ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

名古屋大学説明会

2012-08-20 | 海外子育て
今日は温(18歳)の母校で名古屋大学の説明会がありました。


母校が選ばれたのは、単にNZからは温だけが入学するからのようです。
(受験者は何人かいたのですが、合格しても別の大学に行く生徒もいるので、かなり最後になるまで誰が入学するのかわからないようです)


名大がNZで説明会を開くのはこれが3回目。
1回目は知らずに参加できませんでしたが、去年は日本語補習校で開かれた帰国生面談会に温と夫が参加してきました。(その時の話はコチラで)


名大は高校でも説明会を行っていたのですが、母校では今回が初めて。
OB+新入生としてお声をかけてもらい、温はボサボサ頭でお手伝い


会場には12年生と13年生の20人近くが集まったそうで、ほとんどが日本人。あとは留学生らしい中国人とコロンビア人
温曰くこのコロンビア人が一番熱心だったそう。本人はすでに母国の高校を卒業していて、ここへ留学に来ているのですが、
「NZがあまりにも田舎で~
と第三国への進学を希望しているとか(わからなくもない)


「英語もペラペラだし、IB(国際バカロレア)も持ってるし、いいんじゃないかねぇ!」
というのが温の感想。


他にも校内で有名な秀才きょうだいの妹が来ていて、
「あの子、コスプレ大好きだからいいんじゃないかねぇ!」
とも。


海外では往々にして、
コスプレ=アニメオタク=日本オタク
という非常~~~~に短絡的かつかなり当たっている見方がありまして、
アニメパワー恐るべし
なんですよ~


しかし、
コスプレ≠進学
じゃないのぉ?


今年の名大説明会の高校選びに意見を求められた温の答えはただ一つ。
「中華系の多い学校」
(私もまったく同感)


この国で進学率が高く、海外進学に熱心といったら圧倒的にアジア人で、キウイは大勢海外に行っても、進学ではなくほとんど就活です。アジア人は大学卒業まで親が学費を出し生活を支援する反面、キウイ(というかアングロサクソン系?)は18歳になったら、とにかく成人


あとは進学するなり就職するなり、ご自由にというわけです。


ということで、大学の進学費用を出さない親が非常~~~に多いのです。
そのため学生ローンというものが大変発達していて、生徒は学費から生活費からいっさいがっさい借金して大学や専門学校に通うのが主流です。
(英米もですよね~。フランスはけっこう親が出してたような?)


こうした事情から、もっと費用のかかる海外留学となるとアジア人、特に人数の関係で中華系(中国人とその末裔の他の国籍の人たち)が圧倒的多数派です。この助言には名大側も驚いたようですが、それがここでの現実かと。


それに日本に親近感を持ったり、日本語を勉強しているのが断然アジア人であることもカギ


その結果、今年の説明会で訪問している高校は今までとガラっと変わったようです。(この尺度でいくと母校は当てはまらないのですが・・・


なんとなく、来年も誰かNZから入学するといいなーと思ってしまいます。

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