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狭まる日本包囲網・グローバリズムの最後の攻撃と裏切りの国際政治

2015年04月06日 09時00分40秒 | 戦争

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中国よ、何を考えている。AIIBの背後にある新シルクロード経済圏構想

中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)が世界に衝撃を与えています。一部では「アメリカの世紀」が終わり、中国の新しい秩序が始まると言われるなど、歴史的に大きな転換点となるかもしれません。世界の未来を独自の視点で斬る「未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガ」のヤスさんは、その先には「中華経済圏」という野望があると言います。

中華経済圏の出現、新シルクロード経済圏構想

アメリカの圧力にもかかわらず、中国が立ち上げた「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」には多くの国々の参加が殺到し注目されている。50カ国以上が創設メンバーとして参加することが決まり、これからこの組織がアジア全体のインフラ投資のひとつの重要な機軸になることがはっきりした。

当面は参加しないことにした日本も、数カ月後には圧力に押され、参加せざるを得ない状況におかれるだろうとの観測が強い。

新シルクロード経済圏構想

AIIBは、平均成長率が6.6%で世界経済のけん引力となっているアジアのインフラ投資を加速し、さらなる成長を実現するために創設された機関だ。しかしながら、AIIBの創設の背後には、中国による「中華経済圏」とも呼べるような、新しい経済圏の構想があることは意外に知られていない。AIIBとは、この構想を実現するための機関であると見られている。

その「中華経済圏」構築に向けた計画こそ、「新シルクロード経済圏構想」である。これは、中国から中央アジアと中東を通ってヨーロッパまで至る鉄道を付設する陸路のシルクロードと、中国からインド洋を経由してペルシャ湾と紅海まで至る海のシルクロードという2つの交易路を整備する壮大な構想だ。

これが完成すると、中央アジア、中東、そしてヨーロッパのユーラシア全域の貿易が活性化し、この地域で最大規模の中国経済の影響力が、ユーラシア全域にまで及ぶことが期待されている。

すでに一部が完成している鉄道路線

「新シルクロード経済圏構想」は、これから実施が計画されているプロジェクトではない。すでに昨年の11月には、中国東部の工業都市、義烏とスペインのマドリッドを結ぶ貨物路線が開通している。これは、シベリア鉄道よりも長い1万キロの世界最長の鉄道路線である。

さらに、工業都市の重慶からドイツのデュースブルグを結ぶ路線は開通しており、今後、北京とモスクワを結ぶ7000キロの路線や、中国の諸都市をトルコ経由でヨーロッパ各国の諸都市と結ぶ路線も計画されている。

このように「新シルクロード経済圏構想」はすで走りだしており、これから計画が作られるというものではない。AIIBには、この構想の実現に向けて資金を調達する目的があると見て間違いないだろう。その意味ではAIIBは、「中華経済圏」の構築に向けて設立された機関としての目的を有している。

ハブとなるカザフスタン

そして、こうした「新シルクロード経済圏構想」の鉄道網の重要な中継地となっているのが、中央アジアのカザフスタンだ。カザフスタンの首都、アスタナには投資が集中的に集まっており、見たこともないような近代的な都市が出現している。以下のYouTubeで見ることができる。

ちなみにカザフスタンの新都市建設には、ロスチャイルド系の金融機関が支援していると言われている。

もうひとつのハブ、クリミア

さらに、中国とヨーロッパを結ぶ路線のもうひとつのハブが実はクリミアであった。周知のようにウクライナは、2014年2月に親ロシアのヤヌコービッチ政権が抗議運動で打倒され、親欧米の政権が成立した。この政変は自然に発生したものではなく、米ネオコンと軍産複合体、ならびにウクライナの極右勢力が画策したものであったことはよく知られている。

ところがヤヌコービッチ大統領は、政権が打倒される直前、北京で習近平主席と会い、「中国ーウクライナ友好協力条約」を調印していた。これは、中国がクリミアに100億ドルを投じてインフラ整備などを行い、クリミアを「新シルクロード経済構想」のハブとして整備する計画であった。それには、ロシア黒海艦隊の母港、セバストポリに大型港を新たに建設し、それを「新シルクロード経済構想」の鉄道網につなげる計画も含まれていた。

さらに「中国ーウクライナ友好協力条約」には、ウクライナが核の脅威に直面した場合、中国が安全保障を提供するとの一節が含まれていた。これはウクライナが、事実上中国の「核の傘」に入るとも受け取れる条項である。

このように中国とウクライナの関係は、水面下で同盟関係にまで発展しつつあった。そして、中国とウクライナの緊密な関係を、ロシアは肯定的に評価しており、中国に対抗する意思はまったく見せていなかった。むしろロシアは、「新シルクロード経済圏構想」をユーラシアにおける中露同盟の一環として認識していたふしがある。


金融資本の支援

さて、カザフスタンの首都、アスタナの建設のみならず、「新シルクロード経済圏構想」全体が中国単独ではなく、ロスチャイルドのみならず、欧米の名だたる金融資本が積極的に支援していることは、筆者が情報交換している外資系シンクタンクやコンサルティング会社のアナリストたちが、口をそろえて指摘していることである。

ロスチャイルドをはじめとした欧米の金融資本は、成長限界にきたアメリカの覇権の秩序から、これからも高い成長が期待できる中国を中心とした新しい秩序への転換を行う計画だと言われている。もしこれが事実であれば、「新シルクロード経済圏構想」は、まさにこのような意図をもつ欧米の金融資本による新しい秩序を反映した構想と見ることができる。

アラブの春、ウクライナ政変、イスラム国

さて、このように見て行くと奇妙なことに気づかないだろうか? ウクライナ政変によって、「中国ーウクライナ友好協力条約」は現在頓挫した格好になっている。また、ウクライナ東部の親ロシア派とキエフの政府軍との内戦の影響で、クリミアを「新シルクロード経済圏構想」のハブとする構想は進んでいない。

ウクライナ政変は自然に発生したものではなく、米ネオコンと軍産複合体が画策したものであることは、あまたの証拠から明らかだ。とするなら、ウクライナ政変を画策した目的のひとつは、「新シルクロード経済圏構想」という「中華経済圏」形成に向けた動きをつぶし、米国覇権を延命させることにあったのではないだろうか?もちろん、これが目的のすべてではないだろうが、目的にひとつである可能性は高い。

さらに、2010年12月に始まった「アラブの春」は、米国務省の意図で結成されたNGO、「CANVAS」が深く関与し、中東各地の騒乱を指導したことも明らかになっている。

また、最近注目を集めている「イスラム国」の活動には、米軍とイスラエル軍が深く関与し、支援している実態はすでに広く知られるようになっている。

「アラブの春」や「イスラム国」が招いた結果は、中東全域の混乱状態であった。過去の記事に何度も書いているように、これには、中東を小集団に分裂させることで、イスラエルに挑戦する国家を周辺地域から消し去るというオデット・イノンの「大イスラエル化計画」があった。

しかし、混乱している中東の一部の地域には、「新シルクロード経済圏構想」の鉄道路線、ならびに中国からの海路の拠点港となる地域が含まれている。今回の中東の混乱状態で、計画の一部は進まなくなっているに違いない。

このように見ると、「アラブの春」、「ウクライナ政変」、「イスラム国」など米国務省や軍産複合体が関与して仕掛けた一連の出来事は、やはり中国の「新シルクロード経済圏構想」を挫折させて中国の覇権化を押さえ、米国覇権を延命させる目的があったのではないだろうか?

未来を見る! 『ヤスの備忘録』連動メルマガより一部抜粋

著者/ヤス

早稲田大学卒。企業の語学研修、IT関連研修、企業関連セミナー、コンサルティング等を担当。世界の未来を、政治経済のみならず予言やスピリチュアル系など利用可能なあらゆる枠組みを使い見通しを立てる。ブログ『ヤスの備忘録』で紹介しきれない重要な情報や分析をメルマガで配信。

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● 最近の世界的な流れは、中国がお金の威力で新経済圏を作ろうとしている事は明白です。
  日米を除く西欧は中共のお金の魅力に惹かれて、中共に加担しつつあります。
  中共による日本包囲網の構築です。

● この可能性は以前から私が指摘した通りです。独を除く黄昏の西欧は、中共のお金の魔力には
  かなわないのです。村山節氏のいう、正に勢力・文明の東西逆転の時代です。

● そして西欧の近代資本主義が崩壊すれば,独を除く西欧自体が武人の時代となり、時代の体質が
  中共と同じになるのです。日本と同じ資本主義の位相を持っている独でさえも、
  赤に染まっている
事は見てきました。

● 正に赤による世界支配戦略の開始です。共産主義は死なず、今からが本番であることは現実が
  示しているのです。馬鹿右翼には、ソ連崩壊後、それが見えないのです。
  第二次(又は第三次)共産主義運動の時代が始まったのです。

● 日本でさえも、マスコミや皇室に赤の思想が忍び込んでいる事は事実が示しているように、まさに
  世界は共産主義崩壊ではなく、その逆の全盛時代を示しつつあるのです。2029年から始まり、
  2046年~2059年で終わる資本主義の崩壊過程ではそれが一層際立つでしょう。

● その背景は、正に資本主義を主導してきた、国際金融機関(ユダヤ)の思想が背景にある事は
  様々な研究から明らかとなっています。ユダヤの勢力自体が左右の世界を作り、
  左が国際主義とグローバリズムと左翼と共産主義運動の複合体を作り

● 右はイスラエル国家形成に見られるように、両手を使いながら、ユダヤ民族は世界で生き延びながら、
  主導権を永遠に保とうとしているのです。西欧が赤の中共に魅せられるのは、まさに
  西欧の影のご主人である、国際金融機関の意向そのものなのです。

● 金の為なら何でもする、国際金融機関の後押しが、今の西欧の裏切りを作っている事は明白です。
  勿論健全な庶民はそれを簡単には許さないでしょう。
  
● これら赤に対抗する勢力は、日本の健全保守、USAのWASPを中心とする共和党系の健全保守、
  プーチンのロシア、宗教が異なるイスラム圏等
です。近代資本主義を主導してきた
  西欧は今や赤に染まりつつあるのです。それが最近の日本虐めに見られます。

● 勿論西欧の健全保守も今、急激に台頭してピンクのユーロを脅かしつつあります。紅白の戦いは、
  今最終局面を迎えようとしているのです。今はAIIBという、お金にまつわる戦いですが、
  やがてこれは物理的軍事的な衝突になる事は歴史が示しています。 

● 2029~2046~2059年に及ぶ最後の株式市場の崩壊時は、そのリスクが最高潮に達する時です。
  第二次大戦から100年後の2039年前後が、最もリスクが高まる事は書いてきました。

● その前哨戦が始まったのです。そもそも自分で世界的企業も作れず、技術も遅れた中共を
  ここまで育ててきたのは、お金の為なら自分の首を絞める縄さえも売る、近代資本主義の
  国際金融機関とその取り巻きであったし、今後も同じ事なのです。

● 勿論日本にいる左翼や反日や赤やスパイと言う名で存在する人たちも、それに相当します。
  今や世界が二分され、国々は二分され、思想が二分されて、その優劣を競う
  歴史的な大きな流れが見えてきたのです。正に弁証法の法則そのものです。

● 上記のブログの主張、ウクライナ危機、アラブの春等、そして日本虐めは、逆に国際金融機関=ユダヤ=赤=
  グローバリズムに従わない国々への攻撃なのです。上記の著者の解釈は逆なのです。
  上記ブログは意図的に間違えているのでしょう。CIAやUSAの健全右翼でさえも、
  国際金融機関の手の上で踊らされているのが現状なのです


● これは第三次内戦型世界大戦の前哨戦なのです。各国の健全保守=健全庶民への支援が望まれます。
コメント
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