☆ http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3239/1.html
糖尿病が改善 新たな食事法
長年、苦しんだ糖尿病がある食事法でよくなった人がいます。
藪田亜矢子さん。
9年前に糖尿病と診断されました。
当時、体重は85キロ。
血糖値の指標ヘモグロビンA1cは基準を大きく超えていました。
医師からはカロリー制限食という食事療法を指示されました。
食事のカロリーを一般女性の8割ほどに抑え、さらに、食材の量や種類を細かく計算する必要があります。
始めてみると予想外に手間がかかり食事作りに数時間かかることもあったといいます。
藪田亜矢子さん
「本当にグラムを量りながらつくる。
精神的に、だんだんツラくなってくる。
もう、早くこういう状況から抜けたい。」
結局、2か月で断念。
その後、症状は次第に悪化していきました。
そして去年、目の網膜で出血。
手術で血は止まりましたが、失明の一歩手前と言われました。
危機感を抱いた藪田さんは医師と相談のうえ、ある食事法を始めました。
「結構、肉いれるんですね。」
藪田亜矢子さん
「そうですね。
ふつう、このくらい使っています。」
糖質制限食。
米や小麦粉、そして砂糖など糖質の多い食べ物を減らします。
例えば麺も、小麦粉ではなく豆腐で作った特殊なものを使います。
それ以外の肉や魚、卵などは好きなだけ食べられます。
糖質制限食の考え方です。
米や麺などを食べると血液中の糖質が急激に増えます。
すると、すい臓からインスリンというホルモンが出て糖質を取り込みます。
しかし糖尿病の場合インスリンが少なく、取り込みきれません。
残った糖質は周りの細胞を傷つけ、動脈硬化や失明などのリスクを高めます。
そこで食事の糖質を減らすことで、血液中の急激な増加を防ぎます。
すると、少ないインスリンでも糖質が残りにくいのです。
糖質制限食を始めて3か月。
効果が現れました。
藪田さんの場合20キロのダイエットに成功。
さらに血糖値が下がり、それまで飲んでいた薬なしでも正常な値になりました。
藪田亜矢子さん
「何年もかけて、全くよくならなかった数値が、この食事方法にして、1か月くらいで全く正常値になった。
信じられない。」
今、糖質制限食を治療に取り入れる医療機関が増えています。
北里研究所病院糖尿病センターの山田悟さんです。
従来のカロリー制限食が続けられなかった人の治療に、3年前から糖質制限食を取り入れています。
糖質の少ないパンを開発。
味や見た目にも気を配ることで、治療を続けやすくしました。
12人の患者で調べたところ半年間で血糖値の指標が下がっていたことが分かりました。
北里研究所病院 山田悟糖尿病センター長
「現在スタンダードなカロリー制限食、医学的な意義は間違いない。
どうしても続けられない方はいます。
そういう方の治療の選択肢として、糖質制限食は意義がある。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
● 栄養学の基本を理解できれば、Ⅱ型糖尿病は簡単に治せます。
生活習慣病ですから、本人の自覚と実行が必要です。
● まず、今までの栄養指導を忘れてください。つまり、バランスの良い食事
としての、糖質6割脂質2割蛋白質2割という指導を忘れてください。
● さらにカロリーを計算する等という面倒なことが、精神的に参らせるのです。
カロリーを考えず、魚・肉食を中心にした食事を心ゆくまで食べるのが
食事の基本です。勿論野菜もたっぷりとりましょう。
● 早い話が、穀物≒糖質≒炭水化物を食べないという事です。小麦製品は
前回書いたように、禁忌となります。それは小麦のグルテンが
以下のように種々の生活習慣病や現代病を起こすからです。
❶ グルテンは人口の1%前後にセリアック病を起こし、小腸の粘膜を
破壊して、異物や微生物を体内へと誘導して、危険な消化器系の
病気を誘発する。小腸の破壊による過敏性腸症候群などもです。
さらに、小腸粘膜が破壊されたときに、異物や微生物の体内への
侵入を許し、種々のアレルギーや悪性疾患を誘発します。
❷ 人口の30%はグルテンに合わない遺伝子があるといわれ、セリアック病
程ではないにしても、種々の消化器や体内の炎症を誘発して、膨大な
人口に生活習慣病やアレルギー性疾患などを起こすのです。
❸ 小麦が分解される過程で、エクソルフィンという外因性のモルヒネ用物質が
作られて、それが一種の中毒作用を起こし、パンなどの過剰摂取が
やめられずに、現在のUSA国民のような、異常な肥満症の
出現が齎されるという事です。
● 炭水化物は、必須栄養素ではありませんから、全くとらなくても生命には
全く問題はありません。欠乏が問題になるのは、蛋白質=必須アミノ酸と
必須脂肪酸=DHA/EPA、さらにビタミン類やミネラル類です。
● 普通に味付けしたり、野菜などを摂れば、特にミネラルは心配ありません。
火を通した食べ物のみを摂れば、ビタミンC欠乏になりますが、
それ以外のビタミンは動物性のたんぱく質を十分とれば問題は
ありません。従って火を通さない果物は程よくとるべきです。
● 問題なのは、必須栄養素でないグルコースという糖の塊である、小麦やお米を
主体にする現代の栄養学が、糖尿病をもたらし増やしているという事です。
小麦やお米などは、砂糖を食べているのとほとんど同じ効果という事です。
● 蛋白質や脂質は全く血糖をあげませんので、特に糖尿病の方や肥満症には
最高で唯一の正しい食べ物という事なのです。必須脂肪酸のDHAは
魚を十分取ればよいでしょう。必要ならサプリもあります。
● いずれにしても、現代人に不足がちな必須栄養素は、ビタミンD,タウリン、
DHA/EPA、という事が分かっています。すべてを十分に肉や魚介類から
とるには、現実的ではないので、サプリを併用するのがよいでしょう。
● また食生活に十分お金を使えない人は、動物性のたんぱく不足になりやすく
種々の病気を誘発しますので、病人は常に蛋白質摂取を心がけましょう。
● 分かりやすく言えば、イヌイット=昔エスキモーといわれた北極の民は
生肉だけで、健康的で生活習慣病がほとんどなかったといわれます。
現代人は生肉だけを食べるという事は出来ませんから、ビタミンを
野菜や果物から補う必要があるという事です。
穀物は本来邪道という事なのでしょう。
////////////////////////////////////////////////////////////////////
糖尿病が改善 新たな食事法
長年、苦しんだ糖尿病がある食事法でよくなった人がいます。
藪田亜矢子さん。
9年前に糖尿病と診断されました。
当時、体重は85キロ。
血糖値の指標ヘモグロビンA1cは基準を大きく超えていました。
医師からはカロリー制限食という食事療法を指示されました。
食事のカロリーを一般女性の8割ほどに抑え、さらに、食材の量や種類を細かく計算する必要があります。
始めてみると予想外に手間がかかり食事作りに数時間かかることもあったといいます。
藪田亜矢子さん
「本当にグラムを量りながらつくる。
精神的に、だんだんツラくなってくる。
もう、早くこういう状況から抜けたい。」
結局、2か月で断念。
その後、症状は次第に悪化していきました。
そして去年、目の網膜で出血。
手術で血は止まりましたが、失明の一歩手前と言われました。
危機感を抱いた藪田さんは医師と相談のうえ、ある食事法を始めました。
「結構、肉いれるんですね。」
藪田亜矢子さん
「そうですね。
ふつう、このくらい使っています。」
糖質制限食。
米や小麦粉、そして砂糖など糖質の多い食べ物を減らします。
例えば麺も、小麦粉ではなく豆腐で作った特殊なものを使います。
それ以外の肉や魚、卵などは好きなだけ食べられます。
糖質制限食の考え方です。
米や麺などを食べると血液中の糖質が急激に増えます。
すると、すい臓からインスリンというホルモンが出て糖質を取り込みます。
しかし糖尿病の場合インスリンが少なく、取り込みきれません。
残った糖質は周りの細胞を傷つけ、動脈硬化や失明などのリスクを高めます。
そこで食事の糖質を減らすことで、血液中の急激な増加を防ぎます。
すると、少ないインスリンでも糖質が残りにくいのです。
糖質制限食を始めて3か月。
効果が現れました。
藪田さんの場合20キロのダイエットに成功。
さらに血糖値が下がり、それまで飲んでいた薬なしでも正常な値になりました。
藪田亜矢子さん
「何年もかけて、全くよくならなかった数値が、この食事方法にして、1か月くらいで全く正常値になった。
信じられない。」
今、糖質制限食を治療に取り入れる医療機関が増えています。
北里研究所病院糖尿病センターの山田悟さんです。
従来のカロリー制限食が続けられなかった人の治療に、3年前から糖質制限食を取り入れています。
糖質の少ないパンを開発。
味や見た目にも気を配ることで、治療を続けやすくしました。
12人の患者で調べたところ半年間で血糖値の指標が下がっていたことが分かりました。
北里研究所病院 山田悟糖尿病センター長
「現在スタンダードなカロリー制限食、医学的な意義は間違いない。
どうしても続けられない方はいます。
そういう方の治療の選択肢として、糖質制限食は意義がある。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
//////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
● 栄養学の基本を理解できれば、Ⅱ型糖尿病は簡単に治せます。
生活習慣病ですから、本人の自覚と実行が必要です。
● まず、今までの栄養指導を忘れてください。つまり、バランスの良い食事
としての、糖質6割脂質2割蛋白質2割という指導を忘れてください。
● さらにカロリーを計算する等という面倒なことが、精神的に参らせるのです。
カロリーを考えず、魚・肉食を中心にした食事を心ゆくまで食べるのが
食事の基本です。勿論野菜もたっぷりとりましょう。
● 早い話が、穀物≒糖質≒炭水化物を食べないという事です。小麦製品は
前回書いたように、禁忌となります。それは小麦のグルテンが
以下のように種々の生活習慣病や現代病を起こすからです。
❶ グルテンは人口の1%前後にセリアック病を起こし、小腸の粘膜を
破壊して、異物や微生物を体内へと誘導して、危険な消化器系の
病気を誘発する。小腸の破壊による過敏性腸症候群などもです。
さらに、小腸粘膜が破壊されたときに、異物や微生物の体内への
侵入を許し、種々のアレルギーや悪性疾患を誘発します。
❷ 人口の30%はグルテンに合わない遺伝子があるといわれ、セリアック病
程ではないにしても、種々の消化器や体内の炎症を誘発して、膨大な
人口に生活習慣病やアレルギー性疾患などを起こすのです。
❸ 小麦が分解される過程で、エクソルフィンという外因性のモルヒネ用物質が
作られて、それが一種の中毒作用を起こし、パンなどの過剰摂取が
やめられずに、現在のUSA国民のような、異常な肥満症の
出現が齎されるという事です。
● 炭水化物は、必須栄養素ではありませんから、全くとらなくても生命には
全く問題はありません。欠乏が問題になるのは、蛋白質=必須アミノ酸と
必須脂肪酸=DHA/EPA、さらにビタミン類やミネラル類です。
● 普通に味付けしたり、野菜などを摂れば、特にミネラルは心配ありません。
火を通した食べ物のみを摂れば、ビタミンC欠乏になりますが、
それ以外のビタミンは動物性のたんぱく質を十分とれば問題は
ありません。従って火を通さない果物は程よくとるべきです。
● 問題なのは、必須栄養素でないグルコースという糖の塊である、小麦やお米を
主体にする現代の栄養学が、糖尿病をもたらし増やしているという事です。
小麦やお米などは、砂糖を食べているのとほとんど同じ効果という事です。
● 蛋白質や脂質は全く血糖をあげませんので、特に糖尿病の方や肥満症には
最高で唯一の正しい食べ物という事なのです。必須脂肪酸のDHAは
魚を十分取ればよいでしょう。必要ならサプリもあります。
● いずれにしても、現代人に不足がちな必須栄養素は、ビタミンD,タウリン、
DHA/EPA、という事が分かっています。すべてを十分に肉や魚介類から
とるには、現実的ではないので、サプリを併用するのがよいでしょう。
● また食生活に十分お金を使えない人は、動物性のたんぱく不足になりやすく
種々の病気を誘発しますので、病人は常に蛋白質摂取を心がけましょう。
● 分かりやすく言えば、イヌイット=昔エスキモーといわれた北極の民は
生肉だけで、健康的で生活習慣病がほとんどなかったといわれます。
現代人は生肉だけを食べるという事は出来ませんから、ビタミンを
野菜や果物から補う必要があるという事です。
穀物は本来邪道という事なのでしょう。
////////////////////////////////////////////////////////////////////