ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

トンガリロ行:トンガリロ・クロッシング下り編

2014-01-25 | 旅行
お待たせしました
トンガリロ・クロッシング上り編から3日目、やっと下り編です!


下り始めれば



そこはもう

楽園


ずっと色がなかった荒涼とした白黒の世界に

突然出現する湖
3つの色が微妙に違うエメラルド湖


少し高台にある

ブルー湖


これが目に入ったとたん

「駆け足
というぐらい、みんな一気に加速


湖目指してどんどん降りていきます。

ここは砂滑りのような場所で、横向きで利き足をブレーキに
どんどん降りられます


どんどん近づいてくる湖

どこから見ても完璧な美しさ


ここでのランチが最高なんです

こんな風景を前に美味しいさ倍増
(※宿のパッケージにランチパックも入っています)


食事の後はコースを離れて色の濃い小さい湖の周りを散策

まるでここだけ着色したよう。


なんとも言えない深い色。

硫黄のにおいがしますが温泉ではありません。


振り返るとまだまだ降りてくる人たちが。

カラフルな蟻の行列です。
この日に来た私たちはこのお天気で、本当にラッキーでした


その向こうのナウルホエ山

こんなに遠くまで来たんですね~。


レッド・クレーターの辺りが

この距離からでもよくわかります。


位置関係も3回目にして

やっとわかりました


再びやや上って、ブルー湖到着

感動中の夫(手前)


ここも息を飲む美しさ

少し出てきた雲まで絵になります。


こんなに深い海のような色が

標高1600mに出現するなんて!


振り向けば

こんな色のない世界
不思議ですよね~


わぉ

植物発見
マウンテン・デイジー


たくさん咲いていて

残雪があった1回目より暖かいのかな?



キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!

2012年に大噴火を起こした場所です。


写真のアップ

(※あの時の話はコチラでも)


でも、下界もはっきり見え出して

あとはもう本当の本当に下るだけです。


テクテクテクテク

歩道の柵が壊れていますが、ほとんどの場所はキレイに修復済み。


遠目でもモクモクやっているのがはっきりわかり



ときどき水蒸気が大きく上がります。



このまま沈静化してほしいですが、

どうなのかな~


そこここに前回の噴火で飛んできた火山岩が落ちています



人の頭の大きさの何倍もあるようなのも

ゴロゴロあります


噴火が真冬の人がいない時期で

本当にラッキーでした


夏だったら大惨事になっていた

という現実を実感しました。


色が鮮やかな石はみな前回の噴火のもので

それより前の火山岩には草がびっしり生えています。
どれだけの石が降ったんでしょう


危険地帯を抜けて



やってきたのは

山小屋テテタヒ・ハット


噴火のときに新聞の一面となった場所。



部分的に修復されていましたが、

宿泊施設としての機能は停止中で


「すぐに立ち去れ」
という注意書きも


こんな傷跡もリアル



注意を喚起するためにわざと残しているようです。

でもここが最後のトイレ休憩なので、みんな寄っちゃいます。


後は行けども行けども



だらだら坂の草原

確かにこれを上るのはある意味大変かも


緑が濃くなり、木が生えてきました。



ここまで来ればもう森です。



噴火で水の流れが変わったらしく

コースが川に
でも標識もあり、ちゃんと歩けるようになっています。


この後はバスの時間もあり、かなり早歩き
あまりの風景の美しさにゆっくりし過ぎました。
1回目はずっと雲の中で雨も降ったり止んだりで黙々と歩いたので
6時間半
家族全員でも!


今回はたった2人でも
7時間半
おかげで写真がたくさん撮れましたん


終点のケテタヒ駐車場に着いたとたん、迎えのバスが横付け~
待ち時間ゼロで帰りました。


前回はバスの迎えが8時間後だったので1時間半待ちでした。
「それだけ時間があったら、トンガリロ山頂まで往復できるな~」
とチラリと今後への期待が芽生えたりして
(※クロッシングのコースには山頂は含まれません)



帰って熱いスパに入って シャワーを浴びたら・・・・・・




なーんと

大雨


コワいほど天気予報が当たりました。

前の日にクッキリ見えたルアペフの影もなく、


前の日に座ったテーブルも

雨の中


こんな光景を中から眺めながら感無量

素晴らしい3回目の挑戦となりました。


(つづく)

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