旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

大興寺

2009年04月20日 | 旅 歴史
 今日は香川県三豊市山本町辻小松尾にある大興寺を紹介いたします。
 大興寺は、真言宗善通寺派の寺院です。
 「小松尾寺」として親しまれ、四国88箇所霊場第67番札所として多くのお遍路さんがお参りしています。
 天平14年(742)に東大寺の末寺として建立され、嵯峨天皇の勅願によって弘仁13年(822)弘法大師空海が建立したのが始まりとされています。
 天正年間に長宗我部元親の兵火によって本堂以外を焼失しました。現在の大興寺は慶長年間に再興されたそうです。
 寺宝には文永4年(1267)、平安期3蹟の一人藤原朝臣経朝が奉納した「大興寺」の扁額があります。この扁額は県最古のものだということです。
 弘法大師がこの寺での修行中に植えられたと伝えられるクスやカヤも、県の自然記念物・保存木に指定されています。
 山門(仁王門)の木造金剛力士立像は大きく、高さは2体とも3.14mもあるそうです。檜材寄せ木造で彩色されています。
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