ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ラッセル&ケリケリ行2回目:ビンテージ・トレイン オプアまで

2014-08-22 | 旅行
ノースへ行ってもいつも素通りだったカワカワに立ち寄ったのは
アレのためでも
ソレのためでも
ありませんでした


コレのためでした

カワカワ駅


ここを起点とする

ベイ・オブ・アイランズ・ビンテージ・レールウェイ


見よ、このダイヤ

1日4本の横一直線でダイヤ形になんかなりませんから
しかも、学校休み以外の運行は週3日のみ。


駅舎もビンテージなら

(※歴史的建造物指定)


ホームもビンテージ



作業員用のトイレもビンテージ



こんなロゴもビンテージ

一番好きなトリ「かわせみ」でした


駅カフェの宣伝までビンテージ

コーヒー文化が定着する前のティー文化を彷彿とさせます。
(※コーヒーを飲まないお年寄りはけっこういます)


こんな掲示板もボランティア(デニス、お世話になりました)も

ビンテージ


国道1号線上でも特に用もなく通り過ぎてしまう、小さな村カワカワ
しかし、かつては大きなホテルや競馬場を持つ大きな町でした。
1864年に良質の石炭が発見され、炭鉱の町として急発展を遂げました。


発見から4年後にトロッコが開通し、1877年には現在の軌間を持つ、
北島初の鉄道が完成し、1884年には深海港だったオプアへ乗り入れ。



現在のオプア

ここがかつては交易で栄えた港町だったとは


今は陸の孤島と化しているラッセルへのカーフェリー発着場

航行する船ではこれが一番大きいのでは?


周りを散策しても本当になにもない静かな場所



大きな木造の建物に

19世紀の繁栄がかすかにしのばれます。


ボーディング・ハウスと呼ばれる古くからの宿泊施設

今でも開発したモリス家の4代目が部分的に所有しているそうです。


オプア小学校が1886年創立なのも

ここがいかに早くから開けていたかの証明ですね。
(※ちなみのオークランドの息子たちの小学校は1915年創立)


今のオプアは豪華クルーザーがひしめくマリーナです。

コンテナの普及と経済の中心がオークランドに移ることで
歴史の表舞台から消えていきました。


さて、いよいよ出発です



(つづく)

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