ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

できることから

2007-06-06 | 気候・災害・環境
冬入り宣言をしたニュージーランドですが、オークランドは暖かいです。ストーブを出したものの、さっそく物載せ台になっていて、上には多肉の鉢植えが並んでいます。今のところ使われる気配ゼロ。

「暖かいというのは本当にラクだな~」
と思う反面、南極の氷が解けて、ニュージーランドまで流れてきたり、北極では氷が解けて棲家を失った白熊が休む場所を探して泳ぎ続けたりしているのかと思うと、思いは複雑です。

地球温暖化は待ったなし。
人類への被害という意味では戦争を上回るという試算もあり、実感はなくても深刻な問題です。温暖化の元になる温室効果ガス、そのほとんどを占める二酸化炭素を排出しないよう、西蘭家はこんなことをしています。

意識的な節電(発電段階で大量の二酸化炭素を排出するので)
クルマの利用の削減(不便はあってもクルマ一台主義を実行中)
ゴミの削減(回収や再利用にも大変なエネルギーがかかります)
地産地消(生産地に近い食品を消費し、輸入品や食品の取り寄せなど環境への負荷の高い食品をできる限り消費しない)
庭先からでも、とにかく緑化!

細かいことでは、
食器洗い機、乾燥機を使わない、
冷暖房は基本的になし(というかオークランドではその必要を感じませんが、暖房だけは真冬の朝と来客の時だけ使うこともあります)
公共交通機関の積極利用と徒歩の習慣化
電気器具は電源から切る(スイッチ付きコンセントなので簡単です)
24時間営業のスーパーを利用しない(コスト負担が価格に反映されていて、元々割高という面でもパス)

非効率なオール電化を脱して温水部分のガス化
徹底リサイクル(買うのも処分もチャリティーショップ経由で、新品というものをほとんど買わなくなり、物を捨てなくなりました)
拾ったり、もらったりという他人の不用品の再利用に抵抗を持たない
できる限り用事をまとめてクルマでの外出の機会を減らす

などを実践しています。

細くとも長く楽しく続けることが大事なので、無理があったり気の進まないことはしません。
(地産地消と緑化の一石二鳥の家庭菜園。収穫したルッコラ→)

今の目標は庭にコンポストを置き、生ゴミをすべてリサイクルすること。(節水のために庭用の雨水タンク設置も検討中)将来的にはソーラーシステムの導入も考えています。

体力が落ちると寒さを感じやすくなるので(というかカラダが自然に暖を求め、自らを守ろうとしているのでしょうけれど)、不摂生を控え、健康に留意して、常に身軽でフットワーク良く暮らすことも心がけています。
とにかくできることから始め、
始められたら続けるようにしています。


いろいろ試して気付いたのは、環境にいいことは自分にも家族にもいいことばかり。やはり地球と共栄共存なんですね!
ついでに家計にもいいみたいです~´m`