本的に、もはや移民は無意味なのです。カオスを作るのみです。これを当然の事として
  理解しているのが国民なのです。それを大衆迎合主義等と表現するマスコミは
  本当に馬鹿
としか表現しようがありません。

● 彼らの表現を借りるなら,選挙で指導者を選ぶ民主主義国は全て、大衆迎合主義国家となり
  何のことか分からなくなるからです。このように体制の違いが分からないのが
  資本主義国のマスゴミなのです。
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