旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

府内城跡(大分城址公園)

2010年10月15日 | 旅 歴史
 大分県大分市荷揚町にある府内城跡(大分城址公園)です。
 「府内」とは大分の別称で、古代この地に豊後国府が置かれていたことに由来しています。鎌倉時代から戦国時代にかけては豊後国の守護職、守護大名であった大友氏の拠点でした。濠や石垣は残り、城跡は公園になっています。櫓や城門、廊下橋などが復元されています。
 府内城は慶長2年(1597)、石田三成の妹婿である福原直高が築いた荷揚城が始まりです。その後、名軍師竹中半兵衛の息子の竹中重利が入封し、天守、土塁、堀などを完成させました。
 竹中重利の子、2代重義は長崎奉行も兼ね、非情なキリシタン弾圧を行ないました。寛永11年(1634)不正発覚で江戸で切腹させられ改易になりました。日根野氏を経て松平(大給)氏が明治まで治めました。
 江戸時代には府内藩2万石の藩庁が置かれていました。寛保3年(1743)大火により天守を含む大部分の建造物が焼失し、その後、天守は再建されませんでした。
 明治初期に本丸、東丸、西丸の建造物以外は破却され、堀の一部は埋め立てられてしまいました。太平洋戦争の際、空襲により櫓が数棟焼失しました。


下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
日記@BlogRanking
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする